重核子爆弾

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重核子爆弾(じゅうかくしばくだん)は、アニメ『ヤマトよ永遠に』『宇宙戦艦ヤマトIII』に登場した架空の兵器。ハイペロン爆弾とも呼ばれる。デザイン担当は辻忠直

概要

暗黒星団帝国が地球侵攻に投入した超大型爆弾であり、ヤマトシリーズにおける大量殺戮兵器の1つでもある。宇宙空間航行能力を持っており、自力航行で太陽系外から地球まで飛来した。その際の航行速度は5000宇宙ノットと非常に高速である。タキオンエンジンを使用しており、無限大の航続距離を誇る。

形状
表面は黒色で、ダルマのような形態を持つ。先端部分の赤く輝いている部分が起爆装置になっている。巨大な構造物である爆弾の内部には、人間の往来が可能な通路、エレベーター、テラスなどが設置されており、多数の兵士が警備に当たっている。下部には固定用のドリルが設置されており、地面へ撃ち込まれると、再び飛び上がることは不可能である。自己防衛機能とて、周囲にはバリアが張り巡らされており、外部からの侵入を防いでいるが、地中までは及んでいない。
起爆装置
本星と地球の爆弾の両方に起爆装置が内蔵された二重構造となっており、爆弾側が破壊されても本星側が無事であれば起爆が可能である。また、本星側が先に破壊されると、爆弾側が自動的に起爆する構造にもなっている。
破壊プロセス
中間子質量を破壊する一方、外傷を与えずに全生物の脳細胞を一挙に死滅させる。起爆すると、内部に封入された重核子へ中性子ビームが照射され、高エネルギーのプラズマ状態となる。このプラズマ化された重核子を超高エネルギー状態で炉内に閉じ込め、二重らせん構造の定常空間を維持すると、周囲の空間に歪みが発生してベータ変調された重力波が発生する。これを浴びた生物は細胞核内部のDNAが異常活性され、自己崩壊してしまう[1]
起爆から死に至るまでのプロセスが設定されており、プログラムされた生物だけでなく、任意の種を選んで死滅させることも可能である。

劇中での描写

ヤマトよ永遠に
暗黒星団帝国が地球侵攻に使用する。赤色状の光線を爆弾表面部全体から放射することにより、惑星規模の大量殺戮が可能である。冥王星、天王星、海王星、土星、火星の各基地の人間は重核子爆弾の通過時にこの殺戮光線を浴びて死滅しており、暗黒星団帝国の地球奇襲成功の一翼を担った(地球へ突進する黒い重核子爆弾とその赤い光が、本作のタイトルバックとなった)。
物語終盤でパルチザンが突入、森雪アルフォン少尉の対決と別れの舞台となる。戦争終結後、爆弾は地球上に残され、平和記念公園のモニュメントとなっている[2]
宇宙戦艦ヤマトIII
シャルバートでも王家の谷で保管・封印されている。こちらのカラーリングは白であった。

脚注

  1. 『ファイナルデラックス版 ヤマトよ永遠に』のP265より。
  2. 『宇宙戦艦ヤマト完結編』のメガロポリス全景の設定画より。

参考文献

  • 『ファイナルデラックス版 ヤマトよ永遠に』(西崎音楽出版、1980年)
  • 『ロマンアルバムエクセレント53・54 ‘宇宙戦艦ヤマトPERFECT MANUAL1・2’』(徳間書店、1983年)
  • 『別冊アニメディア‘宇宙戦艦ヤマト完結編’』(学習研究社、1983年)

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