HORI

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:Infobox

株式会社HORI(ホリ)は神奈川県横浜市にあるテレビゲーム周辺機器を製造、販売する日本企業である。旧社名は「ホリ電機」で、2000年1月1日に現社名へと改称した。

概要

主にコンシューマーゲーム用の周辺機器を製造・販売している。ソニー・コンピュータエンタテインメント任天堂などのプラットフォームメーカーからライセンスを受けている製品も多く、ライセンス製品にはゲーム機の正式名称が記載されている。

有名製品

ホリコマンダー
ファミコン連射付き外付けパッドとしてハドソンの「ジョイカード」と並んで有名。ABボタンは丸型。連射機能は三段階に調節可能で32、64、128連射の三段階の連射が可能である。
「ファイティングスティック」シリーズ
スーパーファミコン版『ストリートファイターII』発売当時から製造が始まり、2008年現在プレイステーション3用やWii用、Xbox 360用も発売されている汎用型ジョイスティック
よりアーケードゲームに近い操作感を求めていく開発コンセプトが後述の「リアルアーケード」シリーズへと反映されていく事になる。
「ファイティングコマンダー」シリーズ
ジョイスティックを使う機会が少ないライトユーザーが格闘ゲームを遊びやすくする為に、主要なボタンを前面に配置した連射付きパッド。
あまりゲームセンターに行く事がないユーザーが使用する事を想定して、様々な家庭用ゲーム機に向けて開発・販売が行われた。
フライトスティック
プレイステーション2用ソフト『エースコンバット04 シャッタードスカイ』と同時発売、以後PS2フライトシューティングゲーム用コントーローラーのデファクトスタンダードとなる。
フライトスティック2
プレイステーション2用ソフト『エアフォースデルタ ブルーウィングナイツ』と同時発売。操縦桿とスロットルが分離したセパレートタイプで人気を博した。Saitec社X-36の流用品と言われているが、元々X-36の基本設計はHORIが担当しており、Saitek社へ技術供与していた物である。PCでは簡単には使えない様に細工してあったが、ユーザーがデバイスドライバーを作成して現在は非公式に使用できるようになっている。『エースコンバット5 ジ・アンサング・ウォー』ならびに『エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー』発売に合わせそれぞれ色違いのものが、またオプションとしてHORI STORE限定販売のラダーペダルも後に発売された。
フライトスティックEX
Xbox 360用『エースコンバット6 解放への戦火』向けに発売。基本構造はフライトスティック2とほぼ同じであるが、Xboxガイドボタンが付いていることが外見上の違いとなっている。プレイステーション2での使用はできない。また、フライトスティック2用ラダーペダルの流用もできない。Windows XP サービスパック3以降ではOS標準のドライバで動かすことが可能であるが、標準ドライバの機能に不満を持つユーザが作成した非公式ドライバも存在する。
リアルアーケードVF
セガサターン用のジョイスティック型コントローラ。アーケードゲーム筐体と同じ部品(以下、業務用部品)を使用している。「VF」とは『バーチャファイター』のことであり、ボタンが3つしかないなど、ほぼ専用設計である。
リアルアーケードPro シリーズ
プレイステーションシリーズ用のジョイスティック型コントローラ。こちらも業務用部品を使用している。ただし、通常モデルはレバーのみが業務用部品の三和電子製JLF-TP-8Y-SKだが、ボタンも業務用部品を使用した特別モデルが存在する。しかしながら、通常モデルもボタンの寸法は業務用と同等のため、ユーザー側で容易に部品を入れ替えることができる。特別モデルにはレバーおよびボタンがセイミツ工業製の「リアルアーケードPro SE」や三和電子製のリアルアーケードPro SA、リアルアーケードPro2 SAがある。
プレイステーション2プレイステーション3Xbox 360といった新世代のゲーム機用のものや、リアルアーケードProの名を冠さないものの様々なシューティングゲームや格闘ゲームとのコラボレーションモデルも存在する。
リアルアーケードPro VLX
タイトーのアーケード筐体「VEWLIX」を外観上のモデルにしたもの。
Ezplusコントローラ
詳細は当該項目を参照。au携帯電話用ゲームアプリ用のコントローラ。
ペリボーグ
Peripheral(周辺機器)+Cyborg(サイボーグ)の造語。「あなた自身の機能を拡張する」というコンセプトで、ゲーム機ではなくゲームプレイヤー側に取り付ける周辺機器のブランド名。5種類のコンセプトモデルが発表されており、2007年10月の時点でその中から以下の2種類が販売されている。
オレコマンダー
名前の由来は「ホリコマンダー」+「俺」と思われる。振動する部品を指に取り付け、あらゆるコントローラを連射付きと同様に操作することができる。
ショクシ
名前は「食指」と「触手」をかけたものと思われる。ゲーム中に手を汚さずお菓子などをつまんで食べるため指に取り付けるトング
ツインスティックEX
Xbox Live Arcade用『電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム』専用コントローラ。HORI STORE限定での完全受注販売。本来は発売する予定はなかったが、ゲーム配信後にプレイヤーからの要望に応える形で発売が検討されたため、予定日がゲーム配信から約7ヶ月後となった。このため購入希望者の数が予想できず、プレオーダーによって一定数の受注が見込まれてから発売が正式決定した。『電脳戦機バーチャロン フォース』の発売決定に伴い、天板デザインを変更して再版することが決定した。
ピタ貼り
画面保護シートニンテンドーDSi LL3DS3DS LL用は任天堂の公式ライセンス商品、PSPPS Vita用はSCEの公式ライセンス商品。iPhoneiPad用もある。
ホリ ハンドルコントローラー(FC用)
ハンドルコントローラー
ホリコマンダーブラック(FC用)
4、6、24発の三段階の連射が可能である。
NEWホリコマンダー(FC用)
NEWファミコン用。機能は、ホリコマンダーと同様。
ホリコマンダーα(FC用)
プッシュトーン機能も搭載。
ツインアダプタ(FC用)
4人で遊べる端子。
ホリカード(FC用)
片手用コントローラー。
ホリマルチボックス FC用)
ウイングコマンダー
ファミコンリール(FC用)
不要なケーブルを巻き取り綺麗に収納する機能。
JOY STICK-7(FC用)
JOY STICK-7 MAER2(FC用)
ホリトラックボール(FC用)
S.D.ステーション(FC用)
専用サウンド データユニット。擬似ステレオサウンド機能あり。
ゲームリピーター(FC用)
コントローラーの操作を最大1時間記憶することができ、記憶した映像再生途中から自力操作も可能。外部接続コントローラー専用。記憶した映像は基本的に最初から放送される。
あくまでプレーヤー操作のみの記憶ため、敵の出現パターン、攻撃パターンまでは記憶されない。
4PLAYERS ADAPTOR (FC用)
コントローラーを4つ繋ぐことが出来るアダプタ。
RF スイッチブースター(FC用)
RFスイッチ。ブースター内蔵。
レーザーコマンダー (FC用)
大きな方向キーと、接点によるスイッチではない、LEDとフォトトランジスタによるボタン部分が特徴。ボタンを押下するのではなく、LEDの上に指をかざす形でボタン入力を行う。公称秒間40連射をうたっていたが、ソフトウェアの入力検出タイミングの問題から、実ソフトウェアによる計測ではそれを下回る。背面には、純正パッドの内部コネクタ互換の入力端子があり、それを経由して、連射機能のみを使うことも可能であった。
ミニコマンダー (FC用)
SGBコマンダー(スーパーゲームボーイ用)

ホリストア限定生産製品

初音ミク -Project DIVA-ドリーミーシアター 2nd(仮)専用コントローラ
アーケード版「初音ミク -Project DIVA- Arcade」の筐体サイズを忠実に再現している。
※2011年3月25日にプレオーダーがスタートし4月11日までに注文数が一定以上に達したため発売決定となった(下記の外部リンク参照)。

外部リンク


テンプレート:Asbox テンプレート:Asbox