陸別町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:Infobox 陸別町(りくべつちょう)は、北海道十勝総合振興局管内の足寄郡にある町。

町名の由来はアイヌ語の「リクンペッ」(rikun pet、高い所にある川)から[1]

地理

十勝総合振興局北東部に位置する。陸別町は地域の中央を南北に貫流する利別川によって、ふたつの地形帯に区分される。西部は高原性の台地をなし、酪農の中心地帯であり、東部は標高500メートル前後の高原地帯である[2]。経緯度では、東経143度57分から143度27分 北緯43度38分から43度20分に位置し、役場の所在地は東経143度45分8秒・北緯43度28分1秒に位置(東1条4丁目・旧役場庁舎)し、標高は205.8メートルである。河川は利別川に支流が落ちこみ、すべての川が町内に源があり、池田町で十勝川と合流する。利別川は、十勝管内置戸町境界線付近の山中が源流であり、町内を南下して流れる[3]

  • 山: 喜登牛山(1321)、東三国山(1230)
  • 河川: 利別川
  • 湖沼:

隣接している自治体

気候

テンプレート:Climate chart

周りを山に囲まれた盆地のため寒暖の差が非常に激しく、真夏でも30℃を越える事がさほど多くない北海道の中では珍しく30℃越えもあり、反面真冬は最低気温で-30℃以下になる事もあり、昼間の最高気温でも-20℃以下ということもしばしばである。かつては「70度の温度差のある町」という表現をすることもあった。

1月の平均最低気温-20.2℃と平均気温-11.4℃は日本全国のアメダス(富士山を除く)では最も低く、「日本一寒い町・陸別」が観光の目玉となっている。アメダス移行以前では、陸別地域気象観測所で1977年昭和52年)2月1日に-35.5℃が観測されているが、小利別駅では1978年昭和53年)2月17日にさらに低い-38.0℃の記録がある。

近年では、陸別町が陸別しばれ技術開発研究所を設置し、下陸別と関の2地点で独自観測も行っており、2000年平成12年)1月27日にアメダスで-33.2℃が観測された日には、下陸別で-37.7℃、関では-40℃を下回り計測不能となっている[4]など、一般にアメダスよりも5度前後も最低気温が低い。この観測は気象庁長官登録検定機関「気象業務支援センター」の検定を受けた非常に高度な観測機器のもとに観測を行っており、気象庁のアメダス観測と共に陸別町の正式な記録として扱われる[5][6]。このように、陸別町では寒さ日本一ランキング[7]を集計するなどして、積極的に寒さを観光資源にしている。

冬季は稀にオーロラが観測される事がある。

テンプレート:Weather box

人口

テンプレート:人口統計

歴史

経済

産業

農業林業酪農が盛ん。

農協

  • 陸別町農業協同組合(JA陸別町)

金融機関

郵便局

  • 陸別郵便局(集配局)
  • 斗満簡易郵便局

宅配便

公共機関

警察

消防

  • 陸別消防署

姉妹都市・提携都市

海外

教育

  • 高等学校
  • 中学校
    • 陸別中学校
  • 小学校
    • 陸別小学校

交通

空港

鉄道

バス

道路

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

文化財

史跡

町の文化財

  • 網走本線開通記念成功記念碑
  • 関寛翁碑
  • 斗満遺跡出土の石器 - 陸別町公民館蔵
  • 奥羽出張病院日記 - 関寛斎資料館蔵
  • 関寛翁自筆漢詩 - 関寛斎資料館蔵
  • 関寛翁自筆短冊 - 関寛斎資料館蔵
  • 長崎在学日記 - 関寛斎資料館蔵
  • 家日誌抄 - 関寛斎資料館蔵
  • トラリチャシコツ群

レジャー

観光

祭り・イベント

その他

出身有名人

脚注

テンプレート:Reflist

外部リンク

テンプレート:Sister

テンプレート:Navbox
  1. 山田秀三『北海道の地名』 北海道新聞社 ISBN 489363321X 1984年10月
  2. 陸別町史 概要 地形
  3. 陸別町史 概要 地形
  4. 陸別町ホームページワンポイント紹介
  5. 日本一寒い町を観測、新温度計が登場【陸別】 十勝毎日新聞
  6. 陸別独自観測点って、どのような取扱いなの? 陸別町しばれフェスティバル
  7. 「お~っと!寒さ日本一ランキング」陸別オフロード=陸別インフォメーションサービス