赤村

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テンプレート:Infobox 赤村(あかむら)は、福岡県の東部に位置するである。田川郡に属しており、筑豊を構成する自治体の一つでもある。福岡県内で2つしかない村の一つである(もう一つは東峰村)。

地理

福岡県の東部にして筑豊の東端部、筑豊と京築を分かつ内陸部の山地の中に位置し、福岡市から真東へ約40km、北九州市から真南へ約30km、行橋市から南西へ20kmの位置にある。村域内を平成筑豊鉄道田川線が通り、村の中央部でカーブする形で東から北西へ向かって貫いている。経済的に北九州都市圏に属し、5%通勤圏に属している。

隣接する市町村

歴史

近現代

  • 1887年
    • 上赤村、下赤村、山浦村が合併し、赤村となる。
    • 大内田村、小内田村が合併し、内田村となる。
  • 1889年4月1日 - 町村制の施行に伴い、赤村と内田村が合併、村制施行。
  • 1945年8月7日 - 午前11時50分頃、6機からなる米軍機の編隊による空襲を受ける。40発以上の爆弾投下で死者5人、負傷者3人、家屋焼失4戸(二村武雄「米機の赤村爆撃」 田川郷土研究会『郷土田川』第23号 1964年)。

筑豊地域の中では唯一、町村制施行以降に市町村合併も町制施行もしたことの無い村である。昭和の大合併の際、大任村(現大任町)から合併を申し入れられたが拒み、香春町・勾金村・採銅所村(いずれも現在は香春町となっている)との1町3村での合併を目指したが、香春町が拒み、合併には至らなかった。

旧田川線(現平成筑豊鉄道田川線)は1960年代までは筑豊炭田からの石炭の積み出しを担った。旧田川線は歴史的に重要な建造物を数多く残しており、京都郡みやこ町との境界に位置する第二石坂トンネルは九州最古の鉄道トンネルであり、煉瓦と石で造られた三連アーチ橋の内田三連橋梁は国の登録有形文化財に登録されている。

行政

村長

  • 春本武男(2期目)
  • 任期:2017年7月27日

村議会

  • 定数:10人
  • 任期:2017年7月27日

警察

選挙区

地域

人口

テンプレート:人口統計

小学校・中学校

  • 赤村立赤小学校
    • 上赤分校
  • 赤村立赤中学校

医療機関

  • 塚原内科循環器科クリニック

地名

  • 内田

産業

  • 農業が中心。他の筑豊の自治体と異なり、炭鉱開発が行われず、石炭産業の盛衰の影響をあまり受けていない。

交通

鉄道路線

中心駅は油須原駅(村役場最寄り駅は赤駅)。

道路

村内に高速道路・一般国道は通っていない。
最寄りインターチェンジは、九州自動車道小倉南インターチェンジ東九州自動車道行橋インターチェンジなど。

県道

他都市などからの連絡

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

  • 源じいの森(体験型自然学習施設)
  • 源じいの森温泉
  • 赤村トロッコ油須原線(未成に終わった国鉄油須原線の路盤を利用してトロッコ列車を運航している)
  • 蛇巻岩
  • DOYOU農?(田植え・稲刈りなどの農林業体験イベント)
  • 琴弾の滝
  • 大音の滝
  • ハジカミ淵
  • 戸城山(森林公園)
  • 内田三連橋
  • 石坂トンネル
  • 大内田岩戸神楽
  • 神幸祭(光明八幡神社神幸祭)

赤村出身の有名人

外部リンク

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