豊松村

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豊松村(とよまつそん)はかつて広島県神石郡に存在した村である。

19世紀末期から一世紀以上に亙って単独村政を維持してきたが、2004年11月5日に神石郡の他の3町(三和町神石町油木町)とともに神石郡神石高原町に移行したことに伴い消滅した。2004年10月1日に山県郡筒賀村が合併により安芸太田町となって以降広島県では最後まで残った自治体としての村であり、当村の消滅をもって広島県では自治体としての村はすべて消滅した(兵庫県香川県に次いで3番目であり、平成の大合併によるものでは初めてとなる。なおこの後の平成の大合併の進捗によって、さらに9つの県から村がなくなる)。

沿革

地理

    • 米見山(よなみやま、標高663m)

名所・旧跡

  • 仙養ヶ原
  • 幸運仏
  • とよまつ紙ヒコーキ・タワー

産業

  • 農業が主産業。特産品はコンニャクイモ、トマト。

大字

  • 有木(あるぎ)
  • 上豊松(かみとよまつ)
  • 笹尾(ささお)
  • 下豊松(しもとよまつ)
  • 中平(なかだいら)

交通(2004年11月4日当時のデータ)

鉄道

  • 村内は一切通っていない。

道路

  • 国道
    • 村内は一切通っていない。

教育(2004年11月4日当時のデータ)

  • 小学校
    • 豊松村立豊松小学校
  • 中学校
    • 豊松村立豊松中学校

備考

豊松村は合併後神石高原町となったが、旧豊松村の名前を残そうと広島市に在住の有志が「広島市豊松村」を結成し平成11年から活動している。また村民(会員)以外に情報を発信するためのwebサイト「web豊松村」が2009年から立ち上がっている。

関連項目