M107 (天体)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
M107
300px
星座 へびつかい座
観測データ
種別 球状星団
赤経 (RA, α) 16h32.5m (J2000.0)
赤緯 (Dec, δ) -13° 03' (J2000.0)
距離 19200 光年
視等級 8.1
視直径 10'
物理的性質
直径 _光年
絶対等級 _
特性 _
その他の名称 NGC 6171
280px

M107 (NGC6171) はへびつかい座にある球状星団。距離約20000光年

1782年メシャンが発見した。オリジナルのメシエカタログには記載されていないが、メシエも観測しているはずだということから、1947年M105M106とともにメシエカタログに加えられた。1793年ウィリアム・ハーシェルも独立で発見しており「非常に美しく、星数が多く密集し、径5'~6'。中心部にむかって次第に星の密集度が高くなってくる。5個の明るい星がまわりにみえる」とした。

まばらだが小さく双眼鏡では星雲状に見える。へびつかい座には7つのメシエ天体があり、その全てが球状星団であるが、他の球状星団と比べると微かである。マラスは口径10cmの望遠鏡で見て「個々の星が見え、外側部はザラザラとした感じで、中心部は楕円形」とした。通常は口径20cmの中倍率でようやく周辺の微星が見え始める。口径30cmでも中心部が星に分かれない。中心部まで星に分離するには口径40cmの望遠鏡を必要とする。

関連項目


テンプレート:メシエ天体