預流

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2013年9月29日 (日) 22:02時点におけるEmausBot (トーク)による版 (ボット: 言語間リンク 1 件をウィキデータ上の d:Q2068696 に転記)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

テンプレート:Sidebar 預流(よる、サンスクリット:srota-aapanna स्रोत आपन्न、音写:須陀洹〈しゅだおん〉)とは、無漏(むろ)の聖者の流れに入った者であり、四向四果の最初の段階。

原始仏教では、有身見(うしんけん)・戒禁取見(かいごんじゅけん)・疑の三結を断じた者が得る位であった。のち、『倶舎論』では、見道において見惑の八十八随眠(ずいめん)煩悩を断った者が得るとしている。

この位に達すると退転することなく、最大でも7回人間界天界を往来するだけで悟りに達する。