関心空間

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関心空間(かんしんくうかん)とは、自分が今もっている関心事を登録して、他人の関心事と "つながり" を持たせたり、相互に感想などを書き込むことのできるインターネットコミュニティサイト。2012年2月1日以降、株式会社関心空間から事業譲渡を受けた株式会社SIIIS(シーズ)が運営している。

キーワード

一枚のカード状の画面に、自分の関心の対象である物や人のスペック、自分がどういったところに関心があるのかなどを、簡単な文章で登録する。これをキーワードという。ブログ投稿へのコメントと同じように、他の参加者のキーワードへコメントをつけたり、自分のキーワードへコメントをもらうこともできる。

キーワード登録可能なカテゴリー(2010年3月現在)
ブック グッズ グルメ エンターテイメント ミュージック
スポーツ レジャー コンピュータ アート ノンカテゴリー

つながり

他人のキーワードで、これまで登録した自分のキーワードと何らかの関連がある場合は、そのキーワードどうしに "つながり" をつけてリンクさせることができる。その際のリンクには「○○ “つながり”」と名前を任意でつけることができる。

例)あるユーザーAの「Xperia」という同じキーワードに、ユーザーBが「Androidつながり」ユーザーCは「スマートフォンつながり」として、それぞれの自分のキーワードをリンクさせることもできる。ユーザーAは、それぞれのキーワードに対して任意の名前で相互リンクをつけることもできる。

日記

簡単なブログ機能。タイトル、日付、本文、画像添付(3ファイルまで)、トラックバックURL追加、下書き保存、RSS出力が可能。あらかじめ連携設定を行うことで、Twitterへの同時投稿も行える。

コレクション

複数のキーワードを集めて1つのページに表示できる機能。コレクション名として自分でテーマを決め、自分または他のユーザーのキーワードを登録する。「どのコレクションに登録するかはまだ決めていない」という場合、コレクション候補として登録しておくこともできる。

コミュニティ

同じ趣味・趣向を持つ他のユーザーと、キーワードを中心に集う機能。各コミュニティに参加したユーザーが、テーマに沿ったキーワード、コレクション、日記を投稿して共有することができる。コミュニティごとのBBS機能もある。

マップ

飲食店やショップ、美術館など、住所情報のあるキーワードを(Google Mapをベースとした)地図上に表示する機能。住所や駅名などを入力して検索が可能。

歴史

  • 2001年7月11日 - ベータ版としてスタート
  • 2001年11月7日 - 正式サービス開始
  • 年月不明 - 関心空間Group、関心空間Pro、関心空間SPサービス開始。それにともない従来サービスを関心空間freeとする。
  • 2003年7月 - 関心空間freeは旧株式会社ユニークアイディから、ボランティア運営組織である「関心空間運営事務局」に運営委託
  • 2004年12月 - 日記サービス開始
  • 2005年7月11日 旧株式会社ユニークアイディは株式会社関心空間として社名変更
  • 2005年12月 - トラックバック機能追加
  • 2006年4月24日 - デザインを含めた大幅リニューアルを実施
  • 2008年7月11日 - iPhone向け「関心空間」サービス開始
  • 2009年8月24日 - mixiアプリ「Sesh!(セッシュ)」を公開(株式会社リクルート メディアテクノロジーラボの開発協力)
  • 2009年12月25日 - 「関心空間」Twitterとの連携機能を提供開始
  • 2010年1月6日 - iPhoneアプリ「ランブリン(Ramblin)」発売
  • 2012年2月1日 - 株式会社SIIISへ事業譲渡、全サービスおよび従業員をSIIISが継承。株式会社関心空間は社名を株式会社ユニークアイディに変更。

外部リンク

  • 株式会社関心空間
  • 関心ラボ - 関心空間の運用開発を通して得た知見・体験を元に、次世代のコミュニティ・デザインについて考察するバーチャルラボ