関水金属

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ホビーセンターカトー(旧社屋)

株式会社関水金属(せきすいきんぞく、英称:Sekisui Kinzoku Co., Ltd.)は、日本鉄道模型メーカーである。車両や線路に限らずストラクチャーや制御機器なども扱う総合メーカーである。ブランド名はKATO(カトー)。

概要

1957年に加藤祐治によって創業された関水金属彫工舎を前身とする。関水金属は鉄道模型専業であり、直流二線式のNゲージおよびHOゲージ・16番ゲージの車両、線路、ストラクチャー・アクセサリー、制御機器などを製造する。日本国内向け製品だけでなく外国向け製品も製造し、輸出比率は事業の3割を占める。日本向け製品は子会社の株式会社カトーを、アメリカ向け製品は、現地法人KATO USA (KATO U.S.A.,Inc.) を通して発売される。ヨーロッパ向け製品は、現地メーカーからの受注生産という形態で製造を担当している。日本では「カトー」と呼称されるが、アメリカでは「ケイトゥ」と呼称されることが多い。

主な生産国は日本で、埼玉県鶴ヶ島坂戸の2工場を稼動させている。内製化率が高く創業時から自社開発と自社製造に対するこだわりが強い。

2004年、加藤祐治は経営から退き、息子の加藤浩を中心とする経営体制となった。2007年9月現在の執行役員は、創業者の加藤家と国竹家で占められており同族経営となっている。

同社の製品は模型専門店を中心に、家電量販店などでも販売されている。系列会社である株式会社ホビーセンターカトーが東京(本社ビル内)と大阪にて直営ショップを開設しているほか、ホビーセンターカトーによりインターネット通信販売も行われている。

なお、坂戸工場の敷地内には、国鉄EF65形電気機関車の先頭部カットボディが展示されており、この16番モデルがホビーセンターカトーで発売されている(2013年12月現在)。

沿革

創業からNゲージ製造開始まで

加藤祐治は1957年8月、東京都文京区関口水道町に鉄道模型用金属部品工場を興し、この地にちなんで関水金属彫工舎と名づけた。当初はドロップフォージングにてHOゲージの台車枠などの部品を他社向けにOEM生産していた。

加藤は1960年代初頭、普及型鉄道模型の量産を計画し、小型鉄道模型の構想・開発に着手した。鉄道模型趣味誌 (TMS) 主筆であった山崎喜陽のアドバイスで、1964年にはNゲージ完成品分野への進出を正式に発表し、翌1965年に射出成型によるプラスチック製の国産初の本格的Nゲージ製品として 国鉄C50形蒸気機関車オハ31形客車が発売された。当時は、小型模型に適したモーターネジ等の部品がなく、工作機械も未整備だった黎明期に独自の設備と技術の自助努力によって模型を作り上げた。

年譜

製品

テンプレート:複数の問題 車両、線路、ストラクチャー・アクセサリー、制御機器などを展開している。

製品はほとんどが射出成型によるプラスチック製である。動力車には一部金属製部品を使用している。

車両

もっとも開発に力を注いでいる分野である。基本的に自社で設計し、精密金型加工技術などが駆使され、製造から塗装・組み立てまで自社で一貫して行う。1980年代後半より、まだ普及途上であったCAD/CAMを導入し、高品質の製品を供給した。1990年代以降の設計の製品については、「フライホイール」・「KATOカプラー」・「サスペンション機構」・「DCCフレンドリー」など新基軸(後述の特殊な装備を参照)を積極的に導入している。

販売形態は、1両ごとの単品ケース入りの単品販売と、実車に類似した編成を再現するのに必要な車両をセットしたセット販売の2形態がある。

かつては塗装済みキット形態の製品(Nゲージ京急800形など)や、未塗装の製品(16番ゲージ国鉄キハ65形など)も存在したが、現在は塗装済み完成品のみとなっている。屋根上機器を中心に購入者による後付けパーツが多く、方向幕などのシール類も選択式となっていたが、2000年代後半からは、すべての部品が取り付け済みかつ行先表示も印刷済みで、購入後すぐに運転が楽しめる製品を増やしている。車番表記は印刷済みのもの、インレタが添付され購入者が自由に符番可能なもの、ブロック形選択式ナンバープレートものなどがある。

車両を構成する部品の一部を補修用として「ASSY(アッシー)パーツ」の名称で販売している。ただし、近年は共通部品を除いて予約方式の受注生産に変更されている。

日本型車輌
Nゲージ

日本型Nゲージは、加藤祐治が小型鉄道模型の参入を企画した際に、『鉄道模型趣味(TMS)』主筆の山崎喜陽のアドバイスによって、縮尺1/150・軌間9mmとした。1965年にC50形蒸気機関車とオハ31系客車を発売して以後、新製品と再生産を織り交ぜながら展開してきた。カタログモデルだけでも国鉄時代から現在のJRまでの多岐に渡る製品群を持つ。ただし、私鉄の車両は同業他社と比べると少ない。また、JR貨物の新型機関車については、量産化に至らなかったEF500形ED500形を除き網羅している。

日本型Nゲージの蒸気機関車モデルには、日本型Nゲージの基準となる縮尺1/150を少しオーバーする縮尺1/140ほどの製品が多い。これは、かつて蒸気機関車本体に内装できる小型モーターが存在せず、キャブ(運転室)内にモータ-を納めるためだったが、これに合わせる形で他の機関車や貨車製品もオーバースケールとなっていた。2007年にリニューアルしたC62を、初の縮尺1/150の蒸気機関車として発売した(軌間は従来通り9mmである)。

なお、国鉄電車気動車の古い製品では、所属標記が「スイ」という社名に因んだ架空のものになっているものがあるが、近年の製品(リニューアルしたものも含めて)は実在のものに変更される場合が多い。

車両ケースは、1両ごとに入れる「単品ケース」と、複数の車両を収納可能な「ブック型ケース」に分けられる。単品ケースはプラスチック製で、車両の形に合わせたプラスチック製の中敷が入れられている。ケースの上下面には積み重ね可能なリブがついており、一部を除きサイズを統一している。ブック型ケースは4両収納可能なものと、8両収納可能なものの2種類ある。また、蒸気機関車に限り蓋の自社ロゴが赤になっており、他の製品はロゴが青となっている。

HOゲージ(16番ゲージ)

製品にはHOゲージと表記されているが、規格としては縮尺1/80・軌間16.5mmの日本型16番ゲージ規格を採用している。国鉄時代の電車や、機関車、貨車などを出しているが、同業他社と比べると車種は少ない。私鉄の車両は近鉄アーバンライナーのみである。車種は少ないものの、D51蒸気機関車のようにシリンダー前後の構造を従来の他社16番ゲージ製品とは変更し急曲線に対応させるといった点に同社のこだわりと技術を垣間見ることができる。

車両ケースは、単品販売・セット販売のものは紙製で、ケース内に車両の形に合わせた発泡スチロール製の中敷きが入れられている。複数の車両が収納可能なケースはアタッシュケースタイプで、3両まで収納可能なプラスチック製である。中敷きはついておらず、紙製ケース内の発泡スチロール製中敷きをそのまま入れる。

輸出向け車両

欧米向けにHOゲージやNゲージを輸出している。日本国外でも評価が高く、多数の鉄道模型会社がひしめくヨーロッパにおいても他社に引けをとることなくTGVタリス等において高い評価を得ている。アメリカにおいても初版ロットが発売後数ヶ月で完売する。人気のある車種においては再発売までの周期が長い場合、プレミアが付いて小売価格よりも高価格で取引される場合もある。

特殊な製品

通常販売品のほかに日本型Nゲージにおいて以下の特殊な製品群が存在する。

特別企画品

KATO製品の色変えを行ったもので、金型はオリジナル製品と同じことから「〇〇タイプ」として発売されるものが多い。 特別企画品として販売された製品であっても後に通常品として再生産された製品もある。なお、通常販売品との共通部品を除いて補修用パーツ(assy)の販売はない。

長らく「限定品」の製品はなかったが、2012年4月に「E2系東北新幹線はやて全線復旧1番列車」と題し、2011年4月29日東京駅6時40分発「はやて115号」に充当されたE2系1000番台J59編成(先頭車両に貼付された復興推進キャンペーンのステッカーも再現)が「限定品」として製品化され、売上の一部が日本赤十字社を通じて東日本大震災の被災地に寄付された[1]

レジェンドコレクション

2005年から鉄道史を語る上でのエポックメイキング的な昭和時代の名列車を中心に、「レジェンドコレクション」を展開している。 レジェンドコレクションとして発売された製品は以下のとおりである。

  1. 101系 中央線快速 10両セット
  2. 151系こだま」12両セット
  3. 近鉄10100系 ビスタカー 6両セット
  4. キハ81系はつかり」9両セット
  5. 381系しなの」9両セット
  6. 581系月光」12両セット
ベストセレクション

同社は「はじめませんか、鉄道模型」のキャッチフレーズを掲げ、身近で親しみやすい新型車両を中心に10車種程度を「ベストセクション」と設定して、3両セットあるいは4両セットを主体に継続的に生産している。

特殊な装備

新機構の開発に意欲的で、付加価値の高い装備を施している。国内はもとより日本国外の製品とも差別化を図っている。

カプラー
  • KATOカプラー(Nゲージ・HOゲージ)
従来のNゲージで標準搭載していたラピードカプラー(以下アーノルドカプラーと記す)が、日本の鉄道車両で用いられる連結器と比較して実感的でなかったため新たに考案したものである。アーノルドカプラー搭載車両と比較して、KATOカプラー搭載車両は連結面間隔が狭く実感的である。自動連結器形のものや密着連結器形のものなど様々なタイプを開発している。このうち密着連結器形のものは車体に取り付ける構造(車体マウント)の「伸縮密連形」があり、これを採用した車両はより狭く実感的な連結面間が再現されるほか、従来は台車に直接カプラーが取り付けられていたため表現できなかった車体端の機器類が表現可能となる。
HOゲージでも同様の構造のカプラーが採用されている。
  • KATOナックルカプラー(Nゲージ)
上記KATOカプラーの自動連結器のものは、前述の通りアーノルドカプラーより実感的ではあるものの実物の形状には及ばず、また車両を突き当てた際の自動連結は出来るものの、関水金属が代理店として取り扱っていたマイクロトレインズ社のマグネマティックカプラー(ケーディーカプラー)のように線路に埋め込んだ磁石を用いた自動開放が出来なかった。そこで、新規に開発されたものがナックルカプラーで、実物の自動連結器に似た外観に自動連結・開放機能が備えられ、外国向け製品から順次採用を開始した。後に自動開放に必要なトリップピンを省いた物を日本国内製品向けに使用開始、現在はKATOカプラーに変わる標準カプラーとして機関車などに採用している。KATOカプラー自連形やマグネマティックカプラーとも連結が可能。
  • KATOカプラー伸縮密自連形(Nゲージ)
従来のKATOカプラー自連形やナックルカプラーとは異なり自動連結・自動開放は不可能なものの、極めて実物の密着自動連結器に似た外観・大きさを実現したもの。台車ではなく車体に取り付ける構造のみで、またKATOカプラー自連形やナックルカプラーとは構造上連結が不可能であるが、それらを必要としない固定編成の客車や特急形気動車の中間連結面などに採用した。「伸縮密連形」と同様、より狭く実感的な連結面を実現できる。他種類のカプラーを搭載した車両と連結する場合は、連結器自体を付属もしくは別売りのパーツを購入し、上記のナックルカプラーもしくはアーノルドカプラーに交換する必要がある。
  • オープンノーズカプラー(Nゲージ・HOゲージ)
新幹線車両の先頭部連結器の構造を再現したリアルな連結機構。ただし操作は線路上で行うことはできない。
  • ダイヤフラムカプラー(Nゲージ)
新幹線車両(0系200系・下記の「KATOダイヤフラムカプラー」採用車両は除く)の中間連結部に採用されている。貫通幌自体に連結機能が備わっている。
  • KATOダイヤフラムカプラー(Nゲージ)
E3系の中間連結部に採用されている。構造としては、在来線用のKATOカプラーと幌枠が一体化したものである。E5系E6系に採用されたものは、ばねを内蔵することによって中央部に戻る機構が備わっている。
走行機構
E351系電車から採用した、曲線上で車体を強制的に内側に傾ける機構で、フライシュマン製品とは方式が異なる。車種により「振り子機構(E351系・383系など)」と「車体傾斜機構(N700系・E5系など)」の呼び名が使い分けられている。
集電用の金属板を板バネとして使用し、台車や車軸に加重を加えることで車輪踏面を線路に押さえつけ走行安定性を高め、脱線や逸走を防止し線路車輪の接点を保持して安定した集電を行う機構。近年の新製品では機関車・電車・客車・気動車・貨車など車種を問わず標準的に装備している。
フライホイールによってモーター回転軸の慣性を保存し、動力車に無通電区間の踏破性能を与え安定した推進力を与える機構(ウォームギアを使用している関係上、惰行は効かない)。走行に安定性が増すほか、より滑らかなスロー走行が実現する。1989年より導入し、2004年に生産休止品を除くすべての電気機関車ディーゼル機関車で装備を完了した。さらに2005年から 電車ディーゼルカーで標準装備が進められている。
車軸端の軸受け部分が走行中に実物と同じく回転する機構。
  • ローフランジ車輪(Nゲージ)
走行用模型として過大になりがちな車輪のフランジを従来の車輪より低くし、また車輪の厚さを薄くして形状を実感的にしたもの。基本的には黒ニッケルメッキによる「黒染め車輪」となっている。なお、この車輪を用いた車両は線路状態や重量によっては従来の車輪を装着した車両よりも脱線しやすかったため、新規生産分については下記の車輪に変更された。但し、DE10など構造上高いフランジの車輪が使用できない車種では、ローフランジ車輪やそれと同等な低いフランジの車輪が引き続き使用されている。
  • 薄型車輪(Nゲージ)
上記のローフランジ車輪の代替として導入したもので、ローフランジ車輪のフランジを少し高くして走行安定性を改善した。現在生産されている車両はこの車輪が標準として用いられる。基本的には黒ニッケルメッキによる「黒染め車輪」となっている。
外観の追求
  • 運転台シースルー(Nゲージ)
ライトユニットにLEDを採用し小型化して床板内収納式とし、電車の運転台と、客室部分との仕切りを再現した。国鉄101系から採用した。
  • トレインマーク変換装置(Nゲージ)
ライトユニットの周りの円筒形状の台座に、4 - 5種類のトレインマークを印刷したフィルムを取り付けている。トレインマークは枠を回転させることにより変換可能。一部の国鉄型電車・客車(183系・185系・485系・583系・14系・24系等)に装備されている。

線路

吊り下げ式のブリスターパックや、紙製ケース入りで販売される。9mmゲージ参入当初は固定式線路 (道床なし・組み立て式線路) のみを展開していたが、後に道床つき・組み立て式のユニトラックを発売した。道床なし・フレキシブル線路も含め、固定式線路は2010年現在でも発売している。

  • 初期のNゲージ用リレーラー (線路に車両を載せる際の補助器具) は、かつて9mmゲージ鉄道模型への参入を企画したソニー製品のもので、参入が中止された後に金型を譲り受けて利用した。

ユニトラック

ユニトラックはプラスチック製の道床つき・組み立て式線路製品の総称で、直線、曲線、ポイントなどの各種線路が用意されている。単品販売やセット販売以外に、車両と制御機器が加えられたスタートセットにも含まれる。

当初はNゲージ用のみ発売しており、道床は薄茶色の成型色で塗装はしていなかった。後年につや消しの明灰色塗装でバラスト表現が細かいものにリニューアルしたが、後に現在のツヤのある灰色塗装に再度変更している。HOゲージ用はNゲージ用に遅れて発売したが、当初はレール (+枕木) と道床部分が分離可能な構造で、重い車両を走らせると線路全体が反る問題が発生することがあった。後年、Nゲージ用と同様なレール・道床一体型の構造となり、強度が増したため反る事はなくなった。Nゲージ用の線路には、道床無しの自社の固定式線路や他社規格の線路を接続するためのジョイント線路を発売している。

基準

Nゲージは直線248mmが、HOゲージは直線246mmが基準の長さとなっている。複線とする場合の間隔はNゲージでは33mm、HOゲージでは60mmである。Nゲージのみ複線レールを発売している。

  • スターターセット (Nゲージ)
車両とユニトラック線路、パワーパックが付属し、さらには追加で購入した車両や線路を収納することができる「秘密のポケット」が付属している。
  • マスターセット (Nゲージ)
スターターセットから車両を除いたセット。M1とM2(M1にV1を組み合わせたセット)の2つを用意している。
  • V線路セットシリーズ (Nゲージ)
目的別にV1 - V16を展開している。
  • ユニトラック線路セット・マスタープランセット (HOゲージ)
線路セットは円のみ。マスタープランセットは円 + 引込み線の付いたセットである。
  • ユニジョイナー (Nゲージ・HOゲージ)
ユニトラック同士の接続に使用されるもの。当初は薄茶色であったが、ユニトラックのリニューアル時に灰色に変更した。レール同士を繋ぐ金属部分も後に変更している。他社の線路でも使用している。
  • PlayTrack
ウェブブラウザ上で動作するユニトラック専用の線路配置をシミュレーションするソフトウェアである。他社が有料会員制サービスとして提供していたが、現在はサービスを終了している。

ユニトラム

ユニトラムはライトレールを用いた「未来の街を描く」という街づくりを開発コンセプトとし、Nゲージ規格の複線軌道とシーナリーベースを一体化した路面軌道プレートからなるシステムである。スタートセットと路面軌道プレートセット (V50) を展開している。

直線部の複線間隔は22mmである。これは既存のユニトラック線路を隙間なく2本並べた状態と同等で、接続も可能である。曲線部分は内側線・外側線ともに同一曲率であり、90度ごとに外側線の曲線開始部が若干オフセットしている。そのため、曲線開始部から45度のプレート同士の接続点で複線間隔が33mmとなる。

路面軌道プレートの軌道面の高さはユニトラックと同一に設計している。なお、ユニトラックの標準的な複線間隔は33mmであり、従来のユニトラック複線線路やポイントなどと直線部で接続する場合には複線間隔の変更が必要である。

制御機器

近年はアメリカデジトラックス社と提携して、DCCに対応した入門用コントローラーD101なども展開している。DCC用の車載デコーダー (受信機) をワンタッチ装着可能とした、DCCフレンドリー対応の製品も多く発売している。2006年以降の欧州向け製品はNEM規格に適合済みである。

伝統的な直流12ボルト制御方式では、パワーパック、新コントローラーシステム (定電圧直流電源) に加え、リアルな質感を備えレバー操作で計器類が連動する運転台形コントローラーを発売している。

  • ジャンプポート
従来の自社直流制御コントローラーをDCCコントローラーに接続させる仕組みで、デジタルコントローラーD101 (DCS50K) に装備される。直流電流を変換して制御信号として認識させるシステムのこと。
  • サウンド制御 (アメリカ向けHOゲージ)
サウンドデコーダーを内装した車両は走行スピードに応じてエンジン回転ピッチ音などを変化させながらリアルに走行する。スロットルからの指示によって、汽笛、警笛、連結音、きしみ音などを自由に鳴らすことのできるシステムである。

ストラクチャー・アクセサリー

日本型Nゲージレイアウトづくりのためのシステム商品を自社ブランドで展開する。また、日本国外の提携各社のレイアウト用品を自社パッケージブランド化し幅広く投入している。16番ゲージでは人形のみ発売している。

ストラクチャー

日本型Nゲージで、駅舎やプラットホームなどの鉄道シリーズのほか住宅など一般情景用品も扱う。イージーキットと呼ばれるキット形態と、完成品形態のものを展開している。1970年代の鉄道施設や町並みを再現する「ローカルストラクチャーシリーズ」は、蒸気機関車時代に強みがある。一部ヘルヤン製品も含まれる。

ジオタウン

プレート上に町並みを再現したシリーズで、完成品形態で販売する。駅前施設のほか、レストランや商業ビル、公共施設など幅広い。郵便自動車や人形などのアクセサリーが展開されている。一部の製品で中国生産のものが存在する。

レイアウト用材料

樹木や草地、地面、ユニトラック用バラストを自社展開している。一部ウッドランドシーニックス製品も含まれる。

印刷物

1980年前後から概ね3 - 4年ごとに「KATO 鉄道模型総合カタログ」を発行していたが、2008年からは公式ウェブサイトでの情報提供が充実された事に伴い、車両製品についてはその年の新規生産予定のモデルや再生産を予定している車種を中心に掲載し、カタログを毎年発行する事になった。ユニトラックやレイアウト用品、制御機器は生産時期を問わず全て掲載されている。カタログに未掲載の車両製品については「KATO Nゲージ アーカイブス - 鉄道模型3000両の世界」で補完することにしている。また、それ以前は季刊発行の小冊子「KATOニュース」で新製品情報を補完していたが、2010年現在発行は休止状態となっている。

  • KATO 鉄道模型総合カタログ (2008年版より1年ごとに発行。2010年版より、名称を「KATO Nゲージ・HOゲージ鉄道模型カタログ」に改めた。)
  • KATO Nゲージ アーカイブス - 鉄道模型3000両の世界
  • KATO NEWS (季刊・年4回発行、2010年現在休止中。)
  • KATO鉄道模型レイアウトガイド
  • ユニトラックレイアウトプラン集 (Nゲージ)

一部の冊子では、アルファベットのNの文字をモチーフにした「エヌジロー」がマスコットとなっている。口癖は「- なのだエヌ!」。

ホビーセンターカトー

テンプレート:Main 自社製品を取り扱うショールーム店舗で、系列会社の株式会社ホビーセンターカトーが運営する。店内にはレイアウトが設置され、自社製品の展示と販売が行われる。顧客との対面窓口としての性格も強く、故障修理をはじめとするアフターサービスを担当する。また、ASSYパーツ(アッシーパーツ)と呼ばれる工場組立部品の品揃えに絶大な強みを持つ。輸入ストラクチャー製品やレイアウト用品の取り扱いも豊富である。なお、1977年東京都新宿区高田馬場に開設されたショールームおよび東新宿のホビーセンター仮店舗(社屋建替えのための措置)は閉鎖されホビーセンターに集約された。

東京店東京都新宿区西落合1丁目24番10号(関水金属社屋1-2階)

大阪店大阪府吹田市豊津町12番10号


ラウンドハウス(ROUND HOUSE)
ホビーセンターカトーのオリジナル製品のブランド名である。ただし、ラウンドハウスブランドで発売されている車両は、一部を除いて関水金属製品の金型を使用しているため、実車と異なる部分がある。そのため、製品は「タイプ」として販売している(この点は特別企画品と似ている)。
KATO CUSTOMSHOP
近年、DCCの取り扱いを本格化していることに関連してホビーセンター内に KATO CUSTOMSHOP を併設。パーツやシールの取り付けを有償で受け付けるほか、DCC導入の相談や加工サービスを提供している。
保存車
東京都の店舗の敷地内には京急230形電車を展示している。車内は公開していない。

関連項目

出典

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外部リンク

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  1. テンプレート:Cite web