高山村 (長野県)

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高山村(たかやまむら)は、長野県の北東に位置する

地理

隣接している自治体

歴史

旧石器時代

『長野県史』には、高山村の旧石器時代の遺跡として荒井原、紫、福井原の遺跡が掲載されている。

縄文時代

1960年(昭和35年)、樋沢川の上流で湯倉洞穴が発見され、この中から1万年前の縄文時代の土器、人骨が発見された。調査の結果、この遺跡は縄文時代、弥生時代古墳時代、古代、中世、戦国時代に至る複合遺跡であることが判明した。この遺跡の存在により高山村には縄文時代の初めから人間が住んでいたことが証明された。高山村にある縄文遺跡は、村内各地にあり34ヶ所に及ぶ。

古墳時代

高山村には前期や中期の古墳は存在しないが、村内の遺跡からは4世紀につくられた土器が多数出土している。この時代、稲作農業はわずかで焼き畑や動植物の自然採取に生活の主体がおかれていたと考えられる。

奈良、平安時代

高山村には平安時代の遺跡が25ヶ所あり、そのうち5遺跡が古墳時代と重なる。奈良時代末に皇室の馬を飼育する御牧が各地におかれた。高山村にある「牧」「駒場」の地名もこれに関係する。

鎌倉、戦国時代

松川の南側は高井野郷、北側には山田郷があった。

江戸時代以降

人口

テンプレート:人口統計

行政

  • 村長:久保田勝士(2004年(平成16年)11月15日から 2期目)
    • (前職)黒岩静男

経済

産業

  • 農業、林業
  • 観光業

教育

学校

学校以外の施設

交通

  • 鉄道は村内を通過していない。また、高速道路、国道も同様である。
  • 村内の巡回バス、及び須坂駅-山田温泉間を通る長電バスがある。小学校・中学校への登校に利用している児童も多い。

道路

県道

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

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一茶ゆかりの里一茶館

出身、関係有名人

その他

消防

郵便番号

  • 高山村の住所表記は、1889年(明治22年)の町村制施行時の旧村名、高井村、牧村、中山村、奥山田村を大字(おおあざ)としている。一方、郵便番号は大字の下位の字(あざ)により付されている。このため、郵便番号の検索から得られる住所は正式な住所と一致しない[1]

ユネスコエコパーク

  • 高山村の一部は1980年に山ノ内町草津町中之条町嬬恋村とともにユネスコが実施する生物圏保存地域(国内呼称:ユネスコエコパーク)に指定されているが、2013年9月4日、高山村と山ノ内町の全域を拡張する推薦書をユネスコに提出することが日本ユネスコ国内委員会で決定された。2014(平成26)年6月12日、スウェーデンで開催されたユネスコ計画国際調整理事会において、移行拡張が決定され、高山村の全域がユネスコエコパークとして登録された。
  • 日本ユネスコ国内委員会では、推薦理由を「移行地域では、低山や扇状地、河岸段丘に、人工林や雑木林、農地、住宅地等が広がる。移行地域として拡張申請する長野県山ノ内町及び高山村は、いずれも景観法に基づく景観行政団体であり、日本の伝統的風景である里山や温泉街を残す景観を保全・活用する地域づくりに取り組んでいる。1982(昭和57)年から推進している環境保全型農業は、日本において先進的な取組として知られる。」としている。

脚注

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関連項目

外部リンク

テンプレート:Sister

テンプレート:Navbox テンプレート:日本で最も美しい村連合

  1. 例えば、高山村立高山小学校の正式な住所は、「382-0831長野県上高井郡高山村大字高井3455番地」であるが、郵便番号382-0831で住所を検索すると「長野県上高井郡高山村荒井原」となるので注意が必要。