野蒜駅

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野蒜駅(のびるえき)は、宮城県東松島市野蒜字北余景にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)仙石線である。

2011年平成23年)3月11日に発生した東日本大震災津波)によって大きな被害を受け、以降は当該線区とともに無期限での営業停止となった。震災翌年、震災後不通となっていた区間のうち陸前大塚駅から陸前小野駅までについては線路を内陸に移設して復旧することが決定。これに含まれる野蒜駅についても内陸部に新設されることが発表され、2015年度内の全線復旧を目標として工事をすることがJR東日本から発表となった[1]

概要

奥松島・野蒜海岸方面への玄関口となっていたが、鳴瀬川の対岸にある産業遺産野蒜築港跡へは、隣の陸前小野駅が最寄り駅となっていた。

東日本大震災後の復旧路線は、従来よりも内陸部に約500メートル移動させることが決定しており、2015年平成27年)度中の開業が予定されている[1]。それにあわせて野蒜駅も新設されることが決定したが[1]、新駅の詳細や名称は未定である。

なお、旧駅舎は観光交流拠点「野蒜地域交流センター」として整備が進められており、1階部分には2014年(平成26年)5月29日に「ファミリーマート東松島野蒜駅店」が開店[2]、2階部分には多目的スペースが整備される予定になっている[3]

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地上駅であり、ホームへは構内踏切で連絡していた。

矢本駅管理の業務委託駅東北総合サービスに委託)で日中のみ駅員配置。POS端末自動券売機・簡易Suica改札機設置であり、駅舎内に奥松島観光情報センター(Nまっぷ)が併設されていた。

東日本大震災の影響により、現在当駅には列車が発着していない。また駅員も配置されておらず、事実上の無人駅となっている。松島海岸駅と矢本駅を結ぶ代行バス停留所は駅舎前および道路上に設置されている。

のりば

1 テンプレート:Color仙石線 (上り) 本塩釜多賀城仙台あおば通方面
2 テンプレート:Color仙石線 (下り) 矢本石巻方面
(上り) 本塩釜・多賀城・仙台・あおば通方面

利用状況

乗車人員推移
年度 一日平均人員
2000 727
2001 718
2002 701
2003 663
2004 627
2005 617
2006 579
2007 571
2008 527
2009 493
2010 478
2011
2012 27
2013 23

テンプレート:-

駅周辺

歴史

この駅は海岸の観光を巡って一度改称され、再び元に戻されるという経過をたどっている。最初は、付近の野蒜海岸を神戸市須磨海水浴場になぞらえて、東北須磨駅と改称したが、国有化時に「野蒜」に戻された。

テンプレート:要出典範囲

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隣の駅

東日本旅客鉄道
テンプレート:Color仙石線
テンプレート:Color快速
高城町駅 - 野蒜駅 - 陸前小野駅
テンプレート:Color普通
東名駅 - 野蒜駅 - 陸前小野駅

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

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外部リンク

テンプレート:仙石線

テンプレート:仙石東北ライン
  1. 1.0 1.1 1.2 JR仙石線全線、15年度にも復旧、一部区間を内陸に移設(『日本経済新聞』 2012年1月27日朝刊社会面)
  2. テンプレート:PDFlink - ファミリーマート、2014年5月28日、2014年5月30日閲覧。
  3. 津波で被災した旧野蒜駅舎にコンビニ きょうオープン(河北新報 2014年5月29日、2014年5月31日閲覧)