3年B組貫八先生

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:基礎情報 テレビ番組 テンプレート:Sidebar with collapsible lists3年B組貫八先生』(さんねんビーぐみかんぱちせんせい)は、TBS系列1982年4月9日から1983年3月25日まで毎週金曜日20:00 - 20:55[1]JST)に放送された日本の学園ドラマ。主演は川谷拓三

桜中学シリーズ』の5作目にあたる。『3年B組金八先生』の姉妹編として全44話が放送された。

概要

神崎貫八は、桜中学校へ赴任と同時に3年B組の担任を命じられる。中卒で集団就職、働きながら定時制高校、大学二部を卒業後、10年間夜間中学で教師をしていたなどという彼の経歴に対して、不安を抱く生徒達。しかし、種田山頭火をこよなく愛し、次々に起きる出来事に体当たりでぶつかる貫八に対して、次第に生徒達は心を開いてゆく。

1980年度に放送された『1年B組新八先生』、前番組である『2年B組仙八先生』とは舞台、設定、一部の登場人物、生徒の学年度(昭和42年度生まれ)を共有するが、辻褄の合わない点(君塚校長の年齢、生徒の顔ぶれ、前年度のクラス担任、1年前・2年前のエピソードなど)が多い。これは平行する形で10月に放送された『3年B組金八先生スペシャル1』に対しても同様である。

初期の少年隊のメンバーだった松原康行が、優等生の阿部誠役を演じている。彼は貫八に専念するために、少年隊を脱退(後任は東山紀之)したが、本作の終了と同時に芸能活動を停止している。

『桜中学シリーズ』は『貫八先生』で一旦終了し、その後は、『オサラバ坂に陽が昇る』、『青が散る』、『中卒・東大一直線 もう高校はいらない!』などの学園・青春ドラマが続いた。

再放送など

本放送以来、再放送の機会に恵まれなかったが、2007年5月にスカイパーフェクTV!TBSチャンネルで放送された。また、横浜の放送ライブラリーで第1話を閲覧出来る。

キャスト

桜中学校

教職員

昭和22年生まれ。満州から帰国した両親のもと、8人兄弟の末っ子として土佐で育つ。
看護大学卒。独身だったが、年度末に医師と結婚のため、退職。
本作では昭和5年頃の生まれとなっている。
小心者の面が見られる。
10月上旬まで理科を兼任していた。冷淡な性格。
夫がアメリカへ単身赴任中。
既婚者。
  • 作田先生(体育) - 金子研三
野球部顧問。3Bの毛塚の野球推薦に躍起になる。少々、思慮の浅い面が見られる。
3年A組担任。本作では少々、饒舌で利己的な性格に描かれている。
学年主任。生徒指導を担当。
音楽大学を卒業と同時に、桜中学校へ配属。山の手の実家を出て、3Bの福本の家に下宿。ピアノの調律が出来る。
10月から赴任。星の観察に情熱を傾ける。前任校で生徒に負傷させられたことがある。

生徒

優等生だが、ストーカーまがいの手紙を出したことがある。
  • 井沢孝司 - 清水政明
  • 上野明 - 八ツ橋晶
小柄なことを気にしている。
  • 江田正彦 - 中田光利
  • 大島徳一 - 阿部順一
  • 小島良介 - 広石けいじ
  • 加藤信二 - 鈴木伸二
  • 木下則之 - 辻野幸一
家は材木店を経営するが、家庭不和から突っ張る様になる。
  • 久木三郎 - 浦崎真之夫
  • 毛塚直道 - 野村俊章
野球部のエースで推薦入学を狙う。
  • 佐川弘 - 高柳裕之
  • 島元洋平 - 佐藤直洋
  • 須藤守 - 古川聰
1学期に父を亡くした事から就職を希望。
  • 曽根田豊 - 笠原潔
家は芝居小屋を経営。
  • 田部由彦 - 荒川亮
  • 名倉司 - 奈良雅之
  • 福本信之助 - 藤木武司
家は寺院で、月代が下宿中。
  • 秋田令子 - 屋木里美
  • 井上かおる - 真鍋瑞穂
就職組。
  • 高井秀美 - 井上智恵子
両親が離婚している。
  • 千葉緑 - 藤田智英子
  • 津田恵 - 木村千春
  • 徳山小夜 - 森洋江
  • 手島みなと - 秦香織
  • 中村美雪 - 井丸ゆかり
学級委員で優等生。
  • 貫井京子 - 寺島由美
  • 根本弥生 - 倉橋順子
就職組。
  • 野田さつき - 斉藤まり絵
  • 浜田益美 - 古田有美
家は寿司屋を経営。
  • 日比野文 - 星谷和美
  • 藤下孝子 - 高橋玲子
木下に好意を抱く。
  • 星田君江 - 佐野恵子
  • 松本エリ - 小栗絵里花
  • 間宮加奈江 - 鈴木緑

学校関係者

一身上の都合により、年度途中で退職。戦時中は動物園で飼育係をしていた。

その他

地域を巡回する警察官。
貫八が下宿するブリキ屋の経営者。
ブリキ屋のおかみ。
  • 小泉悦子 - 小柳英理子
下宿の長女。工場で事務員をしている。三浦に心惹かれ、交際する。
  • 小泉俊子 - 川崎葉子
下宿の次女。桜中学校の2年生に在籍。
貫八の高校時代の同級生。のちに木村の後任の用務員として採用される。出身地は博多。
貫八の友人。
少年院を出所後、木下材木店で働く。

スタッフ

主題歌

放送日程

各回 放送日 サブタイトル 演出
第1回 1982年テンプレート:04月テンプレート:09日 戦いがはじまった 和田旭
第2回 4月16日 春の反乱
第3回 4月23日 親子コンテスト 生野慈朗
第4回 4月30日 たこたこあがれ 前川英樹
第5回 5月14日 ラブストーリー 大岡進
第6回 5月21日 職員室の15時間 和田旭
第7回 5月28日 ああ日の丸進学塾 柳井満
第8回 6月11日 日本のパパ 生野慈朗
第9回 6月18日 ヒルの子ヨルの子 前川英樹
第10回 7月テンプレート:09日 グッドバイDJ 大岡進
第11回 7月16日 進路希望調査書 和田旭
第12回 7月23日 短い旅をした 生野慈朗
第13回 8月テンプレート:06日 15才の祭り 前川英樹
第14回 8月13日 終戦特集 戦争なんて知らない 大岡進
第15回 8月20日 非行からの報告(前) 和田旭
第16回 8月27日 非行からの報告(後)
第17回 9月テンプレート:03日 クラスのピンチ 生野慈朗
第18回 9月10日 はみだしエネルギー 前川英樹
第19回 9月17日 それでも遠くを… 大岡進
第20回 9月24日 家庭の不和 君江の場合 生野慈朗
第21回 10月テンプレート:01日 体の中の生きもの 和田旭
第22回 10月15日 泣いてたまるか(前) 大岡進
第23回 10月22日 泣いてたまるか(中)
第24回 10月29日 泣いてたまるか(後)
第25回 11月テンプレート:05日 中間テスト後遺症 和田旭
第26回 11月12日 襲われた職員室
第27回 11月19日 君は愛を語れるか 前川英樹
第28回 11月26日 わたしの好きな人 生野慈朗
第29回 12月テンプレート:03日 母と子のバラード 大岡進
第30回 12月10日 受験勉強症候群 前川英樹
第31回 12月17日 世の中きびしいぜ 大岡進
第32回 12月24日 二つの忘年会 生野慈朗
第33回 1983年テンプレート:01月テンプレート:07日 カンパチ新春日記 和田旭
第34回 1月14日 特訓集中ゼミナール 前川英樹
第35回 1月21日 おちこぼれの歌 大岡進
第36回 1月28日 別れの予感 和田旭
第37回 2月テンプレート:04日 春まだ遠く…(前) 前川英樹
第38回 2月11日 春まだ遠く…(後)
第39回 2月18日 初めての曲りかど 大岡進
第40回 2月25日 喜びも悲しみも 生野慈朗
第41回 3月テンプレート:04日 気分はもうオトナ 和田旭
第42回 3月11日 春・それぞれの 生野慈朗
第43回 3月18日 ザ・ラストショウ 和田旭
最終回 3月25日 さよなら貫八先生

脚注

テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

テンプレート:前後番組

テンプレート:TBS金曜8時枠の連続ドラマ

テンプレート:Asbox
  1. 第22回からは20:00 - 20:54