金沢信用金庫

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金沢信用金庫(かなざわしんようきんこ、英語Kanazawa Shinkin Bank)は、石川県金沢市南町に本店を置く信用金庫である。石川県内の信用金庫としては、最大の預金量を有している。愛称は「きんしん」であり、店舗の看板などに広く利用されている。

概要

2013年(平成23年)現在、石川県に店舗を有している。2003年(平成15年)に経営破綻した旧石川銀行の一部店舗を継承した。翌年の2004年(平成16年)には富山県西礪波郡福光町(現在の南砺市)に本店があった旧福光信用金庫の3店舗の事業を継承していたが、のちに譲渡した。

金沢信用金庫では、2010年(平成22年)6月から信金中央金庫による支援を受けながら経営健全化計画を実施[1][2]。その一環として、店舗および人員の削減を5年計画で実施している。

2004年(平成16年)に旧福光信用金庫の事業を継承した3店舗を、富山県高岡市に本店がある地方銀行富山銀行へ譲渡。2012年(平成24年)10月9日に譲渡が行われた[3][4][5]

沿革

  • 1908年(明治41年)9月1日 - 無限責任金沢材木町信用組合として設立。
  • 1918年(大正7年)1月1日 - 無限責任金沢戌申信用組合に改組。
  • 1920年(大正9年)4月1日 - 無限責任金沢信用組合に改組。
  • 1944年(昭和19年)9月 石川県信用購買組合協同会の事業を譲受。金沢市信用組合を吸収合併。金石信用組合と合併。
  • 1950年(昭和25年)4月1日 - 中小企業等協同組合法により信用協同組合金沢信用組合に改組。
  • 1951年(昭和26年)10月1日 - 信用金庫に転換、金沢信用金庫に改組。
  • 1954年(昭和29年)5月1日 - 北国信用金庫を吸収合併。
  • 1977年(昭和52年)11月1日 - 第一信用組合を吸収合併。
  • 1978年(昭和53年)11月1日 - 石川県商工信用組合を吸収合併。
  • 2000年(平成12年) - 加南信用金庫と合併。
  • 2002年(平成14年)4月22日 - 経営破綻しただいしん信用組合の事業一部譲受。
  • 2003年(平成15年)3月24日 - 経営破綻した旧石川銀行の一部店舗の事業を継承。
  • 2004年(平成16年)3月22日 - 福光信用金庫と合併。初めて石川県外に店舗を持つ。
  • 2012年(平成24年)10月9日 - 旧福光信用金庫の3店舗を富山銀行に譲渡。

店舗

2013年(平成25年)3月31日現在

石川県

ATMについて

ATMでは、北陸地方3県(富山県・石川県・福井県)内に本店を置く信用金庫(しんきん北陸トライアングルネットワークATMサービス)のカードに限ってATM利用時間内に関わらず入出金手数料が終日無料で利用できるほか、北陸3県以外の信用金庫(しんきんATMゼロネットサービス)のカードでも平日8:45から18:00までの入出金および土曜9:00から14:00までの出金に限り手数料が無料で利用できる。

また、ジャパンネット銀行楽天銀行新生銀行などのインターネット専業系や外資系等の銀行へのATMからの振り込みは相手銀行からの推薦が得られていなかったことが理由で長らく出来ない状態であったが、現在は可能になっている。

ATMベンダ

全て沖電気工業を採用している。

脚注

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関連項目

外部リンク

  • 「金沢信金、富山撤退へ」 - 北陸中日新聞 2011年9月17日付朝刊「ほくりく経済面」
  • テンプレート:Cite news
  • テンプレート:PDFlink - 金沢信用金庫ニュースリリース 2012年10月9日
  • テンプレート:PDFlink - 富山銀行ニュースレター 2012年10月4日
  • 金沢信金、富山から撤退 3店を譲渡 - 北國・富山新聞 2011年9月17日