高木浩光

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高木 浩光(たかぎ ひろみつ)は、日本のセキュリティ研究者。情報セキュリティの研究者。2012年現在、産業技術総合研究所情報セキュリティ研究センター主任研究員。

企業ウェブサイトにおけるセキュリティホールの指摘や改善策を提言している。第3回情報セキュリティ文化賞受賞[1]1994年 名古屋工業大学 博士(工学) 論文名は 「細粒度並列計算のための同期機構と静的スケジュ-リング 」。[2]

人物

主にウェブRFID日本における携帯電話スマートフォンのサービスにどのような問題点があるかを指摘し、改善検討の必要性を訴える活動を行っている。自身のブログやTwitterで意見を表明するほか、各種情報セキュリティに関するセッションのパネリストや講演を行っている。

平成23年6月14日の国会法務委員会において情報セキュリティ専門家の参考人として意見陳述を行った[3]

RFIDの利用とプライバシーの問題について[4]や、行動ターゲティング広告[5]についてまとめ、「NIKKEI NET:IT-PLUS」に寄稿して問題提起を行った。

ITシステム開発者向けに「サニタイズ言うなキャンペーン」を展開[6][7]、「オレオレ証明書[注釈 1]」問題の啓蒙を行った。

情報セキュリティに関連した事件について意見を表明することも多く、岡崎市立中央図書館事件においては市民団体主催のフォーラムで基調講演[8][9]を行い、朝日新聞社のインタビュー記事[10] が掲載された。

情報処理技術者試験の試験委員を務めている[11]

経歴

  • 1989年3月 名古屋工業大学 工学部 電気情報工学科 卒業
  • 1994年3月 名古屋工業大学 大学院 工学研究科 博士後期課程 修了 博士(工学)
  • 1994年4月 名古屋工業大学 助手
  • 1998年4月 通商産業省 工業技術院(現産業技術総合研究所) 電子技術総合研究所 入所 (転任)
  • 1999年4月 通商産業省 工業技術院 電子技術総合研究所 情報アーキテクチャ部 主任研究官
  • 2001年1月 経済産業省 産業技術総合研究所 電子技術総合研究所 に改組
  • 2001年4月 独立行政法人 産業技術総合研究所 に改組 情報処理研究部門 主任研究員
  • 2002年1月 独立行政法人 産業技術総合研究所 グリッド研究センター セキュアプログラミングチーム チーム長
  • 2005年4月 独立行政法人 産業技術総合研究所 情報セキュリティ研究センター ソフトウェアセキュリティ研究チーム 主任研究員
  • 2013年7月 内閣官房情報セキュリティセンター 内閣官房行政実務研修員(独立行政法人 産業技術総合研究所 企画本部総合企画室付 兼務)[12][13]

脚注

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注釈

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出典

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参考文献

関連項目

外部リンク

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  1. 第3回「情報セキュリティ文化賞」受賞者決定 情報セキュリティ大学院大学 2007年1月30日
  2. 博士論文書誌データベース
  3. 国会法務委員会 平成23年6月14日 参議院議事録 177回参議院法務委員会16号
  4. 固定IDは"デジタル化された顔"――プライバシー問題の勘所 2003年4月22日にNIKKEI NETに掲載されたものを転載
  5. 行動ターゲティング広告はどこまで許されるのか 2008年10月16日にNIKKEI NETに掲載されたものを転載
  6. 「サニタイズ言うなキャンペーン」とは何か 高木浩光@自宅の日記 2005年12月27日
  7. 続・「サニタイズ言うなキャンペーン」とは高木浩光@自宅の日記 2006年1月15日
  8. 「Librahack事件」を総括する基調講演の資料が公開される Impress やじうまWatch 2011年1月17日
  9. 基調講演 "Librahack"事件を総括する 2010年12月18日 Internet Archive
  10. 岡崎図書館事件はまだ終わっていない2011年1月18日付 2012年7月11日閲覧
  11. 情報処理技術者試験委員
  12. テンプレート:Twitter status
  13. テンプレート:Cite web


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