超特急ヒカリアン

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テンプレート:Infobox animanga/Header テンプレート:Infobox animanga/TVAnime テンプレート:Infobox animanga/Footer超特急ヒカリアン』(ちょうとっきゅうヒカリアン)は、トミー(現・タカラトミー)から発売されたロボット玩具シリーズである。タイアップとして子供向けのOVAと雑誌連載、1997年から2000年にかけて放送されたテレビアニメシリーズと絵本作品がある。

正式名称は『超特急ヒカリアン JAPAN HIKARIAN RAILROAD』。発売以前の仮称は『正義の超特急 ヒカリアン JAPAN HIKARIAN RAILROAD』だった。

2001年にヒカリアンのアニメーション制作権を東宝が取得し、2002年にアニメの続編となる「電光超特急ヒカリアン」が放送され、同時期に玩具も新規展開した。

概要

宇宙の彼方にあるブラッチャール星から暗黒エネルギーで構成されるブラッチャール星人であるブラックエクスプレス・ドジラス・ウッカリーが地球に降り立ち、まずは日本中を“真っ黒け”にする「ブラブラ大作戦」(OVAでは地球征服を目標に悪戯)を企む。実行に移そうとすると、ヒカリアン星から正義の光エネルギーで構成されるヒカリアン星人が追って来て、それぞれエネルギー源である電力が容易に採れる新幹線を基とする鉄道車両などの乗物と融合する。自動車・機関車など、エンジン蒸気機関で電力を発電するキャラクターもいる。

線路を走る時以外は変形し、それぞれ地球で暮らしながら、ヒカリアンの最大の敵であるシルバーエクスプレスを討つべく戦って行く。ヒカリアンのサポートのために地球人側が設けたのが日本ヒカリアン鉄道(JHR)という鉄道会社で、普段はヒカリアンではない新幹線や電車に混ざりながら旅客輸送を行う仕事をこなしている。

玩具

新幹線などの鉄道車両アクションチェンジロボット(ヒカリアン/ブラッチャー)に変形する。1994年頃にトミーとアーミックデザインオフィス(現:有限会社アーミック)の共同開発によりプラレール企画室で商品企画化され、1995年から1999年にかけてトミーから新製品が発売された。この時期にトミーではヒカリアン事業室というセクションが新設・独立していた。

ヒカリアンの車両はプラレールのレールに載せることが可能で、プラレール(後のトミカ・プラレール)総合カタログに商品情報が掲載された点から、ゾイドなどのロボット系統よりはプラレール系統の製品群となっている。

テレビアニメ化以前のキャッチコピーは「超ヒカリ変形!」。ブーブーカンカンの全国放送開始や関連商品が数多く発売され充実していた1998年度が最盛期であり、同時期にトミーによるトミカプラレールのオフィシャルファンクラブ発足に合わせて、「ヒカリアンファンクラブ」結成も計画されたが、実現には至らなかった。

「超特急ヒカリアン」の玩具商品は2001年頃までは店頭・問屋の在庫限りで流通していた。2002年4月から約9か月間「電光超特急ヒカリアン」が新規展開された。

1997年にはトミー関連会社のユージンやハシモトなどからもヒカリアンのマスコットなどが発売された。

登場人物

ヒカリアンとブラッチャーは玩具(JHR0XXレギュラーシリーズ)として製品化されている。

【 】内は対応する玩具の製品名。「声 - 」はテレビアニメの声優、( )内は特に注意書きがないかぎり、OVA版の声の出演。

JHR

のぞみ(ヒカリアンのぞみ)【JHR001】
声 - 嶋崎はるか高山みなみ
300系からチェンジする主人公のヒカリアン。元気で明るい性格だが慌てん坊でもある。余暇はリモコンバギー(RCバギー→ミニ四駆)を操って遊ぶ。必殺技は太陽の光を増幅して放つ「スカイサンデー」。ただし、天気の悪い日や夜などの空に太陽が無いときは使えない。後にその弱点をカバーするために、新しい装備での新必殺技「スターダストストリーム」や「パーフェクトスカイサンデー」を併用するようになった。武器はハンドソード、スカイソード、太陽の盾、スターシールド、パーフェクトシールド。
新橋テツユキ
声 - 巻口久美子くまいもとこ
もう一人の主人公。学年は、設定画では4年生になっているが、本編では教室や教科書、答案用紙などに小学5年生ととれるシーンもある。大阪の祖母の家に遊びに行った帰りに乗った新幹線がのぞみで、それがブラッチャーに襲われてヒカリアンとなったのがきっかけで知り合い大親友となる。ミナヨよりハッキリした性格ながら、美人なお姉さんを見るとデレデレする。野菜嫌いで毛虫が苦手な様子。
ブラッチャーロボ2号をJHRが奪って改造したテツユキロボに乗り込んで操縦し、ヒカリアンをサポートしたお手柄でJHR少年隊員に任命された。
第92話でJHR中央新幹線の建設現場で将来JHRの運転士になる事を決意すると、のぞみの運転席に座って運転するようになる。それまでは客席に座ってヒカリアン自身が運転していた。107話でのぞみとの友情や信頼が深まり特別隊員に格上げされ、ヒカリアンモバイルというヒカリアンとのテレビ電話が可能なPDA端末(現代のスマートフォンに近い)を渡される。着メロは「ぼくらのヒカリアン」。JHRでの重要性からシルバーエクスプレスに狙われるようになり、最終回間近でシルバーに脅されてのぞみと自ら絶交してしまうが、ヒカリアン達と和解し大団円を迎えた。
『電光超特急ヒカリアン』でも終盤に登場し、成長して性格が変わっている。
神田ミナヨ
声 - 嶋崎はるか(本間ゆかり
ヒロインでテツユキの同級生・ガールフレンド。ただしクラスは異なるようで、テツユキが遅刻した事を教室内ではなく廊下に立たされているのを見て知るシーンがある。東京駅構内にあるカレー店「ヒーヒーカレー」の看板娘でもある。テツユキが未知アンナやゲストキャラのお姉さんにデレデレしているのを見ると嫉妬する。初期はレギュラーだったが、<捜せ 仲間たち!>編から2から3話に1回程度と登場回数が減少し、123話から134話にかけてはほとんど登場しなかった。当初は少しおとぼけな性格だったが、一日駅長をした第42話で脚色によってワガママで自意識過剰、極わずかにサディストのようにも見える破茶滅茶な性格となり、ヒカリアンとブラッチャー達を振り回した。第3シリーズでこの性格が常態化したことから、第1シリーズと第3シリーズとを見比べてみるとほとんど別人である。『電光超特急ヒカリアン』へキャラは引き継がれている。
米国版ではミーナ(Mina)というニックネームで呼ばれている。
つばさ【JHR002】
声 - 藤原あかり寺田はるひ石田彰
のぞみに次いでヒカリアンとなった。のぞみとは同期で仲の良い友達であり、一緒にいることがテツユキに次いで多い。お化けが苦手で自分の担当地区の線路に蒸気機関車の幽霊(ブラッチャーの立体映像)が出たときは行くのを拒否した。ケーくんの兄貴分として面倒を見ることになる。武器は、スラッシャーウイング、風のたて。
ひかり(ひかり隊長)【JHR003】
声 - 成田剣(不明)
100系からヒカリアンチェンジしたJHR隊長。普段は頼れる隊長だが、けっこう細かいところもある。責任感が強くなんでも一人で背負い込むため過労で倒れた事も。ひたち四兄弟を相手にキレたことがある。泳げない。武器はソニッククラッカーと光の盾。必殺技はフラッシュリング。ヒカリアンの中では、一番悲惨な目にあっている。OVAでも隊長として登場するがテレビ版程の活躍は見せてはおらず、ウィンダッシュ、マックス、ポリスウィンと共に「危ない!」を2回、「卑怯だぞ!」というセリフだけだった。
ウィンダッシュ【JHR004】
声 - 巻口久美子(不明)
「ヒカリアンステーション」のオペレーターであり、300X博士直属の助手。限定的ながら予知能力を持っている。性格は真面目で素直、おおらかだが、おっちょこちょいな所もある。また、予期せぬ事柄に慌てふためく事も。第118話にて、彼の超能力を研究するために九州支部に招かれた事があるが、博多に向かう彼にミナヨが同乗していたため、さんざん彼女に寄り道をさせられた挙げ句、300Xに叱責を受けてしまった。ただし、寄り道のおかげで事故に遭いそうになった子供を救う事は出来た。武器は半月刀と未来の盾だが、戦闘要員ではないため、アニメでは未使用。登場人物の中では一番まともな常識人。残像が残るほどのスピードでコンソールのキーボードを操作するシーンがあるほど、コンピュータ操作に卓越している。
登場する時は大体デスクワークのシーンが多いが、ウエスト・つばさらの言わば年少組とテツユキとでかくれんぼに興じた事もある。
マックス【JHR005】
声 - 鈴木勝美(不明)
力自慢のヒカリアンで、豪快な性格をしている。E4と同じ地区を担当しているため、一緒にいることが多い。武器はパワーハンマーと大地の盾。E4ほどではないが口数は少ない。続編では登場しないため、彼の消息は謎に包まれている。
ポリスウィン【JHR006】
声 - 成田剣(不明)
ヒカリアン特車隊の一人で鉄道警察隊所属。口癖は「タイホー」。困っている人を見ると放っておけないお人好しな性格で、そのため犯人に逃げられてばかりいる。犯人連続取り逃がし記録は劇中では少なくとも70回を超えている。彼ら特車隊はそれぞれが特殊仕様のトレーラーを所持しており、ポリスウィンの場合は巨大なアームが付いた「ポリストレーラー」。てれびくんの記事によれば、ウィンダッシュや本編未登場のレスキューウィンとは兄弟の関係にあるらしいが、劇中では特にそういった描写はされていない。武器はパトリボルバー、ポリスシールド。
E2ジェット【JHR008】
声 - 原沢勝広千葉進歩加瀬田進中村大樹
「スピードが命」なヒカリアン。自分より早い存在をみつけると営業運転中にもかかわらずスピード勝負を挑むため、300X博士に何度かカミナリを落とされたあげく謹慎処分をくらったことがある。ただしこの性格も、その後、治った模様。ヒカリアンの姿では音速を超えて飛行することも可能。武器はジェットガン。続編でも登場するが彼とは全く別人である。
300X博士【JHR009】
声 - 鈴木勝美(石井康嗣
ヒカリアン達の司令官で、みんなからは「博士」とよばれている。穏やかな性格だが毅然とした強い意志を持つ。ヒカリアンステーションも含めたヒカリアン達の装備は全て彼が作ったもの。助手であるウィンダッシュには甘い所もあり、第143話でパーティーに行けず気落ちしている彼のために、会場までステーションで行こうとした事もある。これはブラックの罠だったが、会場には駐車場が無かったため未遂に終わっている。武器はマグネットシールドだが、アニメでは未使用。ひかり隊長ほどではないが、基本的に怒ることが多い。続編での「電光超特急」ではすでに司令官を退いていたらしく、彼の消息は不明。
ファイヤーネックス【JHR010】
声 - 鈴木勝美(塩屋翼
ヒカリアン特車隊の一人で鉄道消防隊隊長。べらんめぇ口調で話し、性格もちゃきちゃきの江戸っ子。ときどきミナヨのことが好きそうな描写を見せることがある。特殊車両は消防トレーラー。武器は化学消火アーム。
スナイパーソニック【JHR011】
声 - 横田栄治中原茂
ヒカリアン特車隊・鉄道警備隊所属であり、特車隊のリーダーでもある。沈着冷静な性格で「スナイパー(狙撃手)」の名の通り、正確無比な射撃が得意。ソニックレディーをはじめとする地球の女性をよくナンパするも、たいてい失敗に終わる。特殊車両は長距離砲撃ができる大きな砲を搭載しているスナイパートレーラー。カラーリングはライトグリーン。武器はスナイパーキャノン。続編では第14話までのOPにしか登場しない。
ウエスト【JHR012】
声 - 北原冬子
500系がヒカリアンチェンジした赤ん坊。その力は時空をも超える。時空を越える力は大泣きすると発揮されるため、ウエストが泣きそうになるとヒカリアン、ブラッチャー問わずみんな逃げ出す。第3シーズンから少し成長してしゃべれるようになった。病に冒されたのぞみを助けるために薬を持って台風の中、一人大阪から東京間を走り抜いた頑張り屋さん。武器は、ウイングセンサー。必殺技は「タイムスラッシュ」(127話)
ラピート【JHR013】
声 - 鈴木勝美
ヒカリアンの忍者。一人でいることを好み、普段はクール。気絶するほど納豆が嫌い。ひょんなことからドジラスとウッカリーを弟子にしたことがある。武器は、忍者の刀・大風車手裏剣。ポプラ社から発売された絵本ではコテコテの関西弁で話していた。さらに一部では、第3シーズンのある話からロリコン疑惑が生まれている。一見ストイックだが、実は目立ちたがりの一面を持ち(第41話)、この部分は「電光」でも受け継がれている。
E3レーサー【JHR014】
声 - 成田剣
E2のライバル。ひょうきんな性格。E2が空でのスピードに秀でているのに対して、足にタイヤがついており陸上でのスピードに優れる。E2とはよく「きりたんぽ」をかけて勝負している。武器はきりたんぽだが、設定画では「きりたんぽ型の手榴弾」と明確に書かれている。E2ジェット同様、続編にも登場しているが彼とは全くの別人である
やまびこ【JHR015】
声 - 紅井ユキヒデ
ひかり隊長とは同期で、東北地方のヒカリアン達のまとめ役。のんびり屋でなにがあってもどっしりと構えている。つばさが尊敬するヒカリアンでひかり隊長ものぞみに「やまびこのようになれ」と言っていた。弟分(当時の公式ウェブサイトでは実際に“弟”)のケーくんを可愛がっている。本編では実車と同じようにつばさと連結して走行するシーンも見られた。
Dr.イエロー【JHR017】
声 - 横田栄治
ヒカリアン達の使うメカの整備から、線路の整備まで一手に担うヒカリアンの第一級技術者。皆からは「ドクター」と呼ばれている。戦闘は苦手でブラックエクスプレスにやられそうになったこともあった。線路の整備に使うために開発した巨大装甲車ビッグワンダーに乗ってからは、前線でも活躍するようになった。ヒカリアントレーラーの運転手でもある。ヒカリアンステーションのオペレーターの一人だが、他の2人に比べるといまいち目立たない。
E4【JHR019】
声 - 鶴岡聡
マックスの幼馴染で親友。マックス曰く「無口な奴」で、劇中数回しかしゃべらなかった。そのため普段は物事をジェスチャーで伝える。その中には「夜」と「三」で「許さん」など、かなり強引なものもある。武器はパワーバット。必殺技はダブルデッカー。
こだ爺【JHR020】
声 - 鈴木勝美
0系からチェンジしたヒカリアンの長老。いつも寝ている。起きると超能力でお告げをするが、その反動ゆえかまた寝てしまう。第71話のやまびこの回想シーンでは全盛期のこだま(後のこだ爺)の姿が登場しており、現在の彼の姿からは想像もつかないほど勇敢である。
スター21【JHR021】
声 - 松尾貴司(初登場時は鈴木勝美)
新幹線の試験車両で、いつかお客を乗せて走るのが夢。Dr.イエローと同じくらいの腕を持つ技術者でもある。しかしDrイエローと違い失敗作はない。「スター21に不可能はない!」が口グセで、のぞみの武器を改造したこともある。新幹線としてのスピードは一番早い。武器は、スピードシールド。
ロマンスカー【JHR022】
声 - 加瀬田進
セブン-【JHR023】
声 - 一条和矢
第119話から登場(700系としては第98話から)。700系からチェンジ。爽やか系の青年で非常に強いが、それを自慢せずに皆をさりげなくサポートしている。ひかり隊長とコンビを組んでいることが多く、皆がさんざん苦戦したスカイシャーダンもあっさり倒した。ポリスウィンに頼み込まれて彼に特訓を課したことがある。武器はワームホールブラスターだが、本編では未使用。
ケーくん【JHR024】
声 - 松浦有希子
ヒカリアン最年少で、親戚のやまびこからつばさに面倒を見るように頼まれる。幼いため、あまり言葉を喋らない。本編ではやまびこ同様つばさと連結して走行するシーンが見られた。
救急あずさ
声 - 北原冬子
Dr.イエローの補佐を勤めるヒカリアンの看護師。JHR基地唯一のウーマンヒカリアン。普段は優しいお姉さんだが、かなりの力持ち(マックスのパワーハンマーで地震を起こしたり、ミナヨの乗ったテツユキロボを抱えて高速で飛ぶなど、随所で怪力を見せる)で怒らせると怖い。頭にあるリボンのような飾りはプロペラにもなる。これをフルパワーで回して「あずさサイクロン」なる必殺技を使ったことも。ミナヨと喧嘩した際は、仲間のリペア業務を放棄した事もあるが、これは完全にお門違いで、業務放棄と言える。ちなみに人間を診た事がなく、テツユキが食べ過ぎで倒れた際には「継ぎ目もネジも無い」と困惑していた。ヒカリアン達から「あずさちゃん」、ミナヨからは「あずささん」と呼ばれている。ボディの電光掲示板には普段は花が映されており、怒ると「!」マークや「爆弾」マーク、恋すると「ハート」マークになるなど、そこから感情を読み取ることが出来る。
未知アンナ
声 - 寺田はるひ
<捜せ 仲間たち!>編で登場する、プロポーションが良い人間の女性の姿をしたヒカリアン星人。ヒカリアン星がエイリアンに襲われて非常事態になっていると告げに地球に来て、パワーブロックの在処をあちこち推測し、のぞみ達にパワーブロックを集めるよう言いなりして指揮をとる。過剰な使命感からという事もあるが、基本的に傲慢で口が達者。背格好からして色気があり、テツユキがデレデレするとミナヨと取り合い喧嘩になることもしばしば。
列車と同化していないため、電源プラグが附いてる尻尾をコンセントバッテリーに接続しての電力補給が必要で、それが無いとすぐにお腹がすいてしまう。疲れたり逃げる時はそそくさにテレポーテーションしてしまう。
ユーロスター・ブルーユーロ【超光限定セット2】
声 - 原沢勝広 → 加瀬田進
フランスの超特急。俳優をやっている。規則違反ばかりしており、規則を重視するひかり隊長とは犬猿の仲。あずさのことが好きで食事に誘ったこともある。ヒカリアン達が母星に戻るのに必要な「パワーブロック」に関わる一連の事件で重傷を負い、ドクターの手で「ブルーユーロ」として生まれ変わった。その後はビッグワンダーの護衛隊長を務めるが、ひかり隊長との仲は相変わらず。男性相手には、誰であろうとツンとしているが、あずさに対してはデレデレしている。一応本人もある意味ツンデレらしいところを見せていた。ゴキブリが嫌い。ブルーユーロになる前の必殺技はドーバークロス。なお、当初は彼(ノーマルのユーロスター)が【JHR018】として発売される予定だった(『フィギュア王』No.8の記事より)。
ひたち四兄弟【変形ボックス1 / フレッシュひたち3兄弟セット】
E653系のヒカリアンで四人兄弟となっている。年長順に、ひたちレッド(声:藤田圭宣川中子雅人)、ひたちブルー(声:村井厚之)、ひたちイエロー(声:池田克成)、ひたちグリーン(声:成田剣 → 寺田はるひ)となる。戦闘も喧嘩もブラッチャーへの悪口も息ピッタリ。フレッシュひたちは彼ら4人のチーム名。背中にナンバーが描かれているが、初登場時は実際の年齢とバラバラだった。また、性格・年齢も後の設定と異なっている。初登場時は全員ほぼ同様の体格で、性格などの差異もあまり明確ではなかった。対して再登場時は背丈が各自異なり、最も小さいグリーンはレッドの半分程度で性格も幼さが強調されている。基本的に4人揃っての登場が多いが、グリーンのみがウエストたちのかくれんぼに混ざって単独で登場したこともある。
個人武器はレッドのみトイと同じジェットスコップだが、ブルーは「ジェット砂かき」、イエローは「踏切アーム」、グリーンが「ジェットドリル」となっている。年齢はレッドが12歳、ブルーが10歳、イエローが8歳、グリーンが5歳との事(いずれもスタッフ用の設定画に記載)。

ブラッチャー

玩具の「ブラッチャー」はBTRシリーズの商品(キャラクター)群を指すが、アニメ版でJHR側が発する「ブラッチャー」はブラックエクスプレス・ドジラス・ウッカリーの3役と配下のロボットのみを指し、シルバーエクスプレスは別に呼称して含まない場面が多い。アニメ版のブラッチャーの性格・役割はタイムボカンシリーズの三悪と似通う点がある。下記ゴジラス以下はアニメオリジナルキャラクター。

ブラックエクスプレス【BTR(JHR)007】
声 - 横田栄治(千葉繁
戦闘能力そのものは高いが、ひたすらドジでマヌケなブラッチャーのリーダー。ドジラスとウッカリーからは「おやぶん」と呼ばれている。時々すごい作戦を立てることもあるが、作戦名が長くなる傾向があり、300X博士がそのあまりの長さに戦慄したほど。部下とは強い絆で結ばれており、終盤、シルバーに見捨てられかけた際には、『母星に帰る』ためではなく『部下達と共にいたい』という思いからヒカリアン達に最後の決戦を挑んだ。武器は暗黒鉄球。初期の頃は『怒りの凶暴モード』という設定があったが、後のエピソードでは無かった事になっている。なお、この状態では各部のパーツがシャープになり、目も瞳が無く、拳からトゲが生えるなど、玩具版に近いデザインになる。OVAの「ヒカリアンワールド」では「邪悪なエネルギーと合体してしまった謎の超特急」と書いてあるが、元々は新幹線の300系であり、暗黒エネルギーと合体した後、『超特急』や『電光超特急』でおなじみの姿となった。
ドジラス【BTR(JHR)015】
声 - 藤原あかり → 寺田はるひ(関智一
蒸気機関車D51からチェンジしたブラックの部下。初期と中盤以降では性格が違い、後で1〜2話などを見返すと殆ど別人である。一人称も「オレ」から「オイラ」となる。その後53話で声が変わった際は、ウッカリーに声が変だと言われていた。ウッカリーよりは一応先輩らしい。制作側による年齢設定は10歳くらい。44話でヒカリアンステーションに進入するとき「お邪魔します」と言うなど、意外に礼儀正しい。なお、一度だけウッカリー共々ブラッチャーモードのサイズのまま機関車形態になり、空を飛んだ事がある(141話)。
ウッカリー【BTR(JHR)016】
声 - 北原冬子(小野坂昌也
蒸気機関車C55(流線型)からチェンジしたブラックの部下。のんびり屋で、台詞は間延びしている事が多い。実は三人組の中では技術者的役割を持っており、スモークジョーのナビゲーションロボ『ナビ助』と仲が良い。制作側による年齢設定は8歳くらい。
シルバーエクスプレス【BTR(JHR)018】
声 - 鈴木勝美(真殿光昭
ブラッチャーの黒幕で、基本的に宇宙上の基地からブラックとコンタクトを取る。ブラックとは対照的に冷酷な性格をした抜け目のない策士だが、口調が少々オカマっぽい時がある。ごく希に滑稽なしぐさを見せる事もあった。裏設定では、かつてはひかり隊長と親友同士で、ある事件をきっかけに決別、放浪の末、ブラッチャール星にたどり着いたという過去を持つ(つまり、元ヒカリアンという事になる。これはアニメージュの番組放映予定記事におけるスタッフのコメントより)。武器は、シルバー鉄球・バルカンヘッド(後者はアニメ未使用)。なお、あくまでブラック達の上司ではあるが、彼が『ブラッチャー』という組織のトップという訳ではなく、スタッフ用の組織図には彼の上に『ブラッチャール大王』という存在がいるとされている。また、彼と同格の位置には『UFO』とも書かれている。
コジラス
声 - 池田克成
C56型のボディを持つドジラスの弟で、仲間のシッカリー、ガッカリー、チャッカリー達と共に宇宙海賊「ブラックシャーク」を結成している。彼ら4人はアニメのみのキャラクターであり、商品化はされていない。彼らブラッチャーは、母星では黒煙に目がついたような姿をしているが、なぜか回想シーンではすでに地球型のボディだった。なお、アニメ本編で彼らは地球に来た描写はない(登場は全て宇宙空間だった)。
当初は不甲斐ない兄達に代わり、自分達が地球を暗黒化しようとしたが、ブラック達に対して一方的に攻撃を仕掛けるものの、ことごとく自滅し、騒動の中彼らに助けられた事から任務成功を託して帰って行った。その後、秘密兵器を運んで来るも、紆余曲折の末のぞみに破壊される。兄より声が老けている。
シッカリー
声 - 小泉理奈
232U型のボディを持つ、ウッカリーの従兄弟。自称しっかり者。当時の玩具カタログやムックでは、100体ヒカリアンの一人としてアナウンスされている。
チャッカリー
声 - 山口克子
B20型のボディを持つウッカリーの従妹で、メンバー唯一の女の子。ちゃっかり者でブラック達に電気あんま機を売りつけた。
ガッカリー
声 - 浅子めぐみ
C53(流線型)型のボディを持つ、ウッカリーの従兄弟。いつもがっかりしている。
ナビ助
スモークジョーのナビゲーションロボット。下半身が一輪車になった小型ロボットで、人語は発せず電子音で他者との意思疎通を行っている。ブラッチャー版踏切ジェッターとも言える存在である。ウッカリーと仲が良かったが、ブラックのせいでスモークジョーごと暴走してしまう。第149話での描写を見る限り、スモークジョーとは共生の関係にあるようである。本編では三シリーズ目で2回しか登場していない。
シャーダン
第3部にてブラック達が造ったロボット。踏切遮断機に変形にする事も出来る。後にシルバーエクスプレスが量産型や巨大型を投入した。『電光』のブラッチャールドールの試作品とも言える存在。人語は発せず「シャーダン!」としか話さないが、ある程度の自我は有しているようである。
シャーダン二世
外見はシャーダンと同じ。その後も頭に鮫の背びれを付けたシャーダン三世が登場している。量産型を除いてヒカリアン達によってシャーダンが破壊された描写は無い為、上記のシャーダンと同一人物と思われる。
スカイシャーダン
シャーダンの最終形で、飛行能力を付加している。彼を飛ばすために様々な実験が行われた。

ブラッチャールロボ

ブラッチャーが第一部の中盤から使い始めたロボット。全部で11号まである。基本的にコクピットは一部を除き三人乗り。劇中に登場するコクピットは、設定画では『ブラッチャーボール(略してブラボー)』と呼ばれる、「タイムボカンのガイコッツ」が元ネタらしい。

ブラッチャールロボ1号
名前はビッグデルタ。カラーリングは黒基調。つばさが単身で挑むが、スラッシャーウィングを粉砕され、人質にされてしまった。ポリストレーラーのタイホアームにつばさを捕まえていた腕をもぎ取られ、そこに消防トレーラーが放水、感電し敗北。その後、3回ほど使い回されており、再登場するたびに名前と技が若干変わっている。最初の改修ではピンクの塗装を施されたレッドデルタ、2度目の改修時は完全に赤になり、グレートデルタとなった。その後またも改造され、<捜せ 仲間たち!>編では水中戦も可能なリサイクルタイプ、黒いブラックデルタとなって登場する。
ブラッチャールロボ2号
名前はデスベイダー。一人乗りで怒りのエネルギーで動く。最初ドジラスが乗り込んだ時は、新幹線モードで走行中のひかりに撥ねられるが、のちにのぞみとの喧嘩で怒りが溢れていたテツユキが乗り込んだ際は、新幹線モードのつばさを手玉に取っていた。スカイサンデーにエネルギーコアを破壊され敗れる。その後テツユキロボに改造される。
ブラーチャールロボ3号
名前はサソリンガー。名前通り型のロボット。市街地の電線を攻撃し、電気を吸収、ヒカリアン達の走行を邪魔した。ハンドソード、スラッシャーウイング、パワーハンマー、ジェットガンアタック、きりたんぽを弾き返したが、雷攻撃用のアンテナをテツユキロボに折られ、その隙を突いたスターダストストリームに敗れる。
ブラッチャールロボ4号
名前はゴリラード。名前通りゴリラ型のロボット。サソリンガー同様、ハンドソード、スラッシャーウイング、パワーハンマー、ジェットガンアタック、きりたんぽを弾き返し、気絶したミナヨを人質に取るが、目を覚ました彼女が暴れたため、その隙を疲れ、つばさ、マックス、E2、E3の合体技、ライトニングアタック(マックス曰く、「例のやつ」とのこと)に敗れる。ちなみに、ミナヨはテツユキロボと特車隊が救出。このときの話は映画『キングコング』のパロディが多い。
ブラッチャールロボ5号
名前はイタダキンガー。一人乗りで、ドジラスが乗っていた。通称怪盗X。銀行強盗空き巣などをしたが、乗っているのがドジラスなのですべて上手くいかなかった。似たもの同士のポリスウィンがライバル意識を抱いた。ルパン三世のアニメに、これとそっくりなロボットが登場している。
ブラッチャールロボ6号
名前はゴキボンバー。名前の通りゴキブリの姿をしている。他のブラッチャールロボと違い、実物を少し大きくしたサイズ。ゴキブリが嫌いなユーロスターを脱線させるために使用。後に爆弾に改造されてビッグワンダーに仕掛けられるが、ヒカリアン達の労働の大変さを知ったブラックが考え直して外したため、自爆してしまう。
ブラッチャールロボ7号
名前はコンコルドン。名前の通りコンドルの姿をしている。かなり大きく、電車の客車をまとめて輸送する事が出来る。ヒカリアン達を苦戦させたが、客車と一緒に吸い込まれていたテツユキロボが燃料タンクの栓を抜いた事により、墜落。元ネタはコンコルドとコンドルから。
ブラッチャールロボ8号
名前はチクリンガー。の姿をしており、ゴキボンバー同様と実物より少し大きいサイズ。ヒカリアンにヒカリニャンビールスと言った、感染するとになるウイルスを注射させた。
ブラッチャールロボ9号
声 - ?
名前は一党斎。三人乗り。のぞみの「正々堂々」の一言で自我が目覚め、コクピットのブラッチャーボールをもぎ取り、自律稼動(暴走ではない)してしまう。事実上最強の巨大ロボ。その秘密は核として使われている、武者のカブトにある。
ブラッチャールロボ10号
名前はブラドーザー。63話で登場した。今まで通りコクピットのブラッチャーボールは搭載されているが、中には誰も乗らず、ウッカリーがリモコンで遠隔操作していた。ブラッチャー達が北海道にゴルフ場を作るためだけに使われたが、アース阿寒湖の中に入ってしまっていたため、一騒動起こる。
ブラッチャールロボ11号
名前はモグモグラー。モグラ型のブラッチャールロボ。機体の後部は未完成で、ガラクタの寄せ集めのような外見をしている。そもそもサソリンガーとゴリラードの寄せ集めらしい。

準レギュラー

ミナヨの父親
声 - 鈴木勝美
ヒーヒーカレーの店長。趣味は釜飯の器を集める事で、年に一度阿蘇山を見ないと気が済まない。なお、B-CLUB142号の記事によると、ヒーヒーカレーは日本全国に支店を持つチェーン店で、彼はその社長らしい。
マスター
94話から登場した、覆面マント姿の謎の男。「世界じゃんけん選手権」のチャンピオンなど超人的な能力の持ち主で、ヒカリアンの助っ人として現れる。150話で正体はテツユキの父親、新橋テツロウと判明した。背広姿のテツロウの職業は不詳である。
新橋ユキ
声 - 巻口久美子
テツユキの母親でテツロウの妻。
鳥建男(とりたてお)
声 - 成田剣
ブラッチャーが活動資金名目で借金しているスペースバンクの取り立て担当者で、背広と色眼鏡を着けた鳥人間の姿をしている。ブラッチャーは莫大な借金を返せずにいた。因みに設定画によると彼はペンギンらしい。ブラッチャーが借金を返済し終えた51話以降は全く登場しなくなるが、一度だけ再登場した。

ゲスト

ヒカリアン

ゴンスケ
声 - 鈴木勝美
キ100ラッセル車
声 - 鈴木勝美
トライZ
声 - 斎賀みつき
ワイドビューひだ
声 - 千葉進歩
はつかり
声 - 紅井ユキヒデ
スーパー北斗
声 - 佐野崇
京阪特急
声 - 池田克成
はやぶさ
声 - 村井厚之
さくら
声 - 栗原みきこ
ふじ
声 - 寺田はるひ
ありあけ
声 - 藤田圭宣
あそ
声 - 池田克成
かもめ
声 - 鈴木勝美
つばめ
声 - 鈴木勝美
サンダーバード
声 - 寺田はるひ
雷鳥
声 - 松尾貴司
おおぞら
声 - 加瀬田進
土佐電鉄
声 - 千葉進歩
快速エアポート
声 - 鈴木千尋
はまかぜ
声 - 松尾貴司
DD51
声 - 佐野崇
山手線
声 - 内藤玲
広島電鉄
声 - 村井厚之
スーパービュー踊り子
声 - 上野悟
はるか
声 - 平野智恵
ビューさざなみ
声 - 紅井ユキヒデ
ざおう(快速仮面)
声 - 加瀬田進
ゆふいんのもり
声 - 松尾貴司
ゆふいんのもりIIせい
声 - 藤田圭宣
あさぎり
声 - 栗原みきこ
ベルニナ
声 - 内藤玲
西武大将
声 - 鈴木勝美
西武線101系
声 - 小泉里奈
西武線101A系
声 - 横田栄治
西武線2000系
声 - 浅子めぐみ
レッドアロー
声 - 池田克成
建設マックス
声 - 鈴木勝美
パノラマスーパー
声 - 川中子雅人
レスキュー工作車
声 - 武本和広
オーシャンアロー
声 - 武本和広
はくたか
声 - 不明

未登場ヒカリアン

阪急特急
京浜東北
瀬戸EF65
急行宗谷
スーパーあずさ
221系新快速
西鉄特急

その他

ミーナ(23話)
声 - 嶋崎はるか
ブラッチャーが過去のアメリカに飛ばされた話に登場。見た目がミナヨに似ているが、性格はかなりまとも。蒸気機関車が強盗に襲われて壊れていたので、ブラックエクスプレスが代わりに運び、道中ブラックエクスプレスの燃料パイプが壊れた時には、車体に上がりハンカチで応急手当をした。
神無弥生(38話)
テツユキが幼い頃に出会い、花の種をテツユキに託した女の子。なぜか歳をとらずにテツユキのクラスに転入して来た。花が枯れると同時にまた転校していった事から、花の精だったとも考えられる。
新橋ハツ(45話)
声 - 巻口久美子
テツユキの祖母。美味しいキンピラゴボウでブラッチャーを退散させた。
マリモン(63話)
阿寒湖に住む巨大なマリモだが、何故か巨大な一つ目とたこ足(藻の集合体)が付いている。ブラドーザーのアースで阿寒湖に電気が流れ込んだため、怒って暴れ出した。さらに巨大な『パパマリモン』もいる。
アキラ(72話)
声 - 永山あけみ
失踪した父親に代わって広島市お好み焼き店を切り盛りする小学4年生の少年。
ラビン(75話)
海が無い国から親善大使として日本にやって来た少年。
ヒカリアン星王女(86・87話)
声 - 松本梨香
あずさ曰く「わがまま」。未知アンナを地球に向かわせた。名前自体は先に第65話で登場している。
カンガルー(88話)
声 - 平野智恵
ブラッチャーに利用されて巨大カンガルーにされる。ミナヨの目の前では優しく振る舞うが、ブラッチャーの目の前では凶暴化する。
列車太郎(89話)
声 - 紅井ユキヒデ
列車大学の列車博士という肩書きを持つ謎の男。テツユキ達に“どんな願い事でも叶うスタンプラリー”の参加を促す。因みに名前自体は第61話ですでに登場。ドクターが『古代列車文明』を唱える学者だと紹介。ドクターも列車文明の存在を「とても嘘っぽい」と思っていたらしい。
じゅん★P(128話)
声 - 内田順子
ナレーション(139・140話)
声 - 堀江美都子

JHR基地

ヒカリアンの日本における拠点であり、JHR本部機能も兼ねている。電光超特急ヒカリアンでは建物として、超特急ヒカリアン(テレビアニメ版)では「ヒカリアンステーション」として飛行可能な基地として登場する。電光超特急ヒカリアンでも僅かだが、飛行シーンはあった。OVAでは円柱形の建造物が「ヒカリアン基地」と呼ばれ、ヒカリアンステーションはそれとは別に登場する。

「超特急ヒカリアン」上では300X博士が設計したとされている。全国の列車やヒカリアンをモニタリングして、緊急事態が生じるとヒカリアンを出動させる中央指令室や、格納庫・整備試験場・居室などが備わっている。

アニメシリーズごとの所在地

玩具では1995年・1998年 (Ver.2)・2002年(「電光超特急ヒカリアン」)に「ヒカリアンステーション」として発売され、車両状態のヒカリアンを5両まで格納して可搬することもできる。格納部にはレールがあり、プラレールのレールと繋げられるようになっている。また、Ver.2モデルまでは1998年に発売された線路敷設メカの「ヒカリアンビッグワンダー」と連結することも可能となっている。

その他のヒカリアンのメカ

ヒカリアントレーラー
大型のクレーンアームを装備し、ヒカリアンを運んだり、特殊装備を運搬・稼動したりするために用いる。車両サイズのヒカリアンを射出するカタパルトを備えている。機体色は黄色。操縦はドクターが行う。OVA版では第3話『出動!ヒカリアントレーラー』で300Xが新規開発したメカとして登場。TVアニメ版では通常は他のトレーラーと一緒に、ヒカリアンステーションの脇に停められており、第1話から登場している。玩具版には、イエローソードとローラースキーが付属している。
ポリストレーラー
ヒカリアントレーラーとほぼ同型で、赤色灯が追加されている。機体色は白と黒のツートンカラー。操縦はポリスウィンが行う。玩具版には、警察剣とローラースキーが付属している。
消防トレーラー
ポリストレーラーとほぼ同型で、クレーンの代わりに放水機能付きのラダーを備えており、消防に使用される。機体色は赤。操縦はファイヤーネックスが行う。玩具化はされていない。
スナイパートレーラー
ヒカリアントレーラーとほぼ同型で、クレーンの代わりに砲塔を装備している。機体色は緑色。操縦はスナイパーソニックが行う。消防トレーラーと同じく玩具化されていない。
ビッグワンダー
第68話から登場。操縦はドクターが行う。主に線路を引くために使用される。基本的に武装はされておらず、ブラッチャーが奪おうとして度々襲ってくるため、運用には護衛を必要とする。ただし、第82話では小型ミサイルで武装され、宇宙船の破片の落下を防ぐために駆り出されている。後に翼を装備して飛行し、ブラッチャーに奪うのを諦めさせたが、実際にはその一度の使用のみで破損してしまい、使い物にならなかった。
ヒカリアンエネルギー増幅装置
ブラッチャーのエネルギー吸収装置に対抗すべく、ドクターが作った物。これから発射される光線を浴びるとエネルギーが増幅され、その影響で体色が黄金色になる。しかし未完成でコントロールがつかないという弱点がある。
JHR洗車場
玩具ではヒカリアン変形ボックス1として、ひたちレッドとのセットで発売された。アニメにも、ブラッチャーの作戦で真っ黒にされたり海水に浸かったりしたヒカリアンたちを洗車するために登場している。
JHR踏み切り
玩具ではヒカリアン変形ボックス2として、やまびことのセットで発売された。アニメにも登場している。
踏切ジェッター
声 - 巻口久美子
のぞみの先頭車両に格納されているサポートロボットで、第2シリーズまで登場する。おもにスターシールドやテツユキロボをカタパルトで発射したり、車両の牽引をするのが仕事だが、単独で抜け出してウッカリーと探検したこともある。1997年発売の玩具「超デラックスのぞみ号」「アクション客車セット1」に実装されている。
テツユキロボ
捕獲したブラッチャーロボ2号をドクターイエローが改造したもの。設計ミスでヒカリアンは誰も乗れず、テツユキが搭乗して活躍したことから彼の専用機となり、同時にテツユキロボと命名された。
2足歩行のロボット形態のほかに、タイヤで走行する車両形態に変形可能。なお、両形態に特に名称は付いていない。車両形態はカタパルト射出時や移動時に用い、戦闘などは主にロボット形態で行う。ただし、ミナヨが乗って出撃した際には、あずさと協力して車両形態でブラッチャーを撃退した。
玩具では、「アクション客車セット2」に非変形のロボット形態のものが付属している。

その他のブラッチャーのメカ

スモークジョー
ブラッチャーたちが移動や装備の運搬・運用に用いる大型機関車。移動基地のような使われ方をしているが、居住スペースは無いらしく、ブラッチャーたちは他にアジトを必要としている。
真っ黒けマシーン
OVA第1話「ヒカリアン 新幹線を守れ!」で登場したマシン。真っ黒けホールを通過するとどんな物で何もかも真っ黒けにさせるマシンでもある。のぞみによって破壊された。
隕石マシン
ヒカリアン達を攻撃するため、ブラックが用意したマシン。土台に乗ったU字磁石のような形をしている。
ヒカリアンエネルギー吸収装置
ヒカリアンエネルギーを吸収し、ほとんどのメンバーを車両にした。しかしミナヨにだまされ破壊してしまう。
めちゃんこ長いヒカリアンエネルギー吸収装置
前回はスモークジョーにエネルギーを溜めたが、今回は装置につけた。またもやほとんどのメンバーを戦闘不能にした(今回は車両には戻らず、皆ヒカリアンの姿のまま倒れている)が、エネルギー増幅装置で復活した。
ゴールデンのぞみによって(厳密にはミニシルバーの自爆によって)破壊される。
雪やこんこんこれまたケッコー
元々雪が降るにも関わらず北海道にて雪を降らすために使用された。外見はの骨をつけた隕石マシン。

アニメ

OVA

1996年に発売された「シルバーエクスプレススペシャルビデオセット」「ブラッチャー機関車セット」にそれぞれスペシャルビデオとして添付された。二巻で全3話。作品のキャストや物語の雰囲気などは後のテレビアニメ版と大きく異なる。発売当初の時点でテレビアニメ化の動きがあり、そのパイロット版との見方も出来る。OVAでブラックエクスプレスの声を充てているのは、後に『電光超特急ヒカリアン』で同じ役を担当した千葉繁である。

テレビ版との差異

  • OVA版はブラッチャーとの闘いがメインでヒカリアンの正義感が強調されている。テレビ版は各キャラクターの日常生活が描かれ、ヒカリアン側もドジやお節介な性格が露呈するなどコミカルに変わった。
  • キャラクターのデザイン・人物設定・声優が全て変わっている。81プロデュースが声優のキャスティング協力となっている関係上、当時の所属者が多くアテレコしている。
  • OVA版ではテツユキとミナヨは最初からヒカリアンと知り合いで、テツユキは新幹線のホームに居るといった新幹線(鉄道)好き、友人のミナヨは少しおっとりとした性格だった。それ以外の生活面での描写はなく、二人とも名字が無かった。服飾もテレビ版ではマイナーチェンジされている。
  • 髪の色が、テツユキは濃茶色、ミナヨは水色である。テレビ版ではそれぞれ黒と薄茶色に変更された。髪型も異なっている。
  • OVA版ではブラックエクスプレスの目に瞳がない。なお、テレビ版でも意図的に瞳がないシーンが極わずかにある(前述の『怒りの凶暴モード』)。
  • TV版は途中(7話以降)でヒカリアン・ブラッチャー共に設定画が描き直されている。それまでは両軍とも車両サイズのままの『大』と、通常時のサイズである『小』の二種類の設定画が存在し、『小』は玩具に比べてデザイン的なディフォルメが強かった。新しい設定画は『電光超特急』に流用されている。
  • OVA版ではヒカリアン・ブラッチャーのチェンジ後の大きさは車両時サイズそのままで、その変形ロボットさを強調している。テレビ版からは人間(テツユキ・ミナヨ)とほぼ同じ、ないしは多少小さいサイズに変更(スーパーデフォルメ)されている。ただし、テレビ版の一時期にはパワーモードというOVA版と同様の車両時サイズそのままになる所があり、7話までに使用された設定画の『大』サイズ(上述)は、1話ののぞみなど、極僅かではあるが登場している。
  • 登場するヒカリアン・ブラッチャーがOVA版では多少限定されている。具体的には、ヒカリアンが300系のぞみ・100系ひかり・つばさ・E1Max・E2ジェット・300X・ウィンダッシュ・ソニック・NEX・ポリスウィン、ブラッチャーはブラックエクスプレス・D51ドジラス・C55ウッカリー・シルバーエクスプレスである。これは1995年下半期時点のヒカリアン製品ラインナップを基にしている。また、キャラクターの性格描写は玩具版の設定を基にしている。

テレビアニメ

1997年4月2日から2000年3月29日まで『のりもの王国ブーブーカンカン』枠内のコーナードラマとして、テレビ東京で毎週水曜7:30 - 8:00(JST)に放送された。本編は放送開始時間から約16分経過後から開始され、1回あたり約7分間。放送局などは番組を参照。全156話で、シルバーエクスプレスとの戦いなど一部を除き1話完結のストーリーとなっている。玩具のタイアップであり、ヒカリアンをはじめ、ヒカリアンステーションやビッグワンダー、ポリストレーラーなど、商品化されている物が数多く登場している。

テレビ東京視聴地域(関東広域圏)ではブーブーカンカンがおはスタ!に続いての放送だった。テレビ欄では番組名しか出ないのが大半だった。

トミー関係の企画(カタログ等販促物掲載・てれびくん連載・東京おもちゃショー出展など)を除けば、キャラクターの露出は番組外では滅多に行われなかった。本来の対象以外に向けての告知めいたものと言えば、わずかにキャラクターデザイン担当の宮尾岳が漫画家として連載していた雑誌「ヤングキング」の作者コメントで少し触れたり、アニメージュの作品情報で制作担当者によるコラムが連載された程度であった。

各話の原画絵コンテ作画監督といった制作スタッフ毎に人物のキャラクターデザインにバラツキが見られ、特に越智一裕が担当した回ではテツユキ・ミナヨの頭身が大きく、中学生のように描かれている。なお、越智や金田伊功らのアニメーターが絵コンテ、演出、作画監督全てを一人で担当した回も存在する。

本作品のレギュラーキャラクターの声優は複数のキャラクターの声を兼任することが非常に多く、ビデオソフトのエンドロールでは登場キャラクター全員分が列挙されるため、同じ声優名が何度も出てくるほか、声優ではないスタッフが演じたものも表示された。

2000年頃より現地語吹き替えに差し替えられた上で韓国・中国・香港・台湾などで放送され、エノキフイルム現地法人の配給によってアメリカでも放送されている。

主なストーリー

基本的にはブラッチャーが各地で悪さ・悪戯をするとヒカリアンが現場へ出撃し、ヒカリアンが必殺技でブラッチャーを退散させる勧善懲悪のストーリーとなっている。タイムボカンシリーズそれいけ!アンパンマンと同様のヒーローものアニメとして、玩具と番組(ブーブーカンカン)のメインターゲットである幼児の好きな乗り物が活躍するアニメとして人気を博した。

1997年度放送の1話から52話まではブラッチャーが企てた作戦をヒカリアンが出撃して掃討する内容を主としており、1話完結で連続したストーリーは無い。しかし、ブラッチャーが作戦の度にスペースバンクから借金を重ねており、51話で夜逃げの準備をした時に宇宙宝くじに当籤し完済できたというオチで、一応の完結としている。

放送2年目の第53話から第87話までは、当時ヒカリアンとして商品化されていない日本各地を走る実在の電車・機関車をトミーらがキャラクター化した「日本全国100体ヒカリアン」企画より、ゲストキャラクターとして登場させる<捜せ 仲間たち!>編が展開された。これは、仲間のヒカリアンを探して、地球上に散らばっているヒカリアン星へ帰るために必要な「パワーブロック」の欠片を見つけ出す要素を足したストーリーとなった。本来は1998年度一杯(4クール)で展開される見込みだったが、人材的な問題から3クールに短縮することになった。

残り1クールの92話からシルバーエクスプレスと決戦した後の第104話までは、北海道から沖縄までを1本の線路で結ぶ「JHR中央新幹線」(現実の中央新幹線とは異なるオリジナル設定)の山梨県の建設現場が登場する<守れ!ぼくらの線路>編が展開された。第103話でシルバーエクスプレスとヒカリアンの対決で、ヒカリアン星人とブラッチャール星人は宇宙の彼方へ行ってしまい、テツユキ・ミナヨとは離別するという結末で2年目は完結した。

放送3年目となる105話からは、103話の1年後にテツユキ達の下にヒカリアンとブラッチャーが戻り、再びJHRを舞台に放送1年目に回帰するような作風で展開された。ただし、トイの展開が終息傾向にあり、玩具とタイアップする話は作られなかった。

ブラック将軍・裏お好み焼き会・世界じゃんけん選手権、136話や144話など、子供が理解し難いような奥の深い事柄がある一方で、信頼友情を軸にした良作が多い。電光超特急ヒカリアンでは前者の要素を増強している部分が見受けられる。

のぞみ以外のヒカリアンやブラッチャー、テツユキ、マスターが実質的な主役となる話があり、のぞみが全く出演しないストーリーもある。

スタッフ

  • 原案 - 鈴木伊織、アーミックデザインオフィス
  • 原作 - 鈴木伊織
  • スーパーバイザー - 原田健司
  • 監督 - 広川和之(第1話 - 第91話)、新田義方(第92話 - 第156話)
  • キャラクターデザイン - 宮尾岳
  • メカニックデザイン - ARMIK
  • 作画監修 - 箕輪悟
  • 美術監督 - 高橋麻穂
  • 音楽 - 林有三
  • プロデューサー - 小林教子→東不可止(テレビ東京)、森正→永倉実(TOMY)
  • 制作プロデューサー:木村健吾(東京キッズ)
  • 制作協力 - アーミックデザインオフィス、OGGI、協和広告テレビクリエイションジャパン
  • 制作 - 東京キッズ
  • 製作 - テレビ東京TOMY

主題歌

放送時とビデオソフト版でオープニングの対応話数が異なる。

第1期オープニングテーマ「ぼくらのヒカリアン」(放送時:第1 - 70話、ビデオ版:JHRシリーズ1 - 6巻)
作詞 - 鈴木伊織 / 作曲・編曲 - 米光亮 / 歌 - 高山成孝
第2期オープニングテーマ「ダッシュ!ヒカリアン」(放送時:第71 - 102話、ビデオ版:JHRシリーズ7 - 14巻)
作詞 - 大賀玉之輔 / 作曲・編曲 - 小倉松庵 / 歌 - 遠藤正明
第3期オープニングテーマ「ぼくらのヒカリアン」(放送時:第103 - 153話、ビデオ版:NEWシリーズ全巻)
作詞 - 鈴木伊織 / 作曲 - 林有三 / 歌 - 堀江美都子
エンディングテーマ「ぼくらのヒカリアン」(最終話のみ)
歌 - 堀江美都子
ビデオJHRシリーズエンディング「JHR出撃マーチ」
作詞 - 大賀玉之輔 / 作曲 - 林有三 / 歌 - 高山成孝
ビデオNEWシリーズエンディング「ぼくらのヒカリアン」
編曲 - 林有三 / 歌 - 森の木児童合唱団

各話リスト

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 放送日
1 おにぎり大作戦 雪室俊一 広川和之 内山正幸 1997年4月2日
2 しばられたのぞみ号 広田正志 日下直義 広田正志 1997年4月9日
3 ゆうれい機関車 上島光 阿部宏幸 1997年4月16日
4 ゴンスケの願い 楠根彰 箕輪悟 1997年4月23日
5 対決! のぞみ対ひかり 井上敏樹 広川和之 越智一裕 1997年4月30日
6 登場! ポリスウィン 広田正志 日下直義 広田正志 1997年5月7日
7 恐怖のデート 上島光 阿部宏幸 1997年5月14日
8 (総集編) 広川和之 箕輪悟 1997年5月21日
9 出現! 巨大UFO 井上敏樹 上島光 1997年5月28日
10 爆走! E2対E3 荒木憲一 広田正志 日下直義 広田正志 1997年6月4日
11 忍者特急ラピート見参! 広川和之 楠根彰 箕輪悟 1997年6月11日
12 大仏起動! 井上敏樹 越智一裕 1997年6月18日
13 走れ! タロウ 広川和之 阿部宏幸 1997年6月25日
14 恐竜大騒動! 荒木憲一 広田正志 日下直義 広田正志 1997年7月2日
15 救急あずさの秘密 上島光 箕輪悟 1997年7月9日
16 必殺! スターシールド 広川和之 竹内進二 1997年7月16日
17 緊急発進! JHR基地 箕輪悟 1997年7月23日
18 (総集編) 広川和之 1997年7月30日
19 謎の超特急!? 現わる 鈴木伊織 広田正志 日下直義 広田正志 1997年8月6日
20 ミナヨ大変身 井上敏樹 越智一裕 1997年8月13日
21 ウエディングパニック 松村康弘 竹内進二 1997年8月20日
22 地球大爆発! 広川和之 箕輪悟 1997年8月27日
23 大陸横断ブラック鉄道 荒木憲一 広田正志 日下直義 広田正志 1997年9月3日
24 ヒカリアン危機一髪! 羽原信義 越智一裕 1997年9月10日
25 のぞみ対テツユキ 井上敏樹 上島光 楠根彰 谷口嘉浩 1997年9月17日
26 テツユキくん大活躍! 鈴木伊織 毛利和昭 広川和之 箕輪悟 1997年9月24日
27 ブラッチャーの陰謀 広川和之 越智一裕 1997年10月1日
28 帰って来たスモークジョー 箕輪悟 1997年10月8日
29 友情の北陸新幹線 荒木憲一 毛利和昭 大町繁 小林勝利 1997年10月15日
30 東海道うなぎ旅 上島光 大関雅幸 谷口嘉浩 1997年10月22日
31 ミニミニ大作戦 早川啓二 本木久年 1997年10月29日
32 銀色の恐怖! シルバーエクスプレス 広川和之 箕輪悟 1997年11月5日
33 JHR最期の日 井上敏樹 上島光 楠根彰 安藤義信 1997年11月12日
34 怪盗X見参 早川啓二 本木久年 1997年11月19日
35 来日! ユーロスター 荒木憲一 広川和之 箕輪悟 1997年11月26日
36 北極の大決戦! 亀垣一 本橋秀之 1997年12月3日
37 踏切ジェッター海賊島へ 早川啓二 本木久年 1997年12月10日
38 思い出は刻の彼方に… 越智一裕 1997年12月17日
39 ブラッチャーはサンタクロース 井上敏樹 伊達勇登 広川和之 山田浩之 1997年12月24日
40 大掃除なんか恐くない! 広川和之 箕輪悟 1998年1月7日
41 四国を走る新幹線 荒木憲一 上島光 楠根彰 松岡秀明 1998年1月14日
42 大混乱! 一日駅長 黒田洋介 大関雅幸 谷口嘉浩 1998年1月21日
43 輝け! のぞみ 上島光 随行央吾 安藤義信 1998年1月28日
44 ヒカリニャン 荒木憲一 早川啓二 本橋秀之 1998年2月4日
45 魅惑のキンピラゴボウ 上島光 広川和之 箕輪悟 1998年2月11日
46 ひまわりの少女 井上敏樹 大関雅幸 谷口嘉浩 1998年2月18日
47 北海道SOS 黒田洋介 広川和之 松岡秀明 1998年2月25日
48 ミナヨ、出撃! 越智一裕 1998年3月4日
49 捻れ! スカイ・アキレス腱固め 黒田洋介 羽原信義 随行央吾 安藤義信 1998年3月11日
50 宇宙特急トライZ 荒木憲一 亀垣一 本橋秀之 1998年3月18日
51 大逆転! 宇宙宝くじ 上島光 広川和之 山田浩之 1998年3月25日
52 無敵! 剣豪ロボ 井上敏樹 金田伊功 1998年4月1日
53 さらばヒカリアン! 広川和之 箕輪悟 1998年4月8日
54 ワイドビューの孤独 上島光 広川和之 安藤義信 1998年4月15日
55 オバケのぞみ 荒木憲一 大関雅幸 谷口嘉浩 1998年4月22日
56 友だちだから投げるんだ 黒田洋介 上島光 保田康治 1998年4月29日
57 いかめし合戦 舘正貴 広川和之 山口浩之 1998年5月6日
58 パワーブロック発見! 井上敏樹 楠根彰 安藤義信 1998年5月13日
59 赤い夕陽のヒカリアン 荒木憲一 森田浩光 本木久年 1998年5月20日
60 納豆パニック 森田浩光 山崎友正 1998年5月27日
61 古代列車文明 黒田洋介 伊達勇登 石堂宏之 箕輪悟 1998年6月3日
62 九谷焼の決闘 荒木憲一 上島光 広川和之 山田浩之 1998年6月10日
63 巨大マリモ出現! 黒田洋介 大関雅幸 谷口嘉浩 1998年6月17日
64 ブラック将軍の野望 井上敏樹 上島光 藤本ジ朗 安藤義信 1998年6月24日
65 すごいぞ! 未知アンナ 広川和之 箕輪悟 1998年7月1日
66 幸せは歩いて来ない! 舘正貴 上島光 藤本ジ朗 安藤義信 1998年7月8日
67 のぞみ、北海道で転職! 白根秀樹 高松信司 山田浩之 1998年7月15日
68 宇宙植物の襲来! 荒木憲一 上島光 大関雅幸 谷口嘉浩 1998年7月22日
69 沖縄上空SOS! 藤本ジ朗 安藤義信 1998年7月29日
70 俺様と戦え! 黒田洋介 大関雅幸 坂元大二郎 1998年8月5日
71 やまびこ兄貴! 高松信司 山田浩之 1998年8月12日
72 必殺!! お好み焼き人 井上敏樹 毛利和昭 石堂宏之 箕輪悟 1998年8月19日
73 リゾート大パニック! 越智一裕 1998年8月26日
74 大進撃! ブラックエクスプレス軍団 荒木憲一 藤本ジ朗 安藤義信 1998年9月2日
75 少年と海 白根秀樹 大関雅幸 鈴木仁史 1998年9月9日
76 快速仮面参上! 1998年9月16日
77 激突! 兄弟ヒカリアン 舘正貴 上島光 石堂宏之 安藤義信 1998年9月23日
78 復讐のスイッチバック 荒木憲一 山田浩之 1998年9月30日
79 到着! スカイソード 白根秀樹 西村純二 楠根彰 小林勝利 1998年10月7日
80 取り戻せ! ビッグワンダー 黒田洋介 大関雅幸 谷口嘉浩 1998年10月14日
81 ふるさとからの訪問者 井上敏樹 箕輪悟 藤本ジ朗 箕輪悟 1998年10月21日
82 全車出動! ヒカリアン 黒田洋介 越智一裕 1998年10月28日
83 帰ってきたあいつ 荒木憲一 山田浩之 1998年11月4日
84 地底大騒動! 舘正貴 大関雅幸 安藤義信 1998年11月11日
85 100番目のヒカリアン 荒木憲一 藤本ジ朗 鈴木仁史 1998年11月18日
86 ヒカリアン故郷へ帰る 井上敏樹 広川和之 渡辺健一郎 小林勝利 1998年11月25日
87 ヒカリアン地球へ 山田浩之 1998年12月2日
88 ジェットレール作戦 白根秀樹 森田浩光 本木久年 1998年12月9日
89 雪だるまの反乱! 荒木憲一 石堂宏之 箕輪悟 1998年12月16日
90 人工太陽発射! 上島光 広川和之 安藤義信 1998年12月23日
91 スタンプラリー 黒田洋介 森田浩光 本木久年 1998年12月30日
92 乗ったぞ! 夢への運転席 鈴木伊織 新田義方 渡部明 1999年1月6日
93 到着! フレッシュひたち 大関雅幸 谷口嘉浩 1999年1月13日
94 勝負! 鉄橋じゃんけん 新田義方 宇都木勇 1999年1月20日
95 急げ! ロマンスカー 飯島正勝 伊藤知子 桜井芳久 1999年1月27日
96 危険! 踏み切り突破ダンプ 渡辺健一郎 小林勝利 1999年2月3日
97 現る! 幻の寝台特急 山田浩之 1999年2月10日
98 超特急! スモークジョー 新田義方 宇都木勇 1999年2月17日
99 出動! 緊急車両の仲間 藤本ジ朗 箕輪悟 1999年2月24日
100 危機一髪! 300系のぞみ号 毛利和昭 新田義方 宇都木勇 1999年3月3日
101 取り戻せ! 小さなヒロイン 飯島正勝 山田浩之 1999年3月10日
102 地球侵略暗黒大作戦 毛利和昭 新田義方 桜井芳久 1999年3月17日
103 最後の戦い 小華和ためお 早川啓二 本木久年 1999年3月24日
104 そしてテツユキ 新田義方 宇都木勇 1999年3月31日
105 おかえり 白根秀樹 箕輪悟 1999年4月7日
106 チェンジが出来ない!? 横田和善 新田義方 山田浩之 1999年4月14日
107 誕生! テツユキ隊員 小村敏明 雄谷将仁 丸英男 1999年4月21日
108 強いぞ! つばさ!! 舘正貴 矢吹勉 1999年4月28日
109 力持ち! マックス&E4 佐藤勝一 横田和善 佐々木皓一 山崎隆生 1999年5月5日
110 ぼくも戦いたい 白根秀樹 新田義方 志村隆行 1999年5月12日
111 狙われたドクター 冨永恒雄 山口頼房 竹内昭 1999年5月19日
112 ロマンスカーでロマンチック! 佐藤勝一 花輪弘昌 1999年5月26日
113 正義の使者ポリスウィン 舘正貴 新田義方 箕輪悟 1999年6月2日
114 はじめてのおつかい 白根秀樹 渡部明 1999年6月9日
115 がんばって、スター21 佐藤勝一 小村敏明 雄谷将仁 丸英男 1999年6月16日
116 俺の名はスナイパーソニック 舘正貴 矢吹勉 1999年6月23日
117 パワーアップの秘密 白根秀樹 吉川浩司 山崎隆生 1999年6月30日
118 ウィンダッシュは大人気 工藤柾輝 1999年7月7日
119 その名はセブン 矢吹勉 御厨恭輔 柳瀬雄之 1999年7月14日
120 すてきな夏休み 佐藤勝一 小村敏明 1999年7月21日
121 しまなみ珍道中 舘正貴 新田義方 渡部明 1999年7月28日
122 謎の球体X! 白根秀樹 小村敏明 新田義方 志村隆行 1999年8月4日
123 嵐の東海道 舘正貴 新田義方 箕輪悟 1999年8月11日
124 ひたち7兄弟あらわる? 白根秀樹 吉川浩司 工藤征輝 1999年8月18日
125 ブラッチャーの長い一日 佐藤勝一 山崎隆生 1999年8月25日
126 シルバーエクスプレスの挑戦 白根秀樹 小村敏明 御厨恭輔 柳瀬雄之 1999年9月1日
127 ウエスト、ほんとの力 1999年9月8日
128 のりもの王国ブラッチャーカンカン? 佐藤勝一 新田義方 渡部明 1999年9月15日
129 ケーくんとかくれんぼ 新田義方 志村隆行 1999年9月22日
130 ヘンだぞ? なぞのおみやげ屋さん 岡本和久 矢吹勉 新田義方 渡部明 1999年9月29日
131 登れ・眠るな・ポリスウィン 白根秀樹 小村敏明 箕輪悟 1999年10月6日
132 あめ玉どっちだ? 佐藤勝一 志村隆行 1999年10月13日
133 暴走超特急ビッグワンダー 白根秀樹 吉川浩司 山崎隆生 1999年10月20日
134 いっしょに空へ… 佐藤勝一 工藤柾輝 1999年10月27日
135 紙芝居マスター登場! 岡本和久 新田義方 御厨恭輔 柳瀬雄之 1999年11月3日
136 ミナヨアン 白根秀樹 御厨恭輔 1999年11月10日
137 シルバー大要塞の罠! 矢吹勉 新田義方 志村隆行 1999年11月17日
138 頑張れ、負けるなヒカリアン 藤本ジ朗 渡部明 1999年11月24日
139 北海道へ緊急発進! 佐藤勝一 小村敏明 吉川浩司 山崎隆生 1999年12月1日
140 北海道を観光しよう! 新田義方 箕輪悟 1999年12月8日
141 サンタクロースがやってきた 岡本和久 新田義方 志村隆行 1999年12月15日
142 ヒカリアンステーションにようこそ! 白根秀樹 吉川浩司 山崎隆生 1999年12月22日
143 アジトがほしい! 小村敏明 新田義方 桜井芳久
宇都木勇
1999年12月29日
144 占い師だよミナヨちゃん 佐藤勝一 御厨恭輔 柳瀬雄之 2000年1月5日
145 スカイシャーダン登場! 白根秀樹 藤本ジ朗 渡部明 2000年1月12日
146 激突・ヒカリアン大競争! 岡本和久
佐藤勝一
新田義方 竹渕正美 2000年1月19日
147 大ピンチ! ビッグワンダー 白根秀樹 小村敏明 吉川浩司 工藤柾輝 2000年1月26日
148 もう一人のブラッチャー 佐藤勝一 吉川浩司 山崎隆生 2000年2月2日
149 ずっと、ともだち… 工藤柾輝 2000年2月9日
150 マスターって、だれだ!? 岡本和久
白根秀樹
新田義方 桜井芳久
宇都木勇
2000年2月16日
151 スカイシャーダン最後の戦い!? 白根秀樹 飯島正勝 箕輪悟 2000年2月23日
152 小さな駅の思い出 岡本和久 新田義方 竹渕正美 2000年3月1日
153 テツユキとのぞみ 佐藤勝一 飯島正勝 渡部明 2000年3月8日
154 さよならブラッチャー 白根秀樹 新田義方 山崎隆生 2000年3月15日
155 そしてテツユキは言った 宇都木勇 2000年3月22日
156 ぼくらのヒカリアン 2000年3月29日

映像ソフト

1998年から2000年9月にかけて日本コロムビアから本編全話収録のVHSソフトが順次発売され、レンタルビデオとしても流通した。いずれもエンディングが追加されており、各巻とも収録話毎の詳細なスタッフロールが流れる。

JHRシリーズ(1-14巻)

1-104話、1・2巻が10話ずつ収録で各7,800円、3 - 13巻は7話ずつ収録で各3,800円、14巻は6話+おまけ(映像特典)収録で3,800円。

オープニングは最初の1話目のみ入っている。収録順序は総集編を除き話数順で、上記表の18話は12巻に収録、8話は未収録。14巻の映像特典は、40話の挿入歌を樫原伸彦が歌唱した「日本一周ヒカリアンツアー」と、てれびくん企画の「ぬりえコンテスト優秀賞発表」である。
EDは「JHR出撃マーチ」(唄:高山成孝「トラベルDJショー」および「ダッシュ!ヒカリアン」に収録)
NEWシリーズ(1-10巻)

105-156話、7・10巻のみが6話ずつ、他の巻は5話ずつ収録でいずれも2,800円。

オープニングは各話の前に毎回入る形になった。収録順序は話数順。
EDは「ぼくらのヒカリアン」(唄:森の木児童合唱団のコーラスのみ 未CD化)
ヒカリアンビデオパック

JHR1・2巻の内容を5話ずつ選り抜き収録し、メタルカラーのヒカリアン(トイ仕様)を同梱した商品。日本コロムビアから3巻発売。

ビデオヒカリアン

1998年にトミーから玩具として3種類発売。新たに制作した約10分のテレビアニメ総集編を収録したVHSテープと、ミニサイズでマスコット状の「マスコットヒカリアン」がセットになっている。ビデオではのぞみ・テツユキ・ミナヨの掛け合いで登場キャラクターやシーンの解説を行い、最後に成田剣のナレーションで「駅で走ったりしないように、約束だぞ。」という小児に向けて交通道徳を促す内容を伝えている。EDは高山成孝の「ぼくらのヒカリアン」をフルコーラス使用。当時放映されたTVCMも収録されている。

  • Vol.1 出発進行ヒカリアン(のぞみ)
  • Vol.2 続々登場ヒカリアン(ブラックエクスプレス)
  • Vol.3 巨大作戦ヒカリアン(ウエスト)

オリジナル絵本

テレビアニメを基にしたオリジナルストーリーで1997年より出版された。ポプラ社刊で全8巻。

雑誌連載

1996年頃から2000年まで、幼児雑誌てれびくんで見開き2ページ程度、玩具のジオラマ写真にオリジナルのショートストーリーを加えたものが連載され、これを基にした小学館テレビ絵本シリーズも5冊出版された。テレビアニメ・番組(ブーブーカンカン)とのタイアップは幼児向け雑誌という事もあり、あまり活発ではなかったが、「ブラックエクスプレスぬりえコンテスト」などが実施され、JHRビデオ14巻で結果発表されている。

電光超特急ヒカリアン放送開始にともない2002年4月号から連載が復活。同番組放送終了後の2003年4月号から10月号までは『ヒカリアン NEXT GENERATION』として誌面上の新キャラクターを加えて連載され、玩具としてもレスキュー工作車と高速パトカーの2種が発売された。これが2013年時点でのヒカリアン最後の公式活動である。

関連項目

  • 電光超特急ヒカリアン - 本作品の正式な続編。ただしスタッフやキャストの多くが変更されており、作風も大きく異なるものとなっている。
  • 高鉄侠 - 2011年8月から放送した中国のアニメ。鉄道車両の先頭部分が1頭身のロボットになるメカデザインが類似するほか、同年7月に流出した試作版とされる動画の内容が本作品の第1話と酷似しており、同年8月にかけて日本のスーパーニュースなどの情報番組で超特急ヒカリアンが取り上げられた。
  • トレインヒーローzh:高铁英雄) - 中国のカーロンアニメーションがテレビ東京と共同制作した実写調のフル3DCGアニメ。キャラクターの造形が高鉄侠と同様にヒカリアンと類似している。日本では2013年4月2日からテレビ放映とヒカリアンの権利者でもあるトミーから玩具展開される予定であることが、同年1月24日に記者発表された。