高槻市交通部

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テンプレート:出典の明記 テンプレート:Infobox テンプレート:ウィキプロジェクトリンク テンプレート:ウィキポータルリンク 高槻市交通部(たかつきしこうつうぶ)は、大阪府高槻市の行政組織のひとつで、自動車運送事業を運営する部署(公営企業)である。

一般に高槻市営バスと呼ばれる。

概要

全国で44の自治体が市営バスを運行させているが、大阪府下では2012年現在、大阪市と高槻市の2つの自治体しか市営バスを運行していない。1954年に民営の日の出バスを市が買収し[1]、市営バスとなった。高齢者への無料パス等の配布等により、昼間人口の大半を占める人々らの足として、市の活性化と社会福祉の一環として見かけ以上に重要な部門となっている。

営業区域がJR東海道本線JR京都線)を境に南北地域に分かれており、原則、南地域は芝生営業所、北地域は緑が丘営業所の管轄となっており、JR線を境にそれぞれの営業所ごとに独立した運行形態となっている[2]。このため、管轄営業所が重複している路線や区間・停留所がほとんど見られない。現在、重複している区間・停留所は北地域の芝谷東 - 寺谷町間とJR富田駅、日吉台口の2ヶ所の停留所のみである。一部の時間帯(平日)で緑が丘営業所管轄の原大橋、上の口、寺谷町線の系統では芝生営業所所属の車両が走っている。これは、緑が丘営業所車庫が満車でバスの増車ができないため、余裕のある芝生営業所車庫で増車をして対応しているためである。主要ターミナルは、JR高槻駅南・JR高槻駅北・JR摂津富田駅・阪急高槻市駅・阪急富田駅(小寺池図書館横)の5つである。

運賃は、均一運賃制だが、山間路線については対キロ運賃制(整理券)となる。系統番号は無く、行き先番号を採用している。従って、JR高槻駅南行きのバスはすべて1番(または、柱本団地方面行き・復路に三島江経由便は1A)・JR高槻駅北行きは11番(宮田公民館経由は11A、郡家経由は11B)と表示される。

高槻市北部の田能・杉生・二料・中畑とJR高槻駅北を結ぶ山間路線は道路の関係から1kmほど(空谷橋 - 出灰)京都市西京区を走る。空谷橋停留所は京都市西京区にある市営バス唯一の市外停留所である。また、萩谷総合公園・萩谷行きの路線は道路の関係から変電所前停留所付近で茨木市を跨いでいる部分もある。かつては京都府亀岡市大阪府島本町・京都府大山崎町長岡京市(柳谷)にも足を伸ばしていたが前者が1983年、後者が1975年ごろまでに廃止されている。

近年、全国の公営バスで運営の合理化のため、路線の民間移譲や営業所ごとの民間委託が行われているが、高槻市営バスでは1980年に番田線が京阪バスに民間移譲された以外には路線移譲や民間委託等は行われていない。

営業所

  • 芝生営業所:主にJR線より南側(JR高槻駅南・阪急高槻市駅・阪急富田駅を発着する路線)をエリアとする。
  • 緑が丘営業所:主にJR線より北側(JR高槻駅北・JR摂津富田駅を発着する路線)をエリアとする。
  • 桃園町車庫:現在の高槻市消防本部の場所にあった車庫。すでに廃止となっているが、当時の建物が大阪府茨木土木事務所高槻工区の事務所として今も使用されている。
  • 弁天駐車場車庫:芝生営業所所属車両の乗務員休憩所
  • JR高槻駅西口車庫:緑が丘営業所所属車両の乗務員休憩所
  • 上の池滞留所:緑が丘営業所所属車両の乗務員休憩所

路線及び系統番号と運行ルート

  • 路線はJR・阪急の各駅から各地域へ結ぶ路線を中心になっている。
  • 系統番号は行先ごとに番号を付けている(高槻市交通部では行先番号と呼んでいる)。このため同じ路線でも往路と復路で番号が異なる。
例)JR高槻駅北 - 上の口系統…往路(上の口ゆき)54番・復路(JR高槻駅北ゆき)11番

JR高槻駅南起終点(行先番号:1)

JR高槻駅と阪急富田駅を結ぶ。途中には津之江・如是・東五百住といった住宅街をゆく。阪急富田付近が狭隘道路のため原則、中型車または小型車を使用。
  • 7 JR高槻駅南 - 上牧 : JR高槻駅南 - 阪急高槻駅 - 天王町 - 野田 - 萩之庄南 - 国道上牧西 - 阪急上牧駅 → 淀の原南 → 上牧中央 → 阪急上牧駅 - (往路と同じ) - JR高槻駅南
  • 7A JR高槻駅南 - 上牧(道鵜町経由・復路は1A) : JR高槻駅南 - 阪急高槻駅 - 天王町 - 野田 - 萩之庄南 - 道鵜町 - 国道上牧西 - 阪急上牧駅 → 淀の原南 → 上牧中央 → 阪急上牧駅 - (往路と同じ) - JR高槻駅南
2013年4月1日より運行を開始した。道鵜町線を延長する形で1日12本運行し、うち2本は道鵜町を経由する。後述する尺代柳谷線が1975年に廃止になってから、上牧地区には38年ぶりに市バスが運行されることになった。淀の原地区が狭隘道路のため中型車による運行。
  • 12 JR高槻駅南 - 道鵜町 : JR高槻駅南 - 阪急高槻駅 - 天王町 - 野田 - 萩之庄南 - 道鵜町
市中心部と道鵜町地区を結ぶ。道鵜町は高槻市東部に位置する集落で、毎年2月ごろに淀川河川敷で行われる『鵜殿のヨシ焼き』は有名。2013年4月までは梶原南(国道171号)が高槻市営バスの最東端だった(上牧近辺は国道171号線の慢性的な渋滞がある為、長年バス運行が無かった。)。
  • 13 JR高槻駅南 - 前島 : JR高槻駅南 - 阪急高槻駅 - 天王町 - 野田 - 六中前 - 前島
前島集落は市東部の淀川桧尾川に挟まれた地域である。終端の東天川 - 前島間は狭隘区間でかつて同区間では誘導の係員が同乗、前島停留所での方向変換の誘導を行っていたが2012年4月1日のダイヤ改正で西へ100mほどのところにロータリー型の新たな前島停留所を設置し誘導員の乗車は廃止された。また東天川停留所には誘導員のための詰所が設けられていた。原則、中型車または小型車を使用。
  • 14 JR高槻駅南 - 六中前 : JR高槻駅南 - 阪急高槻駅 - 天王町 - 野田 - 六中前
六中前停留所は高槻市立第六中学校前の新幹線高架下に大きなロータリーを有する停留所である。
  • 15 JR高槻駅南 - 北大塚 : JR高槻駅南 - 阪急高槻駅 - 沢良木町 - 天川町 - 須賀町 - 深沢住宅 - 北大塚
  • 15A JR高槻駅南 - 北大塚(野田経由) : JR高槻駅南 - 阪急高槻駅 - 天王町 - 野田 - 六中前 - 須賀町 - 深沢住宅 - 北大塚
市中部の大冠町・東和町・深沢町・大塚町といった新興住宅地を擁する大冠・大塚地区への路線で、沿線に府営深沢住宅や天川住宅などの集合住宅があるため、市営バスの路線の中でもトップクラスの乗車率を誇るドル箱路線。特に芝生営業所管内の路線では成合線や下田部線と並んで非常に高い乗車率である。
  • 16 JR高槻駅南 - 下田部団地 : JR高槻駅南 - 阪急高槻駅 - 沢良木町 - 春日町 - 辻子 - 西冠 - 下田部団地
下田部団地は市中南部に位置する登町にある公団・府営と両方共存する集合団地。1993年の経路変更以降、利用客を伸ばしており北大塚線や成合線と並んで代表的な路線となっている。
  • 16A JR高槻駅南 - 玉川橋団地(下田部団地経由) : JR高槻駅南 - 阪急高槻駅 - 沢良木町 - 春日町 - 辻子 - 西冠 - 下田部団地 - 唐崎西口 - 玉川橋団地
下田部線の一部便の区間延長ならびに玉川橋団地線の経路変更として運行。玉川橋団地は市南西部の茨木市との市境に位置する公団住宅。枚方市茨木市のほぼ中心に位置するため、この付近をエリアとする京阪バスが茨木・枚方方面から数多く運行している。市バスは1日数本のみの運行にとどまる。
  • 17 JR高槻駅南 - 車庫前 : JR高槻駅南 - 阪急高槻駅 - 城西町 - 芝生住宅東口 - (芝生)車庫前
芝生車庫への出入庫系統のひとつ。
  • 17A JR高槻駅南 - 車庫前(栄町経由・復路は1B) : JR高槻駅南 - 阪急高槻駅 - 城西町 - 津之江 - 如是校前 - 栄町 - 芝生住宅東口 - (芝生)車庫前
【26・27】栄町循環・【28】芝生住宅東口(折返し)系統を車庫前まで延長の形で運行。栄町は市西部に位置する住宅地。1970年代までは栄町で折り返し運行していた。
  • 17B JR高槻駅南 - 車庫前(下田部団地経由) : JR高槻駅南 - 阪急高槻駅 - 沢良木町 - 春日町 - 辻子 - 西冠 - 下田部団地 - 唐崎橋 - (芝生)車庫前
府道14号大阪高槻京都線の一部区間供用開始に伴い開業。下田部線の一部便の区間延長で運行。
  • 18 JR高槻駅南 - 富田団地 : JR高槻駅南 - 阪急高槻駅 - 城西町 - 芝生住宅東口 - (芝生)車庫前 - 富田団地
市中南部の牧田町にある富田団地への路線。市営バスでも代表的な路線ではあるが路線の大半の区間が他の路線と競合しているため、単独の路線での乗車率はあまり多くない。
  • 20 JR高槻駅南 - クリンピア前島(野田・六中前経由・復路は1A) : JR高槻駅南 - 阪急高槻駅 - 天王町 - 野田 - 六中前 - 六中西 - 須賀町 - クリンピア前島
高齢者専用の無料のシャトルバスを一般路線として2009年4月1日より運行。原則、中型車または小型車を使用。
  • 22 JR高槻駅南 - 柱本団地 : JR高槻駅南 - 阪急高槻駅 - 城西町 - 芝生住宅東口 - (芝生)車庫前 - 唐崎西口 - 玉川口 - 西面口 → 柱本 → 柱本団地 → 西面口 → 往路と同じ
柱本団地は市の最南部に位置する柱本新町にある公団住宅で、すぐ南は摂津市である。柱本団地内は循環運行で、同団地内にはJR千里丘駅から阪急バスも乗り入れてくる。柱本地区の府道沿いには阪急バス柱本営業所も存在する。
  • 23 JR高槻駅南 - 柱本団地(往路玉川口、復路は三島江経由、行先番号は1A) : JR高槻駅南 - 阪急高槻駅 - 城西町 - 芝生住宅東口 - (芝生)車庫前 - 唐崎西口 → 玉川口 → 西面口 → 柱本 → 柱本団地 → 西面口 → 三島江 → 唐崎 → 唐崎西口 → 往路と同じ
かつて運行していた三島江線の柱本団地延長として運行、三島江集落を含む三箇牧地区の足となっている。三島江・三箇牧地区は市南部の淀川沿いにある住宅地であるが農家も多数存在し、住宅地の中の農村の趣も醸し出している。かつて、この付近の淀川河川敷では牛が放牧されており『三島江の放牧』として有名であった。

阪急高槻駅終着(行先番号:3 起点はJR高槻駅南)

  • 32 JR高槻駅南 - 上成合 - 阪急高槻駅 : JR高槻駅南 - 阪急高槻駅 - 八丁畷 - 成合中の町 - 上成合 - 〔往路と同じ〕 - 八丁畷 - JR高槻駅南 - 阪急高槻駅
前述の北大塚線・下田部線同様、市営バスでは乗車率がトップクラスのドル箱路線。市北東部の成合地区の生活路線である。
  • 33 JR高槻駅南 - 川久保 - 阪急高槻駅(整理券車) : JR高槻駅南 - 阪急高槻駅 - 八丁畷 - 成合中の町 - 上成合 - 川久保 - 〔往路と同じ〕 - 八丁畷 - JR高槻駅南 - 阪急高槻駅
上記の成合線とは同一経路で、成合線の終点、上成合からは山間区間に入る。川久保は市北東部にある山間の集落で数年前までは高槻市で最後の分校、磐手小学校川久保分校があった。
  • 34 JR高槻駅南 - 梶原東 - 阪急高槻駅 : JR高槻駅南 - 阪急高槻駅 - 八丁畷 - 安満 - 桧尾川 - 萩之庄 - 梶原東 - 〔往路と同じ〕 - 八丁畷 - JR高槻駅南 - 阪急高槻駅
市内から市東部の梶原地区への路線で、前述の道鵜町線とはJR東海道新幹線・阪急京都線・JR東海道本線をはさんでほぼ平行に走っている。道鵜町線は国道171号線をゆくが梶原線は狭隘道路の西国街道をすすんでゆく。梶原線は1985年にワンマン化されるまで市営バスでは最後までツーマンバスが運行されていた。狭隘道路のため小型車を使用。
  • 56 JR高槻駅南 - 別所本町公園 - 阪急高槻駅 : JR高槻駅南 - 阪急高槻駅 - 八丁畷 - 別所本町公園北 - 〔往路と同じ〕 - 八丁畷 - JR高槻駅南 - 阪急高槻駅
2008年6月から運行の新系統。もともとは東豊観光(トーホーバス)が別所本町にある住宅の足として運行していたもの。小型車を使用していたが、2013年4月より大型車に変更。
  • 57A JR高槻駅南 - 寺谷町 - 阪急高槻駅(美しが丘経由) : JR高槻駅南 - 阪急高槻駅 - 八丁畷 - 美しが丘 - 芝谷東 - 寺谷町 - 日吉台西公園 - 美しが丘 - 八丁畷 - JR高槻駅南 - 阪急高槻駅
市中部の新興住宅地である芝谷地区から主に阪急方面へ足として2002年から運行。芝谷東 - 寺谷町間は市営バスでは唯一、緑ヶ丘・芝生両営業所の重複区間である。なお、高槻市営バスでは1991年の下田部団地線の経路変更以降長らく緑ヶ丘・芝生両営業所担当路線の重複区間は存在しない期間が続き、唯一JR富田駅停留所のみが両営業所との重複停留所となっていた。

JR高槻駅北発着(行先番号:11)

  • 5 JR高槻駅北 - JR富田駅(明治製菓前経由) : JR高槻駅北 - サンスター前 - 明治製菓前 - JR富田駅
JR高槻駅 - 高槻橋付近を除きほぼ全区間にわたり国道171号線を通るため国道線と呼ばれている。かつてはJR高槻駅西が始終着だったが現在はJR高槻駅北へ延長している。
  • 5B JR高槻駅北 - JR富田駅(郡家経由・復路は11B) : JR高槻駅北 - サンスター前 - 郡家 - 岡本 - JR富田駅
1980年ごろに開設された系統で国道171号線のサンスター前から北上、今城塚古墳のそばを通る。本数は開設当初から数えるほどのため利用率はないに等しい。
  • 50 JR高槻駅北 - 下の口循環 : JR高槻駅北 - 真上 - 緑が丘 - 伏原 - 塚脇 - 下の口 - 大蔵司 - 緑が丘 - 〔往路と同じ〕 - JR高槻駅北
  • 51 JR高槻駅北 - 塚脇循環 : JR高槻駅北 - 真上 - 緑が丘 - 伏原 - 塚脇 - 大蔵司 - 緑が丘 - 〔往路と同じ〕 - JR高槻駅北
市内の行楽地、摂津峡への足として活躍、通常は【51】塚脇系統がほぼ終日にわたり運行。【50】下の口系統はかつて、土日を中心に数多く運行していたが、1993年から約2年間の休止後、現在は平日午前の2本の運行にとどまっている。摂津峡は市内を流れる芥川のある渓谷でそばには摂津峡公園や温泉などもある、市民の憩いの場である。塚脇停留所から徒歩約10分。その他詳細は下記参照。
  • 53 JR高槻駅北 - 原大橋 : JR高槻駅北 - 真上 - 緑が丘 - 安岡寺住宅 - 上の口 - 原大橋
  • 54 JR高槻駅北 - 上の口 : JR高槻駅北 - 真上 - 緑が丘 - 安岡寺住宅 - 上の口
高槻市営バスの中では最も利用率の高い路線のひとつ。松ヶ丘、安岡寺など市北中部にある新興住宅地の足として活躍。53原大橋系統の終着である原大橋は市街地の北端に位置する停留所で、周辺の原地区は田畑が広がる農村地帯であり、冬は気温が非常に低いため、この気候を利用して寒天作りが盛んで冬の風物詩であった。詳細は下記参照。
  • 57 JR高槻駅北 - 寺谷町(緑が丘経由) : JR高槻駅北 - 真上 - 緑が丘 - 芝谷町 - 寺谷町
芝谷地区から緑ヶ丘経由でJR方面への足として設定されている系統。
  • 58 JR高槻駅北 - 緑が丘 : JR高槻駅北 - 真上 - 緑が丘
北地域の車両基地、緑ヶ丘営業所の出入庫系統。一部に旧JR高槻駅西への出庫ルートをそのまま引き継いだ芥川小学校前・霊松寺を経由せずJR高槻駅北へ向かう便が存在する。
  • 60 JR高槻駅北 - 田能(樫田校前経由・整理券車 : JR高槻駅北 - 真上 - 緑が丘 - 安岡寺住宅 - 上の口 - 原大橋 - 森林センター前 - 樫田校前 - 田能
  • 61 JR高槻駅北 - 中畑回転場(樫田校前経由・整理券車 : JR高槻駅北 - 真上 - 緑が丘 - 安岡寺住宅 - 上の口 - 原大橋 - 森林センター前 - 樫田校前 - 田能 - 中畑回転場
  • 62 JR高槻駅北 - 二料(樫田校前経由・整理券車 : JR高槻駅北 - 真上 - 緑が丘 - 安岡寺住宅 - 上の口 - 原大橋 - 森林センター前 - 樫田校前 - 田能西条 - 二料
  • 63 JR高槻駅北 - 杉生(樫田校前経由・整理券車 : JR高槻駅北 - 真上 - 緑が丘 - 安岡寺住宅 - 上の口 - 原大橋 - 森林センター前 - 樫田校前 - 田能 - 杉生
高槻市最北部の山間に位置する樫田地区へ行く路線で4系統存在。いずれもかつては原大橋発着で、同停留所で高槻方面からのバスと接続する形態であったが1983年に現在の形態となっている。【60】田能系統は高槻駅からの最終便1本のみ運行(日祝ダイヤは二料まで運行)、【61】中畑系統はかつて営業していた高槻花しょうぶ園のそばを走っており、平日は昼過ぎでバスの運行が終了する。中畑集落は京都府向日市と隣接する地域。【62】二料系統は樫田地区路線でも本数が他系統よりも多い。二料集落は樫田地区の西端に位置し、茨木市に隣接している。【63】杉生系統はかつては府境を越えて亀岡まで足を伸ばしていた路線で、高槻市営バスでは唯一山岳トンネルを通過する。杉生集落は樫田地区の北端に位置する。府道枚方亀岡線の途中の京都府亀岡市に隣接する地域。
  • 65 JR高槻駅北 - 日吉台(中央公園)循環 : JR高槻駅北 - 下天神 - 日吉台口 - 南公園 - 中央公園(日吉台) - 日吉台西 - (往路と同じ) - JR高槻駅北
  • 66 JR高槻駅北 - 日吉台西(中央公園経由) : JR高槻駅北 - 下天神 - 日吉台口 - 南公園 - 中央公園(日吉台) - 日吉台西
市中心部から至近距離にある住宅地、日吉台への路線でかつてはJR高槻駅西発着であった。高槻駅発で緑が丘営業所への入庫系統で1日1 - 6本【66】日吉台西止がある。また出庫系統は南公園から運行を開始する。他は【65】日吉台循環系統である。この路線も市営バスを代表するドル箱路線である。
  • 68 JR高槻駅北 - 平安女学院大学東(サンスター前・二中前経由) : JR高槻駅北 - サンスター前 - 二中前 - 南平台小学校前 - 平安女学院大学東
JR高槻駅北を平日朝8時台に発車する便のみ日吉台線と同じ4番乗り場からの発車となる。
  • 【直行】JR高槻駅北 - 平安女学院大学東 : JR高槻駅北 -≪この間ノンストップ≫- 平安女学院大学東
学休期以外の平日のみ運行。なおJR高槻駅北の乗り場は4番乗り場からの発車となる。
  • 70 JR高槻駅北 - 関西大学(サンスター前・二中前・平安女学院大学経由・整理券車 : JR高槻駅北 - サンスター前 - 二中前 - 南平台小学校前 - 平安女学院大学東 - 西の口 - 関西大学
  • 【直行】JR高槻駅北 - 関西大学 : JR高槻駅北 -≪この間ノンストップ≫- 関西大学
復路の直行便が存在するのは関西大学線のみである。
平安女学院大学高槻キャンパス開校に伴い、現在の【68】系統が開設されたに始まる。その後、関西大学高槻キャンパス開校に伴い路線を延長、現在に至る。なお、この路線の充実に伴い、【69】二中前循環が廃止された。

※ 2009年3月31日までは、53番終点は原大橋であったが、厳密には原大橋の先、原大橋 - 三島の郷前間に「原大橋回転場(以降回転場と表記)」という旧国鉄で言う所の仮乗降場のような性格の停留所があり、53番は往路復路共にこの「回転場」を終起点としていた。この回転場は1983年まで、樫田地区の路線は原大橋を始終着としており、樫田地区路線はこの回転場で転回しており、この路線と接続する高槻発の系統についてはこの回転場に乗り入れていた[3]。なお「回転場」は53番以外にも原大橋 - 三島の郷前間を運行する系統も停車していた。2009年4月1日より、「原大橋回転場」あとに新設の「原大橋」停留所が設置され、原大橋停留所が2つとなったが、現在は原大橋に集約されて回転場としての乗客扱いは廃止されている。

摂津峡への最寄りは50番下の口行の下の口停留所と54番終点の上の口停留所であるが、このうち50番の下の口行は平日の午前中に2本運行されているのみである。そのため土・休日に下の口側から摂津峡へ行く行楽客は51番塚脇行に乗車のうえ塚脇で下車し、摂津峡公園まで歩いて5分ほどの道のりを歩くことになる(前述の通り50・51番共に循環系統のため「塚脇」「下の口」は終点ではないことに注意されたい)。過去においては日・祝日の昼間時間帯は全て下の口まで乗り入れており、下の口停留所でUターン(当時は循環系統ではなかった)するために後方誘導の係員が配置されていたが塚脇 - 下の口間の道路拡張工事のため路線休止となり、工事が終わった後も日・祝日に復活することなく現在に至っている。

JR富田駅発着(行先番号:5)・JR高槻駅北発着(行先番号:11)

  • 18 JR富田駅 - 富田団地(昭和台経由) : JR富田駅 - 富田校前 - 昭和台二丁目(復路のみ) - 西垣内 - 柳川町 - 西町 - 富田団地
  • 18A JR富田駅 - 富田団地東(昭和台経由) : JR富田駅 - 富田校前 - 昭和台二丁目(復路のみ) - 西垣内 - 柳川町 - 西町 - 富田団地 - 富田団地東
市西部の昭和台地区をゆく。新興住宅地を走るが最寄駅(JR摂津富田駅・阪急富田駅・総持寺駅)まで自転車や徒歩でもそれほど時間がかからないためか、朝と夕方数本のみの運行にとどまっている。部分的に狭隘道路を運行するため、原則、中型車で運行しており、市営バスの中では比較的遅くまでツーマン運行だった。
  • 71 JR富田駅 - 関西大学(岡本経由・整理券車 : JR富田駅 - 岡本 - 奈佐原 - 西の口 - 関西大学
関西大学高槻キャンパスの開設とともに運行開始。全区間、後述の萩谷線と同一経路である。
  • 72 JR高槻駅北・JR富田駅 - 奈佐原循環(南平台経由) : JR高槻駅北・JR富田駅 - 岡本 - 二中西 - 南平台 - 奈佐原 - 岡本 - (往路と同じ) - JR富田駅・JR高槻駅北
市西北部の南平台と奈佐原地区をゆく循環系統。南平台は、大手不動産業者の手により高槻市北部では比較的早く1970年代初めから開発が始まった住宅地。奈佐原は、周辺に標高270mの阿武山があるなど比較的自然豊かな地域である。
  • 73 JR高槻駅北・JR富田駅 - 萩谷(岡本・関西大学経由・整理券車 : JR高槻駅北・JR富田駅 - 岡本 - 奈佐原 - 西の口 - 関西大学 - 萩谷総合公園 - 萩谷
  • 75 JR富田駅 - 萩谷総合公園(岡本・関西大学経由・整理券車 : JR富田駅 - 岡本 - 奈佐原 - 西の口 - 関西大学 - 萩谷総合公園
市西北部にある萩谷集落の足として活躍。奈佐原 - 萩谷間は山間対キロ区間運賃を採用している。
  • 74 JR高槻駅北・JR富田駅 - 西塚原(阿武野校前経由) : JR高槻駅北・JR富田駅 - 岡本 - 阿武野校前 - 日赤病院南 - 西塚原
  • 74A JR富田駅 - 西塚原(宮田公民館前経由) : JR富田駅 - 宮田公民館前 - 日赤病院南 - 西塚原
市西部の塚原地区への路線として活躍。数年前までは朝と夕方に数本のみの運行だったが、終点である西塚原周辺での宅地開発が進んだことから現在は昼間時にも毎時1本程度運行されている。74Aは2006年8月まで74Bだった。
  • 81 JR富田駅 - 公団阿武山循環(阿武野校前経由) : JR富田駅 - 岡本 - 上土室 - 上の池公園 - 公団阿武山 - 大阪薬科大学 - 大和 - 日赤病院 - 上土室 - (往路と同じ) - JR富田駅
  • 82 JR高槻駅北・JR富田駅 - 上の池公園(阿武野校前・日赤病院経由) : JR高槻駅北・JR富田駅 - 岡本 - 上土室 - 日赤病院 - 大和 - 大阪薬科大学 - 公団阿武山 - 上の池公園
  • 91 JR富田駅 - 公団阿武山循環(宮田公民館前経由、復路は5A) : JR富田駅 - 宮田公民館前 - 上土室 - 上の池公園 - 公団阿武山 - 大阪薬科大学 - 大和 - 日赤病院 - 上土室 - (往路と同じ) - JR富田駅
  • 92 JR高槻駅北・JR富田駅 - 上の池公園(宮田公民館前・日赤病院経由) : JR高槻駅北・JR富田駅 - 宮田公民館前 - 上土室 - 日赤病院 - 大和 - 大阪薬科大学 - 公団阿武山 - 上の池公園
  • 94 JR富田駅 - 大阪薬科大学(宮田公民館前・公団阿武山経由) : JR富田駅 - 宮田公民館前 - 土室南 - 上の池公園 - 公団阿武山 - 大阪薬科大学
  • 【直行】JR富田駅 - 大阪薬科大学 : JR富田駅 -≪この間ノンストップ≫- 大阪薬科大学
市西部の阿武山地区にある公団住宅や高槻赤十字病院(日赤病院)・大阪薬科大学の足として活躍。かつてはJR高槻駅 - JR摂津富田駅 - 岡本 -日赤病院間を単純に往復する運行経路だったが、1990年頃から周辺の宅地開発が進んだことから循環運行に整備され、宮田公民館前を経由する経路も新設された。
  • 【直行】は学休期を除く平日に運行している高槻市営バス唯一の優等種別である。

阪急富田駅発着(行先番号:4)

  • 28 阪急富田駅 - 芝生住宅東口(栄町経由):阪急富田駅 - 如是校前 - 富田東 - 栄町 - 芝生住宅東口
  • 29 阪急富田駅 - 芝生住宅・栄町循環:阪急富田駅 - 如是校前 - 富田東 - 芝生住宅北口 - 芝生住宅 - 栄町 - 富田東 -(往路と同じ)- 阪急富田駅
  • 36 阪急富田駅 - 芝生住宅東口(芝生住宅経由):阪急富田駅 - 如是校前 - 富田東 - 芝生住宅北口 - 芝生住宅 - 芝生住宅東口
  • 37 阪急富田駅 - 芝生住宅・三中前循環:阪急富田駅 - 如是校前 - 富田東 - 芝生住宅北口 - 芝生住宅 - 芝生住宅東口 - 三中前 - 芝生住宅北口 -(往路と同じ)- 阪急富田駅
  • 38 阪急富田駅 - 芝生車庫前(芝生住宅経由):阪急富田駅 - 如是校前 - 富田東 - 芝生住宅北口 - 芝生住宅 - 芝生住宅東口 - 車庫前
  • 38 阪急富田駅 - 芝生車庫前(栄町経由)阪急富田駅 - 如是校前 - 富田東 - 栄町 - 芝生住宅東口 - 車庫前
阪急富田駅と市中西部の如是・栄町・芝生住宅地区を結ぶ。阪急富田駅の近辺道路が狭隘のため原則、中型車両で運行。運行回数は大方毎時1本から3本で、最大でも朝7時台の5本で系統数の割には回数は大して多くない。

その他出入庫系統

  • 25 柱本団地 → 芝生車庫前(三島江経由):柱本団地→西面口→三島江→唐崎→唐崎西口→車庫前
JR高槻駅から柱本団地で折り返し芝生車庫への入庫系統。平日夜間の最終便に設定。

臨時運行系統など

  • 『墓参バス』JR高槻駅南 - 阪急高槻駅 - 公園墓地循環
年3回主に午前中運行、公園墓地内を循環運行する、復路は行先番号3
  • 『真如苑直行バス』JR富田駅 - 真如苑(悠音精舎)
JR富田駅から公団阿武山にある宗教団体の信者輸送用の貸切バス。途中ノンストップの「直行臨時便」もあり。

柳谷観音参拝バスについて

かつて阪急大山崎駅 - 柳谷(長岡京市)間を毎月17日のみ運行する柳谷観音参拝バスの運行があった。当該路線は高槻市交通部の営業路線としてではなく、月に一度の祭りがある柳谷観音自らが運行する参拝バスという位置付けで、方向幕は「貸切」表示であった。1975年まで高槻市交通部が尺代・柳谷線として路線を持っていた関係で長年高槻市交通部が輸送を請け負っていたが(路線が廃止された後もしばらくは柳谷には高槻市営バスのバス停標柱が立っていた)、その後阪急バスによる運行に変更され、現在は京阪京都交通が請け負っている。

すでに休止・廃止・または経路変更された運行系統

  • 国鉄高槻南口 - 番田(辻子経由)

国道170号線を南下、淀川手前の番田地区を結んだ。1980年に京阪バスに路線移譲(現在の5・5A号経路)。高槻市営バスでは唯一の民間移譲路線で、以降、市営バスで民間移譲された路線は存在しない。

  • 国鉄高槻南口 - 阪急富田駅(市民会館・本町・城西町経由)

本町・土橋町など旧高槻城址の城下町をゆく系統だった。のちに市役所前経由に経路変更(現在の1・4番系統富田南線)。なお、1979年頃までは市バス車内掲示の路線図には”田町 - 市民会館 - 本町 - 城西町間、休止中”の但書き入りで経路が記載されていた。

  • 国鉄高槻西口 - 国鉄富田駅 - 西の町・西町

現在の昭和台線の前身で、国鉄高槻西口 - 国鉄富田駅間を短縮、西町 - 富田団地・富田団地東間を延長(5・18・18A)

  • 原大橋 - 亀岡
  • 原大橋 - 清水沢・二料・中畑

均一運賃区間の最北点である原大橋から市北部の樫田地区方面への路線で、運行当時は原大橋停留所で市内方面からの系統と接続していた。亀岡系統はもっとも遅くまで残った市外系統であった。1983年にすべて国鉄高槻北口から直通運転に変更し、亀岡系統については府境にある杉生集落まで短縮、亀岡 - 杉生間は廃止(11・61番)。中畑系統は中畑 - 中畑回転場間を延長(11・63番)。二料系統は一時期二料山荘 - 二料間を休止したが復活、現在に至る(11・62番)。清水沢は現在の田能停留所で現在樫田方面系統の最終便として運行(60番)

  • 国鉄高槻南口 - 阪急山崎 - 尺代・柳谷

高槻市内から国道171号線を東進、市街を越えて京都府長岡京市のはずれの柳谷集落までの路線で、末期は阪急大山崎 - 尺代・柳谷間の運行。1975年に定期運行廃止(貸切運行については上記参照)

  • 52 JR高槻駅北 - 塚脇・大蔵司止 : JR高槻駅北 - 真上 - 緑が丘 - 伏原 - 塚脇 - 大蔵司(止)

平日最終便は入庫系統として【52】大蔵司止を運行していたが、JR高槻駅北まで延長運行され51番に統合する形で消滅。

  • 67 JR高槻駅北 - 平安女学院大学(サンスター前・二中前経由) : JR高槻駅北 - サンスター前 - 二中前 - 南平台小学校前 - 平安女学院大学東 - 平安女学院大学

平安女学院大学停留所廃止に伴い68番に統合

  • 69番JR高槻駅西 - 二中前循環

長らく市中部の郡家・二中・大蔵司方面の循環系統として運行。のちに南平台東線(平安女学院系統)・塚脇・下の口線の充実に伴い廃止

  • 国鉄高槻南口 - 六中前・前島(天川町経由)

通常は国道171号線野田経由の六中前・前島系統も昭和50年代ごろまでにはわずかながら北大塚線の天川町経由も存在した。前島系統は早期にすべて野田経由に統一されたが、六中前系統は昭和末期まで夜間の1本のみながら運行されていた。

  • JR高槻駅西 - 下田部団地(春日町・城西町経由)

芝生営業所管轄の路線で唯一西口発着の系統だった。阪急高槻市駅付近高架化工事の推移に伴い、JR高槻駅南発春日町経由に変更(現16番)、城西町経由は廃止。

  • 下田部団地 - 田町循環(春日町先行・城西町先行)

朝ラッシュ時に運行されていた循環系統で、国鉄・阪急高槻駅には乗り入れなかった。上記下田部団地線の経路変更に伴い系統廃止。

  • 19番JR高槻駅南 - 玉川橋団地(城西町経由)

市内から府道大阪高槻線を唐崎西口まで南下茨木市に隣接する玉川橋団地への系統。府道十三高槻京都線の供用開始に伴い、下田部団地経由に変更(現16A)。

  • 原大橋 - JR高槻駅西(二中前経由)

大阪府立三島高等学校 開校時に通学用として朝ラッシュ時に高槻駅ゆきのみ2本運行。通学客とサンスター等に通う通勤客などが利用したが、その後大阪府立芥川高等学校 が開校し三島高校への通学客の減少に伴い緑ヶ丘経由JR高槻駅北着(11)に統合。

  • 上の口 - JR高槻駅西(緑ヶ丘経由)

朝ラッシュ時に高槻駅ゆきのみ運行。のちにJR高槻駅北着(11)に統合。

  • 浦堂 - 国鉄高槻北口

上の口線の混雑緩和により廃止。

  • 2・2AB番JR高槻駅西発着系統

富田方面の系統はすべて西口から発着していた。JR高槻駅北口再開発事業の完成に伴い、すべてJR高槻駅北(11)発着に変更。

  • 須賀町 - JR高槻駅南

朝ラッシュ時に高槻駅のみ運行。のちに北大塚始発に変更。

  • 玉川橋団地 - 三島江 - 玉川橋団地循環

1980年代後半に存在、夕方に1回運行されていた。三島江線が柱本団地延長時には姿を消していた。

  • 17番道鵜町 - 芝生車庫前

夜間の車庫前ゆき1本のみ運行で駅には乗り入れなかった。のちに阪急高槻駅に乗り入れ、その後、系統を分割(道鵜町発はJR高槻駅南行きに、芝生車庫前ゆきはJR高槻駅南発に変更)。

  • 〔臨時〕JR高槻駅北 - しょうぶ園前

市北部の樫田地区にあった高槻花しょうぶ園開園時の休日に運行されていた系統だったが、同園閉鎖に伴い運行終了。

その他多数あり。

停留所

休・廃止停留所

  • 田町(8月の高槻まつり開催時のみ復活) … 国道171号線上の北大手交差点よりやや京都寄りにあった。富田団地ゆきなどの府道大阪高槻線関係路線の阪急高槻駅経由に経路変更のため廃止された。なお、同位置に阪急バス高槻停留所があり、【153】阪急水無瀬 - 国鉄富田駅 - 国鉄茨木系統が停車していたが、路線短縮により廃止された。なお、8月の高槻まつり開催時には迂回運行のため、阪急高槻駅の代替停留所として復活する。
  • 京口 … 阪急京都線と国道171号線の間、八丁松原付近にあった。北大塚・六中前・前島・道鵜町・下田部団地線が停車、阪急高槻駅高架完成に伴う経路変更のため廃止。以前は大阪高槻線関係の路線も停車していたが、阪急高架工事の推移に伴い、通過となった。廃止後も夏の高槻まつり開催に伴う迂回運行の際の仮停留所として復活した時期があったが、歩道整備などのためか、現在は設定されなくなった。
  • 医大前 … 阪急高槻駅へ乗り入れする路線にあったが阪急高架工事に伴う同駅乗り入れ中止により1982年3月31日限りで休止された。のちに阪急高槻駅乗り入れが復活するも、同停留所は復活しなかった。現在の大阪医大正面に当たる。
  • 桃園町 … 国道171号線上、阪急線ガード下北側にあった。JR高槻駅西 - 下田部団地線が運行されていたが、下田部団地線経路変更(JR高槻駅南発着)に伴い廃止された。
  • 大味前 … 現在の味の素パッケージング関西工場付近(府道大阪高槻線下田部交差点から国道170号方向へ西冠交差点との中間)で、城西町経由下田部団地線が停車していたが、下田部団地線城西町系統廃止に伴い廃止された。
  • 横町・高槻小学校前・八幡町(旧)・西天川・馬場・冠 … 冠線の停留所。現在の北大塚線開業に伴い昭和40年4月28日廃止。
  • 内黒地橋・深沢・大塚 … 国道170号線上、現在の京阪バス停と同一場所にあった番田線の停留所。昭和54年12月18日より京阪バスに移管された。なお、同区間を運行する京阪バスには南辻子・北大塚[4]・竹の内町バス停が存在するが高槻市バスには同停留所は設置されていない。
  • さぎうち橋 … 同上番田線の停留所京阪バス番田停留所と鷺内橋のほぼ中間にあった。現在も西稗田橋(さぎうち橋手前の手前にある用水路の橋)に切込みが残っている。
  • 番田 … 枚方大橋と鷺内橋との間、やや鷺内橋寄りの淀川堤防上にあった同上番田線の停留所。現在の京阪バス番田1丁目に当たる。
  • 枚方大橋 / 大橋北詰 … 同上番田線の停留所。当初は高槻ゴルフクラブ前の淀川堤防上にあったが晩年は現在の京阪バス枚方大橋北詰と同一場所に移動した。停留所名については2説ある。
  • 芝生 … 二十 - さぎうち橋間にあった停留所。
  • 大手町・市民会館・本町・八幡町(新)・母子寮前・土橋 … 富田南線(国鉄高槻南口 - 阪急富田)にあったが経路変更により1973年6月1日休止のち廃止)。いずれも旧高槻城址の城下町にあった。なお、車内掲示の路線図には休止中の但書きはあるも長らく掲示されていたが1980年ごろには削除されていた。
  • 北大手 … 昭和40年代に廃止。
  • 岡崎 … 富田東 - 西町間にあった停留所。系統変更により昭和50年代に廃止。
  • 氷室西・農協前 … 日赤線の停留所。氷室 - 阿武野校前間の経路変更により1965年ごろ廃止。
  • 八丁松原 … 現在の成合・川久保・梶原線の停留所。
  • 神内・桜井・広瀬 … 柳谷線の西国街道経由時代の停留所。1967年より下記の国道経由路線に変更された。
  • 五領・上牧・水無瀬・島本・阪急山崎・国鉄山崎・東大寺・岩谷橋・善光寺・尺代・浄土谷・柳谷 … 尺代柳谷線の停留所。1975年に休廃止。なお柳谷停留所は前述の不定期運行を続けるバスの終着点と同じ位置である。1975年当時の路線図には高槻市内からも直通の表記がされていた。
  • 桜井住宅北口
  • 小泉橋・神社前・病院前・南口・(亀岡)市役所前・みどり橋・亀岡 … 亀岡線(原大橋 - 亀岡)にあった停留所。1983年6月1日の路線改変(国鉄(JR)高槻駅からの直通開始)と同時に山間区間短縮に伴い廃止。
  • 車庫前(旧) … 現在の高槻郵便局付近にあった。前述の桃園車庫廃止に伴い廃止(なお前述の桃園町が車庫前(旧)の代替停留所となる)。
  • 野呂橋 … 田能線(樫田方面)にあった停留所。200mほど南方向にフラワーパーク前停留所設置により廃止。
  • フラワーパーク前 … 田能線(樫田方面)にあった停留所。施設閉鎖に伴い、2010年4月ダイヤ改正で終了。
  • 平安女学院大学 … 南平台東線(関西大学方面)にあった停留所。2012年4月ダイヤ改正で廃止。

名称変更された停留所

太字が現在名称
  • 国鉄高槻南口 → JR高槻駅南
  • 国鉄高槻北口 → JR高槻駅北
  • 国鉄高槻西口 → JR高槻駅西
  • 国鉄富田北口 → JR富田駅
  • 阪急富田 → 阪急富田駅
  • 高槻校前 → 沢良木町(北大塚・下田部線)
  • 砕石場 → 三島の郷前(樫田方面各線) 
  • 下村 → 山手町(梶原線)
  • 田能 → 樫田郵便局前(二料線)
  • 清水沢 → 田能(杉生・中畑線)
  • 二料上 → 二料山荘(二料線)
  • 氷室 → 巡礼橋(奈佐原・公団・萩谷・関大方面)
  • 氷室北 → 氷室(同上)
  • 富田口 → 四中前(同上)
  • 東岡本 → 福祉センター前 → 今城塚古墳前(奈佐原線・郡家線)
  • 昭和湯前 → ひかり診療所前(昭和台線)
  • 昭和台 → 昭和台2丁目(同上)
  • 水源地前 → 昭和台1丁目(同上)
  • 芥川校前 → 芥川小学校前 → 真上南(芥川小学校前停留所が現在の場所に新設されたため)
  • 道才北口・道才 → 道鵜町北口・道鵜町(道鵜線・道斉と表記していた時期もあり)
  • 公民館前 → 市役所前
  • 高西 → 城西町
  • 広島ガラス → 車庫前(現)
  • 上成合(旧) → 成合中町
  • 宮の前 → 上成合(現)
  • 田能小学校前 → 樫田校前
  • 樫田プール前 → しょうぶ園口 → 田能口
  • 明治電々前 → 明治製菓前(国道線)
  • 松下電器前 → パナソニック前(国道線)
  • 本山寺口 → 原採石場(二料・中畑・杉生線)
  • 西之川原(下の口線) → 西之川原中
  • 浦堂東 → 服部図書館前(芝谷線)

阪急高槻市駅高架化工事による経路の変遷

1982年から1993年にかけて工事が行われていた阪急京都線高槻市駅付近連続立体交差(高架)化事業では阪急高槻駅へ乗り入れていた路線を中心に大幅な経路変更が行われた。経路変更の変遷は以下のとおりである。

  • 1982年11月…阪急ダイヤ改正・工事開始
    • 工事開始に伴う経路変更
      1. 北大塚・道鵜町・六中・前島線の阪急高槻駅への乗り入れを中止、阪急高槻駅・医大前の各バス停は休止、京口停留所を代替停留所とする。
      2. 成合・川久保・梶原線はJR高槻駅南発着とし、弁天駐車場前を代替停留所とする。
      3. 府道大阪高槻線関係路線(富田・柱本線ほか)については京口停留所を通過とし、田町停留所を代替停留所とする。
  • 1991年6月 … けやき通り(JR高槻駅 - 高槻市役所前交差点)本格供用開始
    • 下田部団地線の経路変更
      1. JR高槻駅西発着をJR高槻駅南発着に変更
      2. 往路(下田部団地ゆき)は弁天駐車場前・京口経由、復路(JR高槻駅南行き)は田町・市役所前(けやき通り)経由とする。
      3. 全便春日町・辻子経由とする。
      4. 城西町経由は廃止。よってJR高槻駅西 - 城西町経由 - 下田部団地系統と下田部団地 - 田町 - 下田部団地循環は廃止(桃園町・大味前停留所が同時に廃止)
  • 1993年10月…阪急高架工事竣工・阪急みずき通(旧八丁踏切 - 旧浄因寺踏切付近)本格供用開始(これにより一部の仕上工事を除き、高架化工事は完成となる)
    • 高架化工事完成に伴う経路変更
      1. 阪急高槻駅停留所が復活[5]、阪急高槻駅へ乗り入れが再開された。JR高槻駅南発着の路線すべてが阪急高槻駅を経由する。この時より富田団地・柱本団地方面などの府道大阪高槻線関係路線が初めて乗り入れを開始した。
        • 府道大阪高槻線関係路線(富田・柱本線ほか) … JR高槻駅南 - 弁天駐車場前 - 阪急高槻駅 - 市役所前 - 各方面
        • 北大塚・道鵜町・六中・前島・下田部団地線 … JR高槻駅南 - 市役所前 - 阪急高槻駅 - 各方面
        • 成合・川久保線・梶原線 … 往路はJR高槻駅発阪急高槻駅経由、復路はJR高槻駅南経由阪急高槻駅ゆきとする
          • 〔往路〕JR高槻駅南 → 市役所前 → 阪急高槻駅 → 八丁畷 → 各方面
          • 〔復路〕各方面 → 八丁畷 → 弁天駐車場前 → JR高槻駅南 → 市役所前 → 阪急高槻駅
      2. 工事に伴う代替停留所のうち、京口・田町停留所を廃止とする[6]
      3. 芝生営業所管内の路線に行先番号が設定された。なお、緑ヶ丘営業所管内の路線に対する行先番号の設定は翌年の4月からである。

普通運賃・乗車券他

  • 運賃(市内均一区間)は、大人220円(小児110円)、後払いである。(2014年4月現在)
    • 上成合・原大橋・西之川原橋・奈佐原より北部(山間)は対キロ区間制運賃(整理券車)を適用。
  • 一日乗車券は、均一1day 大人630円(小児300円)、均一2day 大人1,000円、全線1day 大人1,000円(小児500円)
    • このカードは任意の日に日数に応じて指定区間を何回でも自由に乗降できる。
  • 回数券・回数カード(昼間割引は10時から15時30分の降車時に利用可能)
    • 紙式回数券
      • 普通回数券:700円(70円券×11枚)、1,100円(110円券×11枚)、2,000円(220円券×10枚+50円券1枚)、2,700円(280円券×11枚)
      • 昼間割引回数券:1,100円(100円券×13枚)、2,200円(220円券×12枚+50円券1枚)、2,700円(280円券×13枚)
    • カード式回数カード
      • 普通回数カード:1,000円(利用可能額1,100円)、2,000円(利用可能額2,200円)、4,000円(利用可能額4,400円)
      • 昼間割引回数カード:2,000円(利用可能額2,600円)、4,000円(利用可能額5,200円)
  • スルッとKANSAIに加盟
    • 2008年4月1日よりICカードシステムを導入、ICOCAおよびPiTaPaに対応、同時に定期券のIC化との南北両方利用者の定期運賃実質値下げ(これまではJRの線路を基準に南部区間と北部区間で分けられ、両方で利用するには南北区間用の定期券を購入する必要があったが、これにより1区間の定期運賃で南北共通で利用できるようになった。)。
      • 均一区間は降車時のみに回数カードまたはスルッとKANSAIカードを挿入、もしくはICカードをタッチ。なお、対キロ運賃制(整理券車)の場合は乗車時にも備え付けの読み取り機にカードを挿入もしくはICカードをタッチする必要がある。

車両

関西圏ではよく見られた、後乗り前降りのツーステップを採用していた(かつて中乗り前降りを導入していたこともある)。1996年ワンステップバスを導入(いすゞキュービック+西工)して以降は、すべてワンステップもしくはノンステップで導入している。

いすゞ自動車日野自動車のシャーシ[7]西日本車体工業製のボディーを使用した車両が大半で、導入比としては7割がいすゞ+西工、三菱ふそうの純正車体が3割程度。スケルトン車体化から西工廃業までいすゞ純正の車体は存在せず、すべて西工車体が架装された。その後、西工廃業直前にスペースランナーA三菱ふそうエアロスターUDトラックス供給車)を導入し、長年購入し続けた西工製車体に終止符を打った。

芝生営業所には前述したような大型車のほか、大型のCNGノンステップ車が2台、中型を10.5mに伸ばした日産ディーゼル・スペースランナーJP、その他狭隘路線用の小型車も在籍する。緑が丘営業所では山岳路線を担当しているため、高出力車も在籍する。

基本的にワンステップ車は標準尺、ノンステップ車は短尺で購入している。

塗装

かつてはクリームの車体に青線の入った車両を用い、ワンマンカーにはさらに赤線が入っていた。現在は白の車体に下半分濃緑の裾回り・黄線で上部に黄緑帯をU字状にデザイン化したもの。高齢者福祉バスに使用される貸切車(ことぶき号)にはさらに「寿」の文字をデザイン化したポイントを入れている。かつて運行されていたレトロバス「ふれあい号」は紺1色を基本に上部を赤白のラインを入れていた。

車両運用

大半が営業所ごとの共通運用だが、下記路線については車両が指定されている。

1.川久保線・萩谷線・樫田方面各線 … 対キロ区間運賃制のため、整理券車を使用。
2.昭和台線・梶原線・前島線狭隘路線のため、小型車両(日野・リエッセ日野・ポンチョ)を使用。
3.別所線狭隘路線のため、中型車両(2013年4月改正以前は小型車両(日野・リエッセ))を使用。
4.阪急富田発着系統・上牧線…狭隘路線のため、中型車両を使用。

※ 整理券対応車については特に1.の路線での運用に限定されているわけではなく、大型車両が運行可能な路線であれば均一運賃路線でも運行されている。よって、富田団地線や北大塚線・日吉台線などでも走っている姿が日常的に見られる。もちろん、均一運賃の路線では整理券は発行されない。ただし、外観上は他の車両と一緒のため見分けはつかない。かつて運行されていたレトロバス『ふれあい号』も整理券対応車であった。

※なお、前島線・阪急富田発着系統については特に大型車が走れないほどの狭隘路線ではないため、車両運用の都合上、大型車で運行される場合があった。中型車登場まではこれらの路線でも大型車が使用されていた。梶原線・昭和台線についてもワンマン化前は通常の大型車での運行であった。

廃車車両の譲渡

高槻市は自動車NOx・PM法の適用区域ゆえに、初期に導入されたワンステップ車については一部が地方の事業者への譲渡が始まり、すでに広島県の呉市交通局(事業撤退後は広電バスに引継)のほか、八戸市営バス南部バスくしろバス北海道中央バス富山地方鉄道熊本電気鉄道南国交通和歌山バス那賀などに譲渡されている。南国交通では同年春に開催されたイベント”花かごしま2011”の無料シャトルバスとして活躍、イベント終了後は鹿児島市内線等で活躍中である。

このほか、レトロバス「ふれあい号」が福岡県の民間の温泉施設に譲渡され、送迎に使用されている。また、京都京阪バスでも譲渡されている。

歴史

  • 1954年2月25日 - 市営バスの運行を7路線13両で開始
  • 1957年4月1日 - 地方公営企業法の適用を受ける。
  • 1957年6月 - 国鉄高槻駅前に交通会館開設
  • 1969年5月20日 - ワンマン化を順次開始
  • 1971年3月23日 - 緑が丘営業所開設
  • 1971年4月21日 - 桃園車庫内に桃園営業所開設
  • 1974年4月5日 - 市街地均一料金制実施
  • 1974年11月11日 - 芝生営業所開設、桃園営業所廃止
  • 1981年3月 - 路線バスの冷房化開始
  • 1985年10月 - ワンマン化完了
  • 2003年3月17日 - ストアードフェアシステムの「スルッとKANSAI」に参加。
  • 2008年4月1日 - ICカードシステム「PiTaPa」を導入。これに伴い、市営バス専用定期券の全券種をIC定期券に移行。

脚注

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関連項目

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外部リンク

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  1. 日の出バスの買収には当時、高槻市に路線網をもっていた阪急バスが関与していた。
  2. ただし、北地域に属する成合・川久保線・梶原線・美しが丘線・別所線については、JR高槻駅南始発・阪急高槻駅終着のため芝生営業所の管轄となる。
  3. 樫田方面の路線に接続する高槻駅発の方向幕の表示は『原大橋(田能方面接続)』と表示していた。
  4. 京阪バスの北大塚停留所と市営バス北大塚線【1・15】の北大塚停留所とは約1キロほど離れている。
  5. 同時に休止となった医大前停留所は復活されなかった。
  6. 高槻まつり開催時にはけやき通り・阪急みずき通りが通行止めになっため京口・田町の各停留所が復活する。ただし、1995年頃より京口停留所は歩道整備に伴い設置されなくなった。
  7. 現在、いすゞ・日野のバス製造事業については両社の合弁企業であるジェイ・バスが担当している。