鈴木哲 (野球)

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テンプレート:Infobox baseball player テンプレート:MedalTop テンプレート:MedalSport テンプレート:MedalSilver テンプレート:MedalBottom 鈴木 哲(すずき てつ、1964年1月22日 - )は、福島県出身の元プロ野球選手投手)。テンプレート:Byで現役を引退し、西武のスカウトに転進した。

来歴・人物

プロ入り前

福島県立福島高等学校では斎藤智也と同期で、2年浪人して慶應義塾大学文学部に進学した。入学時は肩の筋肉が衰えていたが、トレーニングを重ねて2年春には志村亮とともに投手陣の柱に成長[1]。3年春には勝てば優勝の決まる早慶戦で9回2死から加藤正樹に逆転サヨナラとなる二塁打を打たれ、優勝を逃している[2]。4年生になると最速145km/hの速球[3]六大学リーグ屈指の速球派右腕と評され、リーグ戦では通算18勝10敗の成績を挙げた。プロからも注目を集めたが、海外に出て勉強をしたいとしてドラフト会議前に熊谷組への入社を宣言し[4]、指名する球団は現れなかった。なお、ドラフト前に鈴木を1位指名の候補としていた中日ドラゴンズは鈴木のプロ拒否を受け、急きょ1位指名を立浪和義に切り替えた。

社会人1年目のテンプレート:By都市対抗に出場し、準々決勝の対日本たばこ戦では勝利投手となったが、準決勝の対NTT東海戦では同点の9回1死一、三塁の場面で登板し、サヨナラ3ランホームランを打たれた[5]。 また、同年はソウルオリンピック野球日本代表に選ばれている。

社会人時代も一貫してプロ入り拒否の姿勢を示していたが、1989年のドラフト会議西武ライオンズから指名を受けた。指名直後は入団しない事を明言したが、一方でドラフト直前に西武のスカウトと接触しており[6]、二回の交渉の結果、契約金と年俸それぞれ7,500万円、840万円(いずれも推定)で入団に合意している[7]

プロ時代

1年目のテンプレート:Byから先発・中継ぎとして1軍の試合に登板し、9月12日の対ロッテ戦ではプロ初先発で完封勝利を挙げている。また、11月にはパ・リーグ東西対抗にも出場した[8]。翌テンプレート:Byオープン戦の第一戦に先発するなど期待され[9]、7月には連続完投勝利を挙げるなど14試合に先発している。同年の日本シリーズでは第4戦に登板し、2回を3安打1失点に抑えた[10]テンプレート:Byは登板機会が減少して年俸は400万円減の1,400万円(推定)となっている[11]。ひじ痛などで思うように成績が伸ばせず[12]テンプレート:Byオフに植田幸弘選手との交換トレード広島に移籍。

テンプレート:Byは自己最多の36試合に登板して防御率2.62と、リリーフとして活躍した[13]テンプレート:By10月に金銭トレードにより西武に復帰[14]テンプレート:Byのシーズンを最後に引退し、西武のスカウトとして東北地区や海外を担当した。2012年より二軍ディレクター[15]

プレースタイル

スリー・クォーターから繰り出す140km/h台の速球が持ち味で、スライダーフォークも投げていた[16]。一方で制球力が課題となり[17]先発ローテーションに定着できなかった。

詳細情報

年度別投手成績

テンプレート:By2 西武 7 4 1 1 0 1 1 0 -- .500 135 28.2 28 2 20 0 3 19 1 0 12 9 2.83 1.67
テンプレート:By2 20 14 2 1 0 4 6 0 -- .400 334 77.2 67 8 41 1 7 48 1 0 39 35 4.06 1.39
テンプレート:By2 4 2 0 0 0 0 2 0 -- .000 63 11.1 20 3 6 0 1 11 1 0 18 15 11.91 2.29
テンプレート:By2 5 0 0 0 0 0 1 0 -- .000 48 10.0 10 0 11 0 2 2 1 0 9 9 8.10 2.10
テンプレート:By2 広島 36 6 0 0 0 2 3 1 -- .400 319 75.2 63 6 37 2 3 58 0 0 25 22 2.62 1.32
テンプレート:By2 8 0 0 0 0 0 0 0 -- ---- 37 8.0 8 0 6 0 0 3 1 0 5 5 5.63 1.75
テンプレート:By2 西武 4 0 0 0 0 0 0 0 -- ---- 23 4.1 6 0 4 0 0 4 0 0 4 1 2.08 2.31
通算:7年 84 26 3 2 0 7 13 1 -- .350 959 215.2 202 19 125 3 16 145 5 0 112 96 4.01 1.52
  • 各年度の太字はリーグ最高

記録

背番号

  • 34 (1990年 - 1993年)
  • 26 (1994年 - 1995年)
  • 46 (1996年 - 1997年)

脚注

テンプレート:Reflist

関連項目

テンプレート:西武ライオンズ1989年ドラフト指名選手

テンプレート:ソウルオリンピック野球日本代表
  1. 朝日新聞、1985年5月31日付夕刊、P.3
  2. 毎日新聞、1993年11月2日付夕刊、P.7
  3. 朝日新聞、1988年6月18日付夕刊、P.3
  4. 読売新聞、1987年11月18日付朝刊、P.17
  5. 読売新聞、1988年8月7日付朝刊、P.19
  6. 読売新聞、1989年11月28日付朝刊、P.19
  7. 読売新聞、1989年12月21日付朝刊、P.21
  8. 読売新聞、1990年11月19日付夕刊、P.21
  9. 読売新聞、1991年2月28日付朝刊、P.19
  10. NPB公式記録 1991年日本シリーズ 第4戦
  11. 毎日新聞、1992年12月3日付朝刊、P.21
  12. 朝日新聞、1993年11月16日付朝刊、広島地方面
  13. 読売新聞、1994年10月26日付夕刊、P.3
  14. 読売新聞、1995年10月14日付朝刊、P.21
  15. テンプレート:Cite web
  16. 読売新聞、1990年3月14日付朝刊、P.19
  17. 読売新聞、1991年8月17日付朝刊、P.18