超光戦士シャンゼリオン

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テンプレート:特殊文字 テンプレート:基礎情報 テレビ番組超光戦士シャンゼリオン』(ちょうこうせんしシャンゼリオン)は、1996年(平成8年)4月3日から12月25日までテレビ東京系列で毎週水曜18:00 - 18:30(JST)に全39話が放送された、東映制作の特撮テレビドラマ、および作中で主人公が変身するヒーローの名称。アルファベット表記は本来はフランス語表記の「Changéríon」だが、英語表記の「Changerion」で代用されることも多い。

特徴

本作品は、東映制作の特撮テレビドラマとしては『兄弟拳バイクロッサー』以来11年ぶりとなる単発作品として制作された。

破天荒な性格の主人公をはじめとする個性豊かな登場人物によって繰り広げられる型破りな物語が特徴となっているテンプレート:Sfn

企画経緯

東映特撮作品としては珍しくセガがメインスポンサーとして付いている。既に前年公開の映画『人造人間ハカイダー』でもセガとの共同制作が行われており、本作品はその第2弾という位置付けとなっている[1]

当初は『人造人間ハカイダー』のテレビシリーズとして検討されたが、新しい番組枠であることからオリジナル作品で制作することとなったテンプレート:Sfn。その頃、東映プロデューサーの吉川進レインボー造型企画から新素材によるヒーローを検討していたことから、透明なヒーローというコンセプトでの制作に至ったテンプレート:Sfn

企画当時のネーミングは「マスカレイザー」でテンプレート:Sfnテンプレート:Sfn、1995年10月頃までタイトル案として用いられていたのが確認されているテンプレート:Sfn。企画時の案では完成作品に近い姿のマスカレイザーの他に四形態に変身するというものでテンプレート:Sfn、マスカレイザーは動かずにアクションは他の形態に任せるという想定であった[2]

TV放映は、当初予定のテンプレート:要出典範囲が4クール(52話)テンプレート:Sfnに変更されたが、後に3クール(39話)に短縮されテンプレート:Refnest、敵を倒さないまま最終回を迎える結末となった。ただ敵を倒さないままの最終回については短縮が決定する以前から構想があったようで、東映の公式サイトでも「他の終わり方は考えられませんでした。」と、それを窺わせる記述が残されている。また1年放送すれば続編を制作する案もあり、赤いパワーアップしたシャンゼリオンであるガイアポロンのデザイン画がキャラクターデザインを務めた篠原保のサイト等で確認できるテンプレート:Sfn

スタッフ・キャスト

本作品のメイン監督は長石多可男だが、放送直前のテレビ雑誌テンプレート:Fullでは監督は「雨宮慶太、他」と紹介されており、クランクイン直前に雨宮が降板したことが窺える。長石も後年、オファーを急に受けたことを述懐している[3]

本作の監督陣では長石の他に小中肇蓑輪雅夫が担当。このうち蓑輪は本作にて、東映特撮作品に監督として関わる最後の作品となった。そしてベテラン監督に混じり、現在は東映特撮演出陣の中心メンバーとして活躍する諸田敏が監督デビューを果たすこととなる。特撮監督には円谷プロで手腕を振るった佐川和夫が担当。『電光超人グリッドマン』で彼が見せたVTRとフィルムの混合による特撮演出を存分に発揮した。

本作品の役者やスタッフは平成仮面ライダーシリーズを始め、その後の特撮作品に何かと関わることが多い。その一方で、広瀬匠高橋利道といった過去の特撮作品に出演した俳優も起用している。

本作は出演者のスケジュール調整やアクシデントに、スタッフが苦しんだ作品でもある。舞台の仕事との兼ね合いから、速水役の相澤一成は14話、宗方役の市山登は中盤エピソードの多くに未登場となったテンプレート:Sfn。また、朱美役の林美恵は学業との両立が困難となり、14話でレギュラー出演を途中降板しているテンプレート:Sfn。学生のキャスティングについて東映では『有言実行三姉妹シュシュトリアン』でうまく乗り切った前例があるだけに、後年にスタッフの反省と後悔が語られているテンプレート:Sfn。その後を継いだ、るい役の松井友香も34・35話の収録期間中、交通事故に遭い降板を余儀なくされたテンプレート:Sfn

本作に参加したスタッフは後の平成仮面ライダーシリーズのメインスタッフとなった人物が多い。主人公の人物像もあって、18時台の子供向け番組とはおおよそ思えない展開の多さも同シリーズの原型と見ることもできる。

造形

大きな特徴として挙げられるのは「透明素材によるヒーローの造形」である。これはかつて東映で企画され、後にOV作品『大予言/復活の巨神』の原型となった『スペクトロン』と呼ばれる作品でも試みられていた。この作品や前出の『ハカイダー』を手がけ、本作品にも企画段階で関わっていた吉川進プロデューサーを中心に高まっていた「今までにない新しい作品を作ろうという動き」と、東映特撮作品でヒーローや怪人のスーツ作成を手がけ、当時透明素材を使った造形物の実現に意欲を燃やしていたレインボー造型企画との思惑が一致した末の産物ともいえる。

このスーツのデザインには東映特撮で数々のキャラクターデザインを手がけてきた篠原保が携わっており、「天使の衣を纏った鬼」というイメージの元にデザインされている[2]。長年ヒーロー番組に携わってきたレインボー造型企画でも、内部が透けて見えるクリスタル状のボディという、それまでのヒーローとはまったく異なるコンセプトのスーツ製作に当たっては、透明度と強度の両立や着脱の際に必要な分割ラインの配置など課題が多く、造型は困難を極めたというテンプレート:Sfn

紆余曲折を経て完成したスーツは、通常アクション用ですら40kg超、アップ用に至っては100kg弱と言われ、かつてない重量となった。あまりの重さにJACのスタッフに「これを着て演技ができるのは(JACのメンバーでも)岡元次郎だけ。他の者では首の骨が折れる」とまで言われた。主演の萩野も1度着てみようとしたところ、「(重さに耐えられず)転んで壊されては困る」とスタッフに止められたという[4]

またこれに関連して、エンディング映像の夕暮れを見つめるシャンゼリオンを航空カット撮影する際、岡元はアップ用スーツを着て浜松の中田島の浜辺で数時間立ちっぱなしにされた[4]。岡元によれば、マスクに通信機が付けられなかったため、いつ撮影が終わるのか、動いていいのか、まだ撮っているのかどうかもまったく知らされないまま立っているうちに日が暮れていき、潮が満ちていったため「あの時は1人で取り残されて死ぬかと思った」「動くのも大変だったが、動かないのも大変だった」と回想している。

映像

本作品は映像・音声の両面で撮影方式の転機になった作品である。

映像面では、それまで東映特撮では主流だったフィルム(16ミリ)ではなく、ビデオテープによるVTRクリアビジョン)方式で製作されている。これは東映特撮作品では初めてのことである[5]。超光騎士の発進・変形など特撮パートだけはフィルム撮影になっている。

一方、音声はそれまでと変わらない東映特撮伝統のオールアフレコで録音された。これはVTR映像との相性が悪く、しばしば口の動きと声が合わずに違和感が生じている。以後、ビデオ撮影の作品ではオールアフレコが廃され、同時録音方式が採用されることになった。

玩具展開

玩具はセガ・エンタープライゼスおよびセガ・ヨネザワから発売された[1]

玩具でも透明素材を使用するとパーツ構成が複雑になるためコストを抑えるのが難しく、なりきりグッズを手堅くまとめることで全体の予算枠に収める形がとられた[1]

久々にバンダイ以外から発売されるヒーロー玩具として注目されたがテンプレート:Sfn、商品購買層として想定していた低年齢層の反響が今ひとつであったため結果は芳しくなく、試作されていた新武器や大型ビークルなどが中止となった[1]。しかしセガでは、この時のノウハウが『新世紀エヴァンゲリオン』や『電脳戦機バーチャロン』などで活かされており、玩具「VDバーチャロン」のパッケージを篠原保が担当するなど人脈の繋がりも継続された[1]

ストーリー

「闇次元から人間の生体エネルギー『ラーム』を狙って侵攻して来た集団ダークザイドに対抗するため、政府の特務機関『SAIDOC』のエージェント・光の戦士シャンゼリオンが敢然と立ち向かう!!」

……というのは全くの嘘ではないが、シャンゼリオンの力を手に入れてしまった私立探偵・涼村暁は正義感も何もないC調ノリのどうしようもないグータラ男だった! やたら調子に乗るわ、借金をしまくって遊び歩くわ…。暁の所業に翻弄され、本来シャンゼリオンになるはずだった速水克彦たちSAIDOCメンバーは受難続き。

一方、人間社会に潜り込んでいるダークザイドも、ストレスで胃を傷めたり箸袋集めが趣味だったりヒーローオタクだったりの変な連中ばかり。

ヒーローと悪の何とも奇妙な物語が始まった。

主な登場人物

涼村探偵事務所

暁曰く「何代も続く名門私立探偵」だが、暁の性分により閑古鳥が鳴き、あちこちに借金がある。都内某ビルに暁の住居兼事務所を構えている。

涼村 暁 / シャンゼリオン
本作品の主人公。どうしようもないほどいい加減且つやる気の見られない性格。探偵業の依頼人相手以外にはたとえ年上であっても敬語は使わない。その上大の女好き・遊び好きの浪費家なので、莫大な借金を抱えている。バナナパフェが好物で、辛い食べ物は苦手。口癖は「ふんわかいこうよ、ふんわか」である。
不慮の事故で偶然にシャンゼリオンの力を手に入れたが、悩む事無く「超ラッキー!」と大喜びして受け入れたため、自分の正体を隠す気は無く、むしろ自慢しようとしている。そのため、変身ヒーローのお約束である如何に変身に持ち込むか、結果的に見捨ててしまうことへの葛藤も無く、闇生物と戦う。ヒーローたるべき基本的な使命感を持っていないため、敵味方問わず平気な顔で騙すのは当たり前で、命惜しさに自分だけ助かろうとするなど、従来のヒーロー像からはあるまじき情けない行為を連発する。速水らS.A.I.D.O.Cのメンバーは勿論、倒すべき相手である闇生物にさえヒーローのあるべき姿を教授されたこともある。小学生からバカにされるほど勉強も苦手。その反面非常に寂しがり屋で、秘書が事務所を去った際は孤独を紛らわそうと女性を集めて遊び通したり、生活能力の低さもあってゴミ部屋の一部と化す堕落ぶりを見せている。こうした情けない性格が母性をくすぐり、明らかになっただけでも数十人のガールフレンドに恵まれている。
一方で意外と社会をシビアに見ている節があり、それゆえ自分に甘く常に人生を楽しむことだけを求めているため、邪心があるというわけではない。彼が(色々な意味で)ヒーローっぽく見える話は両手の指で余る程しかないが、彼なりの良心と正義感は持っており、弱者に危害を加える者や他人の心を傷つける者に対しては怒りの表情を見せることもある。不真面目でやらない時はやらないものの、やる時はやる行動力と瞬発力は、性格はさておきザンダーやガウザーからは一目を置かれている。
愛車はガタがきはじめた緑のシトロエン・2CV。敵を倒した際には、「俺ってやっぱり、決まりすぎだぜ!」等のセリフとともに一回転して人差し指を向けるという決めポーズをとる。
最終話の「もうひとつの世界」ではS.A.I.D.O.Cの一員として描かれる。こちらの暁は生真面目かつ冷静沈着であり、性格は全くの正反対だが、唯一の共通点はどんな苦境でも諦めないこと。暁がダークザイドの総攻撃の最中に燦然のポーズを決めたところで物語は幕を閉じた。
暁の乗るシトロエン・2CVとして撮影に使用された車両は、満足に自走できず補修部品も手に入らない本当のオンボロ車であり、毎回トレーラーで輸送していた[6]
橘 朱美
アルバイトで暁の秘書をしている。18歳。暁よりはるかにしっかりしており、涼村探偵事務所の要のような存在。上京してすぐの時に、探偵業を始めたばかりの暁と出会った。だらしない暁には半ば呆れているが、暁との結婚にも満更ではない素振りを見せたり、岩手県で民宿を営む実家を継がせようとしたこともあり、それなりに認めているようでもある。
アイドルの仕事に心惹かれたこともあったが、幼稚園の先生という生き甲斐を見つけ、暁のもとを去った。その後数回の再登場を果たしており、特に最終話でのシーンは第1話の冒頭シーンを再現したものである。「~かもしれない」というのが口癖。
企画書では女子大生であり、弟がいるという設定が存在したが、本編では触れられなかった。
桐原 るい(本名:綾乃小路麗華)
中盤、暁のもとに依頼人として現れ、そのまま秘書の座に収まった少女。物語に登場する前は大学に通っていた様子。常識や経済観念がまるで欠如しており、暁ですら呆れるほどのムダ使いは日常茶飯事で自分勝手な振る舞いが多い。「私、~なんだって」と、自分のことを他人事のように話す癖がある。
実は綾乃小路財閥の跡取り娘であるが、世間知らずゆえに彼女の行いは(善行でも)結果的に多くの人から反感を買ったり、無気力となった人物も多く、評判は悪い。
役者の降板に伴い「暁の常識はずれな女性関係を知ったショックで寝込み」「亡くなった父の遺言に従い財閥の会長職を継いだ」と唐突に語られた。

S.A.I.D.O.C

ダークザイドの侵略を察知した宗方が設立した独立機関だが、ダークザイドの存在自体が一般に知られていないために非公式な組織と思われる。職員にはCG(シャンゼリオンの略)ペンと呼ばれる、ダークザイドと人間の識別や護身用のビームガンにも使える多機能なペン型通信機を携帯している。

出資者は宗方である。元々は技術者がいたが、財政難(財政難からクウレツキら三体のコアのランクを下げる描写が存在する)と宗方の古巣からの引き抜きで、メンバーは3人しかいない。なお、暁はシャンゼリオンの力を手に入れたとは言えメンバーではなく、形式上は巻き込まれた一般人の協力者である。

白倉プロデューサーによれば、当初の構想では組織的なスケールはかなりあったそうだが「予算が無い」という理由でボツになり、特撮では珍しい正義の組織の経済的背景が描かれる財政難な組織となった。CGペンは元々アメリカのTIGERが販売していた商品であり、セガ側の要望によりストーリーにも組み込まれた[1]

速水 克彦 / ザ・ブレイダー
宗方にスカウトされ、厳しい訓練に耐えてきた「本来シャンゼリオンになるはずだった男」。「俺はモーレツに感動している!」「なんてこった…」などの口癖がある。甘いものは苦手で、酒は飲めない。
暁とは対照的に堅物で熱血漢な好青年。正義感と使命感は非常に強く、人を守るために生身でも闇生物と果敢に戦う。その誠実さは頑なな女性の心にも届き、実はもてているが、明確なアタックを受けたことがないため本人はもてないと思い込んでいる。一方、真面目さと熱さゆえ簡単に他人(主に暁)に騙されてしまい、激しく思い込んだり命乞いをする敵にとどめをさせなかったりと、かえってヒーローに向かない人物像が次第と明らかになった。
暁とラームが入れ替わった事により、一度だけだが念願のシャンゼリオンに変身している。その後も情けなくて不真面目な暁がシャンゼリオンの力を手に入れたことに対し嫉妬しており、そこから来る心の闇に付け込まれヴィンスーの力によって闇生物化したこともある。
終盤、宗方が闇次元から持ち帰った闇の種を誤解のもとうっかり食べてしまい、それ以降梅干を食べることで謎のヒーロー『ザ・ブレイダー』に変身できるようになるが、変身している間の記憶は残らないため、真相を知らないままザ・ブレイダーの正体を知りたがる羽目になってしまう。最終話の「もうひとつの世界」では自覚があり、自分の意思で力を制御している。
南 エリ
S.A.I.D.O.Cのメンバーの紅一点。容姿端麗、頭脳明晰を自認しているが、プライドが高く自信過剰な性格のため、自分の短所に気付かないことも多い。
仙台に刑事の父がいる。物語中盤で黒岩と種族を超えた恋に落ちたこともあったが、最終的には選民思想を強行しようとした黒岩を拒絶した。
最終話の「もうひとつの世界」ではダークザイド最後の幹部エリーザという正体を明かし、S.A.I.D.O.Cから離反して速水を手にかけた。
宗方 猛
41歳。元内閣第三調査室室長であり、古代マヤ文明の調査からダークザイドの侵略を察知し、独自にS.A.I.D.O.Cを設立した。科学者として、シャンゼリオンの新兵器を家屋敷などの私財を投げ打って開発した他、単独で闇次元に調査に向かい闇の種を持ち帰るなど、作中で最も正義のために献身した人物。コーンパイプを愛用する愛煙家。
しかし内閣からは相手にされず懲戒免職となり、「妄想」と嘲笑を受ける上に、貧乏・無名・冷遇の三重苦にいつも悩まされている。特に金銭面は追いやられており、暁にS.A.I.D.O.Cの施設使用費を請求しようとしたり、食事を奢ると言って頼んだのは、「制限時間以内に完食すればタダ」の特大ラーメンだったほど。また、女性の水着姿に見入ったり、暁のガールフレンド達に謎のインタビューを行うなど容易に語りきれない一面も持つ。
暁のことは高く評価しているようであり、最終回では彼をS.A.I.D.O.Cに勧誘していた。

ダークザイド

元々は別世界・闇次元を住処としていたモンスター。闇次元が滅亡の危機に瀕したため、止むを得ずに人間の世界へと移住してきた。人間の姿に化けており、こちらの世界で生きるには人間の生命エネルギー・ラームが必要不可欠である。

組織ではなく種族であるため、上下関係がそれほど強い訳ではなく、幹部に対して反抗的な態度を取る者もいる上に、各々が自分勝手にラームを捕食するために活動している。また人間を「食料」として見ているが思考・行動様式は人間と殆ど変わりがなく、多くがごく普通に人間社会に溶け込んでいる。そのため、従来の特撮怪人とは異なり人間を強く見下しては居らず、むしろガウザー/黒岩省吾の様に人間に恋愛感情を抱く者も居る。中にはディープな趣味に走る者、人間関係に疲れて胃潰瘍になる者や、うつ病となって自殺する者さえいる。

他方、種の存続のための「人知れず、密かに」を基にした規律は存在しており、それを破った者には幹部から制裁が下される。人間体でも常人をはるかにしのぐ身体能力の持ち主も多く、片手だけ本来の姿に戻ることも可能。一種の流行なのか、人間体で片耳にアクセサリーをしている者が幾人も登場している。人間体から闇生物に戻る際に決まった掛け声を発する者もいる。

戦闘員の類は存在しないが、アトラクションのヒーローショーにのみオレンジと黒の衣装を着た戦闘員が登場しているテンプレート:Sfn

闇将軍ザンダー / 片桐 一樹
3人の「聖幹部」の1人で最高指揮官的な存在。将軍の名に相応しい勇猛果敢なファイターで、戦闘では青龍刀型の大振りの剣を振るう。感情の昂りで甲殻状の仮面が開き、中に隠れていた素顔を見せることもある。当初、人間界に潜むための姿は固定されていなかったが、中盤からギャンブラー「片桐一樹」の姿に固定された。本来の姿に戻る際の掛け声は「ダーク・バースト」。
「従来の特撮作品に見られる悪役の征服行為」を行おうとする。シャンゼリオンを倒すためには複数で狙ったり、卑怯な手段も辞さないと語るが、ダークザイド全体を考えての現実的判断によるものである。事実、暁を捕らえた際は、速水を代わりの人質にしたいという暁の申し出を聞き入れている。ガウザーとの関係は険悪であるものの、互いの実力を認めているのか重みのある対峙を繰り返している。
劇中ではシャンゼリオンとの最終的な決着は描かれずに終わった。
神官モードス
「聖幹部」のうちの1人。幹部の中で最も冷静で理知的な雰囲気を漂わせており、闇生物達の現状も良く把握している。闇法廷裁判長というもう1つの顔があり、法で裁けない悪行への裁判を公平に執り行っている。
左肩に「キーバード」と呼ばれる鳥型の闇生物がとまっており、ザファイアの封印を解く鍵の役割を担っている。
23話で暁を闇法廷で裁こうとしたが失敗、戦闘ではシャイニングアタックを劇中で唯一無効化する実力も見せたが、最後はシャイニングバスターを受けて倒される。その後モードスの元を離れたキーバードは、ザファイアの封印を解くと同時に息絶えた。
博士ヴィンスー
「聖幹部」のうちの1人。肥満体型を自分でも気にしており、幹部の中ではコミカルな印象がある。人間を闇生物へと変異させるなど、呪術的な能力を持つ。序盤の人間体は老人だったが、暁達と対峙したときは中年の清掃員に化けていた。健康な老人のラームを好む。
36話で「健康な老人」のラームを集めていたが暁達に露見、シャンゼリオンの放ったシャイニングバスターを呑みこむが、内部から破裂して絶命した。
暗黒騎士ガウザー / 黒岩 省吾
中盤より登場。日本刀型の剣を振るい、ザンダーと互角の実力を誇る。闇生物では異端な存在、野心家としてその名を知られているらしい。本来の姿に戻る際の掛け声は「ブラック・アウト」。「自分に惚れた女」のラームを好む。自分の実力と矜持に則った上で戦う傾向にあり、卑怯な手段を取る者は闇生物であろうと容赦なく始末する。
人間体である黒岩は「黒岩相談所」の所長を務める若き俊才。自信家でプライドが高く、事あるごとに図書館などで調べてきたよく分からない(細部が間違ってたり、真偽不明の俗説のときもある)薀蓄を「知っているか!」の台詞と共に垂れるのが特徴。当初は相談所で人間社会に馴染めない同族を励まし、アドバイスや仕事を仲介していた。後にその仕事を通じて集めた選挙資金と人脈を活かし、「人間社会のルールに則った征服」を目標に都知事に立候補。対抗して出馬した暁が予想外に追い上げるものの、当選を果たす。
終盤では暁に東京都知事の座を譲り引退。その後東京都独立クーデターを起こし「東京国」の初代皇帝に即位。また自分の敵となりうる暁には先んじて金と女と権力を与え放蕩により無力化するなど、策略と人脈を最大限に駆使した征服行為を行ったが、目的のために始末した人々の子供達から拳銃と手榴弾による復讐を受けて絶命、戴冠式を前にその野望は絶たれることになる。
その結末に至る経緯があまりにも衝撃的だったため、黒岩の最後の登場回となる第38話は一部の地域で欠番扱いにされている(後述)。
元々は3話にて初登場する予定であり、実際にそれに合わせてスーツも製作されていたが、諸般の事情から実際に初登場したのは1クール終盤となった[7]
ザファイア / 小夜子
後半より登場。ガウザーも認めるほどの一流の戦士。「ブリリアン・カット」の掛け声で本来の姿に戻り、「ザイファイア」と呼ばれる2本のを武器に、素早い動きで敵を攻撃する。
「惚れた男に尽くして尽くして滅ぼしてしまう」女性で、恋敵は倒し、彼女の愛に反した相手には復讐に転じる。並みのストーカー行為を超えたその行動によって、ザンダーを含めた幾人もの闇次元界の男たちが酷い目に遭っており、それが原因で封印されたという曰く付きの闇生物。また文字通り「2人だけの世界」を理想とし、妄想として描かれたその世界は恋人と自分以外生命の無い荒野と化していた。
復活した当初にナンパをかけてきた暁に尽くすが、彼が自分の愛を受け入れないことから一転して刃を向ける。なお暁を殺害する意思はなく、復讐に際しては暁を苛めると語っていた。終盤小夜子の状態ではパンクファッションに身を包み、左手の指輪から発する光線で暁達に襲い掛かった。
最終話の「もうひとつの世界」では宗方を殺害したが、シャンゼリオン、ザ・ブレイダーとの決戦でシャイニングアタックを受け倒される。
闇貴族デスター / 花柳 裕司
17、18話に登場。細身の剣を武器とする。言葉遣いは丁寧だがガウザーに匹敵する野心家で、場合によっては人質を取ることも辞さない。本来の姿に戻る際の掛け声は「ブラッディ・ウィンド」。
人間体の花柳はピアニストとして活動しており、登場する際はどこであろうと常にグランドピアノを弾きながら現れる(弾いているのはいつも同じ曲)。
ザンダーやガウザーといった他の実力者達がシャンゼリオンを狙っていることを知り、自らも名を上げるべく「宿命のライバル」を名乗ってシャンゼリオンに挑みかかるも、るいが傷ついた事で怒った暁の猛攻を受け倒される。ザンダーより若く実力でも劣るらしく、ザンダーを挑発した際には余裕をもってあしらわれていた。
闇魔人アイスラー/日向誠
17話(終盤)、18話に登場。右腕を変化させた剣を武器にする。登場当初は謎の風来坊として暁達を救うそぶりをみせるが、その実、ガウザー達を倒してダークザイドの地位を得ようとした卑劣漢であり、暁が役に立たないとみるや本性を現して襲いかかった。本来の姿に戻る際の掛け声は「グランド・クロス」。
人間体ではハーモニカを愛用しており、登場の度に吹き鳴らしている。変身する際にも吹き鳴らす。
シャンゼリオンとの4対1の決戦時、2度に渡ってシャンゼリオンを背後から狙ったことからガウザーの怒りを買い、斬殺された。
ユリカ
黒岩の秘書。黒岩を愛しており、拒絶された時も自分の意思で彼の元へ戻った。黒岩と惹かれ合うエリを、自分や他者の手で殺そうとしたことも。彼女も闇生物のようだが、劇中では本来の姿は明かされなかった。
女王エリーザ
最終話の「もうひとつの世界」に登場した最後の幹部で、同世界における南エリの正体。戦闘時も姿は怪物じみているが、顔はエリと共通。手から光線を発し、剣と鞭が武器。

その他

銀行員
暁の借金先の弥生銀行渋谷支店に勤める2人組。名前は明かされずにA、Bと呼ばれている。シャンゼリオンと闇生物との戦いには基本的に関わらないが、準レギュラーとして度々登場する。
暁が借金を返さないため、自分の立場を守るため自分の財産やサラ金から借金を肩代わりしている。それどころか借金を返せるようになるからと、暁の手伝いに駆り出されてしまうことも。最終話での借金総額は1,000万とんで2円。彼等と暁の接点が黒岩の策略に利用され、闇法廷を開かれた。
ラジオドラマ『雪山の一夜』では、暁を追う銀行員がA、BどころかZまで増えた事が語られている。
誘拐犯
元は玩具で一発当てようとしたが、流行を外してビックなワルになることを目指している2人組。黒一色のギャング衣装の下に、赤いシャツを着ているのが兄貴分、青いシャツを着ているのが弟分。登場のたびに身代金目当ての誘拐事件を起こそうとするが、いかんせん間抜けで格好のみを真似したり、弱いので成功した例がない。

シャンゼリオン

涼村暁がシャンバイザーを介して光の粒子を集め、強化ボディスーツを纏った姿。この現象は「燦然」と呼称され、宗方の長年の研究を元にS.A.I.D.O.Cが開発した「クリスタルパワー」を浴びることによって可能となる。当初は速水克彦がなる予定だったが、クリスタルパワーを運ぶトラックがダークザイドの襲撃を受けた煽りで暁がクリスタルパワーを浴びてしまったことにより、彼がシャンゼリオンとして戦うこととなった。

またクリスタルパワーはラームに付着するため、暁と速水のラームが入れ替わった際には速水が燦然した。

装備

シャンバイザー
クリスタルパワーを制御し、シャンゼリオンに変身するための道具。暁の「燦然・シャンバイザー!」の掛け声と共に暁の頭に出現し、バイザーを下ろすことによりクリスタルパワーを発現させ、暁の姿をシャンゼリオンへと変える。なお、初変身時のみ宗方の手で被せられている。
シャンディスク
胸部に収納されている、8センチCD型のディスク。各種武器を出現させる際に使用する。劇中ではレッド、ブルー、イエローの3種類が登場している。
シャイニングクロー
シャンゼリオンの右腕に装着される、鉤爪付きのガントレット。レッドディスクで打撃力を高めた「クローパンチ」を発動、イエローディスクで銃身から「クローバースト」と呼ばれる光線を発射可能。
シャイニングブレード
長剣。柄の部分が出現し、鍔の部分が左右に開いて刀身が出現。刀身が金色のものと透明のものが存在する。「一振り!」ほか、気合を入れた掛け声で相手を斬る。
ガンレイザー
クリスタルエネルギーを打ち出す光線銃。銃身の内部のシリンダーで光のエネルギーを圧縮、充填する。シャイニングクロー同様、シャンディスクを装填して使用する。
スクラムブレイザー
ガンレイザーにシャイニングブレードを合体させることにより、より強力な攻撃を可能にした光線銃。
シャイニングアタック
胸のシャンディスクにクリスタルパワーを集め、シャンゼリオンの姿を模したエネルギー体を発射し敵の胴体を貫く。劇中で最も多用された必殺技である。シャンディスク上部に右腕をかざし、技名を叫んで発動する。初使用時のみ反動で後ろに転んで尻餅をついていた。

超光騎士

シャンゼリオンをサポートする目的でS.A.I.D.O.C.が開発したロボット。シャンゼリオンやS.A.I.D.O.C.メンバーの要請を受け、即座に駆けつける。いずれも高度な人工頭脳と人語による意思の疎通能力を有しており、戦闘のみならず暁の選挙活動のサポートまでこなしたこともある。

三体ともシャンゼリオン並かそれ以上のパワーを有するが、敏捷性にやや難がある。施設の電力不足のために当初は起動できず、S.A.I.D.O.C.本部が闇生物の襲撃を受けた際の偶発的に発生した高圧電流を受けてようやく覚醒した。

企画段階では超光騎士も透明にするという案もあったが、色味が乏しくなることから定番の三色になった[1]。変形ギミックはスーパー戦隊シリーズとの差別化のためブロック構成にはせず、トランスフォーマーシリーズのような変形が意識されている[1]

リクシンキ(陸震輝)
身長2m 重量512kg
基本カラーは赤。無人走行可能なオートバイに変形し、最高速度は時速600km。超光騎士形態では両手の計6門の砲門から「リクシンバクカン」や「ショックビーム」を放つ。
クウレツキ(空裂輝)
身長2.1m 重量1024kg
基本カラーは青。ロケット型のブースターに変形し、シャンゼリオンと合体してマッハ1.5での飛行が可能。超光騎士形態では腕から「クウレツビーム」を放つ。暁が情けないのは仲間が甘やかし過ぎだからと説教され、肯定して帰っていったこともある。
ホウジンキ(砲陣輝)
身長2.3m 重量768kg
基本カラーは黄色。移動砲台に変形し、二門のスーパーキャノンと機体下部からの光線で長距離攻撃を行う。砲台形態では時速128kmでの飛行が可能。超光騎士形態では右腕をマジックハンドの「パワーシザース」に、左腕を1秒200回転の「ジェットドリル」にそれぞれ換装することが可能。超光騎士最高の腕力と防御力を持ち、強力なパワーを生かした肉弾戦を得意とする。
シャイニングバスター
全長6.3m 全幅2m 総重量2276kg
3体の超光騎士が「超光合体」した最終攻撃形態。マシン状態でリクシンキの後部にクウレツキ、前部と下部にホウジンキが組み合わさる形で完成する。最高飛行速度マッハ8を誇り、逃走する敵を追撃する際に活躍する。超光騎士それぞれのビームを一条の光線と化す必殺武器の「バスタートルネード」は、ダークゲートを破壊するほどの威力を有する。
クリスタルステーション
宗方が家屋敷を抵当に入れて完成にこぎつけた秘密基地で、S.A.I.D.O.Cの各種施設の他、超光騎士を格納、出動に備えメンテナンスが行われている。また、最上部にクリスタルパワー発生装置を備え、太陽光線などから作り出したクリスタルパワーが超光騎士に供給されている。

ザ・ブレイダー

終盤より登場した第2のヒーロー。速水克彦が「バージョンアップ」の掛け声とともに変身し、高笑いと共に登場する。「命の闇の種」を食べたことにより図らずも変身能力を身につけたもので、その能力は梅干しを食べることによって、ごく短時間意識を失ってから発現する。基本カラーは緑で、マッチョな外見に相応しく格闘戦を得意とし、動きは俊敏。

速水の真面目な性格が反映・助長され、市民レベルの些細な善行にも活躍し大人気となるが、そのために闇生物との戦いを放棄してしまうことも。変身のメカニズムおよび速水本人が変身していた事実を忘れる理由はナレーション[8]で事細かに解説されるが、あまりに長すぎるため説明し終わるのはいつも戦闘終了直前であり、また一部省略されることもある。

最終話の「もうひとつの世界」では速水は意識を失わず、ポーズを取るだけで変身している。

登場BGMは「アニメイト・カセットコレクション・美少女戦士セーラームーン」や「バンダイ キャラヒートインナー」のCMなどにも使用されたが、BGM自体の出典元は不明。

ザ・ブレイダーキック
前方宙返りと共に両足でジャンプキックを敵の胸部に放ち、後に物理法則を超えて顔面を蹴って後方宙返りで敵から離脱するブレイダーの必殺技。
ザ・ブレイダーアタック
近くにあった新聞紙で、ゴキブリを倒す際に使用。

用語

闇次元(界)
闇生物達が元々居た世界。企画書によると、六億年前の次元振動によって生じた地球の“影”とのこと。より深い闇の侵食が進んだ結果、物語後半で闇生物達すら生活できないほど荒廃してしまった。宗方が調査に向かった際利用した洞窟など、地球との出入り口が存在するらしい。
ラーム
人間の生命エネルギーのこと。人格も内包している、いわゆる魂のようにも描かれている。闇生物が吸うラームの量は加減できるらしく、吸われた人間が気を失うだけの場合もあれば、肉体ごとひと飲みされてしまう場合もある。ラームの“味”は年代や性別、果ては感情や体調で変化するらしく、闇生物達の好みも「花嫁」「悲しんでいる者」「失血した者」など千差万別である。
闇の種
正式名称は「命の闇の種」。聖幹部達ですら伝説扱いしていた、宗方曰く「闇次元界の根幹にして、闇生物の生命を成すもの」。大きな実の中に、丸く平たい種が幾つも入っている。ダークザイドの弱点を知るのに役立てようと、宗方が決死の調査の末発見したが、勘違いした速水によって全部平らげられてしまった。
ラームの塊と合わせて祭壇に置くことで、空中にダークゲートが出現。ゲートから発する命の闇は地球を新たな闇次元界へと変えてしまう作用があり、直接吸った人々が苦しむ描写があった。

キャスト

レギュラー / 準レギュラー

  • 涼村暁/シャンゼリオン(声):萩野崇
  • 橘朱美:林美恵(#1 - 14、27、35、39)
  • 桐原るい:松井友香(#19 - 36) - 第34・35話では松本さちが声を吹き替えている。
  • 速水克彦/ザ・ブレイダー(声):相澤一成
  • 南エリ/女王エリーザ:東風平千香
  • 宗方猛:市山登
  • 銀行員:久保忠郎関野昌敏
  • リクシンキ(声):中村大樹
  • クウレツキ(声):田原アルノ
  • ホウジンキ(声):郷里大輔
  • 黒岩省吾/暗黒騎士ガウザー(声):小川敦志
  • 闇将軍ザンダー(声):大友龍三郎
  • 片桐一樹:広瀬匠
  • 神官モードス(声およびスーツアクター):高橋利道 - EDではスーツアクターとしてクレジットされている。
  • 博士ヴィンスー(声):寺井智之
  • 小夜子/ザファイア(声):遠藤あゆみ
  • ユリカ:木下三枝子
  • ナレーター:市山登、中村大樹 - 主にシャンゼリオンやガウザーなどの変身シーンのナレーションは市山が、2週続きエピソードの後編冒頭のあらすじ解説は中村が担当している。

主なゲスト出演者

カッコ内は登場話数

スーツアクター

スタッフ

主題歌

すべて大津あきら作詞、ホリエアキラ作曲。なお、作曲のホリエは1996年7月に堀江顕から改名(読みは同じ)。それに伴い第14話からクレジットが変更された。主題歌のシングルと『超光戦士シャンゼリオン オリジナルサウンドトラック』は改名前に発売されたため旧名で表記されている。

オープニングテーマ

  • 「OVER THE TIMES 〜時(いま)を越えて」(歌:MISA
    • 第20話では英語バージョンを使用。英語バージョンは戦闘シーンの挿入歌としても使用されている。
    • 『超光戦士シャンゼリオン オリジナルサウンドトラック2』には、安川午朗によるリミックスバージョンが収録されている。
    • 曲名の「時(いま)を超えて」は最終回のサブタイトルに題された。

エンディングテーマ

  • 「微笑みの出発(たびだち)」(第1 - 13、39話)(歌:本位田牧)
  • 「シャンゼリオン〜光りの未来」(第14~38話)(歌:KAT)

放送リスト

怪人の名前のリンク先はモチーフとなった物[10]

放送日 話数 サブタイトル 登場怪人 監督
4月3日 1 ヒーロー!! 俺?

長石多可男

4月10日 2 ノーテンキラキラ
4月17日 3 花嫁ゾロゾロ

小中肇

4月24日 4 ああ友情 ああ無情
5月1日 5 犯人は誰だ!

蓑輪雅夫

5月8日 6 ごめんね、ジロウ
5月15日 7 アイドル!! 私?

長石多可男

5月22日 8 娘よ、男は選べ!!
5月29日 9 速水、燦然!

小中肇

6月5日 10 サバじゃねぇ!
6月12日 11 コンニャク残して

長石多可男

6月19日 12 ダルマさん転んだ
  • 暗黒騎士ガウザー
6月26日 13 バラとひまわり

蓑輪雅夫

7月3日 14 サヨナラ、朱美
7月10日 15 超まぼろしのアレ

小中肇

7月17日 16 バイトで霧子!
7月24日 17 ライバルいっぱい

長石多可男

7月31日 18 さらなるライバル
8月7日 19 ご令嬢、これ異常

諸田敏

8月14日 20 ヒーロー!! あれ? シャンゼリオン 激闘の133日

(総集編)

8月21日 21 モーレツに片思い
8月28日 22 幻の埋蔵金!

蓑輪雅夫

9月4日 23 ナゾの闇法廷!
  • 神官モードス
9月11日 24 人生最悪のナンパ
  • ザファイア

小中肇

9月18日 25 怪盗クロアゲハ!
9月25日 26 闇の騎士、出馬!

長石多可男

10月2日 27 朱美リターンズ!
10月9日 28 犬と猫と馬と鹿

諸田敏

10月16日 29 速水はヤミに!
10月23日 30 ヒーローの先生!

蓑輪雅夫

10月30日 31 羊とパイと現金と
11月6日 32 第2の戦士現る!

小中肇

11月13日 33 サバじゃねぇ! 2
11月20日 34 友情ええやないか
  • 闇将軍ザンダー

長石多可男

11月27日 35 呪う女と救いの女
  • ザファイア
12月4日 36 新たなる敵! か?
  • 博士ヴィンスー

小中肇

12月11日 37 嵐の前のバケタケ
12月18日 38 皇帝の握ったもの

長石多可男

12月25日 39 時(いま)を越えて…
  • 女王エリーザ
  • 闇将軍ザンダー
  • ザファイア

放送局

映像ソフト化

  • ビデオ(セル・レンタル共通)は全10巻が東映ビデオよりリリースされている。東映の特撮作品としては初めて放送期間中(1996年8月~1997年5月)にリリースが開始されたが、売上は史上最低を記録したテンプレート:Sfn
  • テレビシリーズを再編集したHEROクラブのビデオが2巻リリースされている。
  • 2003年6月21日DVD-BOXが東映ビデオより発売された。特典として、ラジオドラマとして制作された「雪山の一夜」が収録されている。発売に先駆け、2002年末に『仮面ライダー龍騎』内にてCMが流れたが、ナレーションは萩野がシャンゼリオン本編で暁を演じていたときと同様の能天気ぶりで演じた。テンプレート:要出典範囲また同BOXの広告には「誰かさんみたいにイライラしながら待ってた人~」などと、『龍騎』の内容を意識した宣伝文が書かれていた。
  • 2004年6月21日9月21日に単品のDVDが発売された。全4巻の各2枚組で(Vol.4のみ1枚)Vol.1は10話、Vol.2は11話、Vol.3は12話、Vol.4は6話収録。

ネット配信

逸話

テンプレート:出典の明記 36話の冒頭で、劇中作品として「超光戦士シャンゼリオン」が放送された際に「ニュース速報」がテロップ表示された。当初はテレビ東京系のニュースネットワークTXNを冠して『TXNニュース速報』とする予定だった。しかし、実在のニュースネットワークの名を冠すると日本民間放送連盟の「嘘をあたかも真実のように放送してはならない」との規定に抵触するため断念した。また、岩田圭介によると、オープニングを廃して本物のニュース速報のような形にするという案もあったが、同様の理由で通常通りのフォーマットに落ち着いたという。しかし「ニュース速報」としてスタートした劇中の報道特別番組は、るいの退場を視聴者に説明するといった特番対象と関係ない普通のニュースがあったり、のどかな中継コーナーで怪人はその中継先で暗躍していたり、思い出の人との再会ものでその再会対象が暁だったり、まさにでたらめな劇中番組となっていた。

前述の理由から38話は、番組購入で放送していた中国放送では放送されていない。これは優生思想を啓蒙すると曲解される内容が局の内規に触れたためとされる。白倉プロデューサーによると「そういう悪もいるが、最後は駆逐される」という内容であることを訴えたが、受け入れてもらえなかったとのこと。また、ある人物が死亡する際の描写も物議を醸した。

関連事項

  • お台場 - 放映当時、まだ空き地の多かったこの地がロケ地として度々使われ、水の広場公園夢の大橋等といったお台場を代表する名所が数多く登場している。また、当時移転前だったフジテレビの現本社ビルが映っている場面も散見された。
  • 高橋弥七郎 - 彼の代表作である『灼眼のシャナ』を始めとする作品には、必ず本作品のネタが取り入れられている。主な例としては『A/Bエクストリーム』作中に登場する「アキラチョーラッキー」などの馬名や、『シャナ』作中に登場した「変身道具と間違えて魚」のネタなどが挙げられる。
  • 日本エアシステム - 第12話「ダルマさん転んだ」の本編終了直前、ピーターパンカラーのDC-10-30が、車が高架橋を上がっている先を一瞬横切る。
  • セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん - コマンドー49「マグロじゃねぇ!3」、コマンドー57内に描かれる化学物質「ノッソホ」など当番組(「サバじゃねぇ!」、ザ・ブレイダー「カッサノタンパク質」など)のパロディがある。
  • 七星闘神ガイファード - 同時期、同じテレビ東京系列にて放送されていた特撮ヒーロー作品。

脚注

テンプレート:Reflist

参考文献

放映から6年後に刊行された。キャスト座談会の他、平成仮面ライダーシリーズの展開も踏まえたスタッフインタビューも収録している。

外部リンク

テンプレート:前後番組
  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 1.7 テンプレート:Harvnb
  2. 2.0 2.1 テンプレート:Harvnb
  3. テンプレート:Harvnb
  4. 4.0 4.1 テンプレート:Harvnb
  5. 部分撮影も含めれば『TVオバケてれもんじゃ(1985年)』の方が早い。また、特撮作品全体を見てもそれまでは、円谷プロダクション制作・TBS系列で放送された『アンドロメロス』(1983年)や『電光超人グリッドマン』(1993〜94年)、東宝・東宝企画制作・日本テレビ系列で放送された『電脳警察サイバーコップ』(1988〜89年)しかなかった。
  6. テンプレート:Harvnb
  7. シャンゼリオンという名の日々/揺籃編
  8. ザ・ブレイダー変身ナレーション
  9. テンプレート:Cite book
  10. シャンゼリオンという名の日々/放送リストより