Bash

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bashテンプレート:Lang-en-short)は UNIX で使用するシェル(ユーザとオペレーティングシステムを仲介するための基本ソフトウェア)のひとつで、GNUプロジェクトのために書かれた。

その名前は前身の UNIX シェルである Bourne Shell と「born again」(生まれ変わり)に引っかけた洒落である。Bash1987年にブライアン・フォックス[1]によって開発された。1990年以降は主にシェト・ラメイ[2]が保守作業を行なっている。

bash のコマンド文法はかなりの部分を Bourne シェルと後方互換性を持たせている。またKornシェルCシェルから多くの影響を受け、コマンド履歴、ディレクトリスタック、$RANDOM 変数、POSIX 形式のコマンド置換機能、入力途中のコマンド名やファイル名などの自動補完機能、などをサポートする。ただし、高機能であるため、実行はやや遅いという点もある。

bash は数多くの Linux システムや Mac OS X(10.3以降)に標準搭載され、多くの UNIX 風オペレーティングシステム上で動作する。Windows にもCygwin プロジェクトによって移植されている。

Linux 系を中心に、一部のシステムでは /bin/sh の実体が bash である。

bashGNU一般ライセンス の下で頒布されている。GNUプロジェクトのFTPサイトを始め、多くのインターネットサイトからダウンロードすることができる。

参考文献

関連

  • tcsh - BSD系 UNIX のコマンドシェル
  • zsh - bash などの機能も数多く取り入れたコマンドシェル

脚注

  1. テンプレート:Lang-en-short
  2. テンプレート:Lang-fr-short

外部リンク

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