ネズミ目

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テンプレート:出典の明記 テンプレート:生物分類表 ネズミ目 (テンプレート:Sname) は脊椎動物亜門 哺乳綱の目の1つ。齧歯目(げっしもく)、齧歯類(げっしるい)ともいう。リスネズミヤマアラシなどが含まれる。現在の哺乳類で最も繁栄しているグループであり、現生哺乳類全種(4300-4600種)の約半数に当たる2000-3000種を占める。生息域は、南極大陸を除く全大陸、およびほとんどすべての島。さまざまな環境に適応した多様な種が存在する。

特徴

ネズミの仲間には、概して小さいものが多く、なかでもアフリカンドワーフマウスは体長6cm、体重7g程度しかない。一方、大きいものでは、現生種最大のカピバラ テンプレート:Snamei が 45kg 程度である。化石種としては、1999年南米ベネズエラで全身化石が発見された第三紀後期のフォベロミス・パッテルソニ テンプレート:Snamei が最大で、体高 1.3 m(尾まで含めた体長は3 m)、体重 700 kg程度あったと考えられている[1]

ネズミ目の動物は、上顎、下顎の両方に伸び続ける2つの門歯をもつ。この門歯は物をかじることで次第に削れてゆき、長さを保っている。漢語名齧歯目、および学名「Rodentia」はラテン語で「かじる(齧る)」という意味のrodereからきている。歯は木を削ったり堅果類の皮をかじったり身を守るために使われる。ネズミ目の動物の多くは、種子などの植物質を食料とするが、魚や昆虫を主食とする種もわずかに存在している。

系統

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分類

ネズミ目は系統的にはヤマアラシ亜目 テンプレート:Sname (テンプレート:Sname)、ネズミ亜目 テンプレート:Snameリス亜目 テンプレート:Sname (テンプレート:Sname) の3亜目に分かれる[2]。ただし、古い分類では、同じ3目に分けていても内容が微妙に異なることがある。

ネズミ亜目の3下目をそれぞれ亜目に引き上げ5亜目とする分類もある[3]が、本質的には同じである。

顎骨の形態からリス顎亜目(リス亜目) テンプレート:Snameヤマアラシ顎亜目(ヤマアラシ亜目) テンプレート:Sname に分ける分類もあるが、リス顎亜目はネズミ亜目・リス亜目・ヤマアラシ亜目の一部(グンディ科)にわたって分布する側系統と思われる。

ヤマアラシ亜目

ヤマアラシ下目の2つの小目をそれぞれ下目とすることもある。

ネズミ亜目

3つの下目をそれぞれ亜目とすることもある。

リス亜目

ネズミ目でないもの

トガリネズミジネズミジャコウネズミ(スンクス)カワネズミモグラ目(食虫目) トガリネズミ科ハリネズミは同じくハリネズミ科ハネジネズミハネジネズミ目、フクロネズミ(オポッサム)はフクロネズミ目(有袋類)で、いずれもネズミ目ではない。

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

参考文献

関連項目

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外部リンク

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  1. テンプレート:Harvnb
  2. テンプレート:Harvnb
  3. ITISWikispeciesなど