花博記念公園鶴見緑地
花博記念公園鶴見緑地(はなはくきねんこうえんつるみりょくち)は、大阪府大阪市鶴見区と守口市の市境にある(ただし、公園内の施設の住所は守口市に所在しても「大阪市鶴見区緑地公園」とされている)都市公園。面積約120ha
概要
1972年4月、鶴見緑地として開園。1990年4月1日から9月30日まで開催された国際花と緑の博覧会(通称・花の万博、花博)のメイン会場となった。開催終了後、記念施設の咲くやこの花館、いのちの塔(展望塔)、陳列館ホール(大阪市立環境学習センター(通称・生き生き地球館))、水の館ホール(2010年に花の万博20周年を機に愛称をハナミズキホールと命名)、体育館である鶴見スポーツセンター、風車を残し、都市公園として再整備された。この時、正式な公園名を「鶴見緑地」から「花博記念公園鶴見緑地」に改称した。なお、風車は博覧会開催以前から存在したものである。
現在は乗馬コース(遊園地、「マジカルクロス」の敷地の一部を転用)、球技場・運動場・温水プール(駐車場の敷地を転用)、パークゴルフ場といったスポーツ施設も整備されている。このうちパークゴルフ場は、マスターズ・トーナメントの会場「オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ」の12番ホールを再現したパビリオン(ゴールデンベルパビリオン)のコースを転用したものである。
建物以外では国際庭園や日本庭園、花桟敷、花の谷などの庭園が保存されているが、国際庭園に付属する建物は老朽化が激しく、ネパール庭園にある寺院風の建物などは付近に入ることも禁止されている。国際庭園そのものも樹木が伸び、かつての面影は少なくなっている。公園の最高地点である鶴見新山山頂も、かつては良好な展望が得られたが、今は樹木の成長により展望はほとんどなくなっている。かつてパビリオンが並んでいた「街のエリア」は、現在はほとんどが大芝生広場となっている。
公園内には主に高齢者や障害者を対象とした、チューリップ号・サルビア号と呼ばれる電気自動車のバスが運行されている(毎週月曜日・年末年始は運休)。それらの利用者は無料で乗車できるが、空席があれば一般利用者も有料で利用できる。
一部の有料施設を除き入場は無料である。
施設
- 花博記念公園事務所
- 咲くやこの花館
- キャンプ場、バーベキュー場
- 展望塔(いのちの塔)(閉館)
- 陳列館ホール、水の館ホール(ハナミズキホール)
- 鶴見スポーツセンター(ハナミズキホールの正面玄関の右側に接合している)
- 生き生き地球館(大阪市立環境学習センター)
- 国際庭園、ばら園、日本庭園
- 風車
- 茶室(むらさき亭)
- 自然体験観察園
- なにわっこらんど(こどもの森)
- テニスコート、パークゴルフ場
- オリエンテーリングパーマネントコース
- 鶴見緑地プール
- 鶴見緑地運動場、鶴見緑地第二運動場
- 鶴見緑地球技場
- 鶴見緑地乗馬苑
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咲くやこの花館
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咲くやこの花館の温室
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鶴見緑地噴水広場
後方に陳列館ホール・生き生き地球館(環境学習センター) - 鶴見緑地 水の館.jpg
水の館(ハナミズキホール)
(建物右側は鶴見スポーツセンター) - Turumiryokuchi pool.jpg
鶴見緑地プール
- Tsurumi ryokuchi.JPG
鶴見緑地球技場
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売店で販売されている
つるみ焼き - Abdullah Kobayashi vs. Yuko Miyamoto - Fire Death Match - Big Japan Pro Wrestling - August 12, 2007.jpg
水の館(ハナミズキホール)付属展示場で定期的に開催されている大日本プロレスの試合
交通
大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線・鶴見緑地駅下車すぐ。同線横堤駅下車徒歩10分程度。
公園南側に位置する鶴見緑地駅には京阪バスの「鶴見緑地」停留所(19号)が設置されている。北側には大阪市営バス「花博記念公園北口」停留所(31号、45号、83号)も設置されている。
なお、大阪市営地下鉄今里筋線新森古市駅で鶴見緑地北西口は最寄り駅とアナウンスされている(500mほどの距離)。
大阪四大緑地
関連項目
外部リンク
- 公園紹介(財団法人 大阪市スポーツ・みどり振興協会)