高千穂駅

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所有車両は構内に留置してある
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かつて営業していた「神話レンタサイクル」 起伏の多い高千穂町を電動自転車に乗って観光することができた

高千穂駅(たかちほえき)は、かつて宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井にあった高千穂鉄道高千穂線終着駅である。

駅構造

島式1面2線ホームの地上駅で、延岡駅以外では唯一の有人駅。駅の先端には車止めの代わりに車両基地がある。この部分は開業当時線路こそ敷かれていなかったものの、高森方面への延伸に備えてすでに切り通しとなっていた。

国鉄時代は列車の滞泊がなく、当駅に夜間到着した列車は日ノ影駅まで折り返していたが、高千穂鉄道になって当駅構内に車庫が設置され、滞泊が行われるようになった。

駅周辺

駅前は高千穂町の市街地になっている。高千穂峡や神社の観光名所であって、旅館ホテルなど宿泊施設が林立している。

バス

利用状況

1日平均乗車人員は220人であった(2003年度)

歴史

現況

2008年10月20日時点[1]では、駅構内には気動車とトロッコ車両が留置されていた。気動車は製造から20年近く経過し、しかも屋外に雨ざらし状態で放置されているため、傷みが激しくなっていた。

その後、トロッコ車両は九州旅客鉄道(JR九州)に譲渡され、キハ125形400番台に改造後2009年10月より同じ宮崎県内の日南線で「海幸山幸」として再起した。また、気動車のうち1両は四国の阿佐海岸鉄道に譲渡されている。

2010年現在、旧駅舎には高千穂あまてらす鉄道の事務所が置かれ、土日祝日等に同社により旧駅構内が開放されている。同社では将来的に当駅構内から天岩戸駅までの鉄道公園化と公園内遊具扱いでの列車運行を目指している。

脚注

  1. 鉄道ジャーナル2008年12月号

隣の駅

高千穂鉄道
高千穂線
天岩戸駅 - 高千穂駅

関連項目

テンプレート:高千穂鉄道高千穂線