西中国信用金庫

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西中国信用金庫・本店(本館)

西中国信用金庫(にしちゅうごくしんようきんこ)は、山口県下関市細江町に本店を置く信用金庫。通称「にししん」。

概要

2007年1月9日に山口県内に地盤を持つ下関信用金庫(下関市)、吉南信用金庫山口市)、宇部信用金庫宇部市)、津和野信用金庫島根県鹿足郡津和野町)の対等合併(法人格は下関信用金庫を継承)により誕生した。山口県の中部・西部および隣県に広範なネットワークを持つ、山口県下最大(中国地区3位)の信用金庫である。2009年5月7日には、創立100周年を迎えている。

また、2009年10月13日には岩国信用金庫岩国市)と下関市職員信用組合(下関市)と合併しており、岩国地域にも進出している。旧外国為替公認銀行で外国為替業務も取り扱うことができる。

沿革

  • 1909年5月7日 - 彦島地区の5漁協が母体となり、無限責任彦島村信用組合として設立。
  • 1941年3月31日 - 有限責任彦島信用組合に改組。
  • 1948年4月15日 - 下関信用組合と合併、関彦信用組合となる。
  • 1951年10月20日 - 信用金庫に転換、下関信用金庫に改組。
  • 2004年7月12日 - 同じ下関市に本店を置く豊浦(とよら)信用金庫と合併。
  • 2007年1月9日 - 吉南信金宇部信金津和野信金と合併し、西中国信用金庫と改称する。
  • 2008年11月14日 - 岩国市に本店を置く岩国信用金庫および下関市職員向けの信用組合である下関市職員信用組合と対等合併することで基本合意したと発表。合併予定日は2009年(平成21年)10月13日で、西中国信用金庫を存続金庫とし、本店も現・西中国信用金庫本店を使用する。
  • 2009年10月13日 - 岩国信用金庫及び下関市職員信用組合と合併。

営業範囲

店舗展開

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店舗統合の際、口座店のみを残すブランチインブランチの手法をとったケースがある。括弧内は統合先の店舗。

  • 豊田支店(菊川支店、2011年9月12日から。ATMコーナーは残存)
  • 柿木支店(吉賀支店、2011年9月12日から。ATMコーナーは残存)

ATMについて

西中国信用金庫のATMCD(他の金融機関との共同ATM・CDを除く)では、他の信用金庫キャッシュカードでも、平日8:45~18:00の入出金、土曜9:00~14:00の出金に限り手数料が無料となる。

また、山口銀行北九州銀行のキャッシュカードでも、平日8:45 - 18:00の出金は手数料が無料、平日8:00 - 8:45・18:00 - 21:00の出金、土曜・休日9:00~17:00の出金は手数料が105円となる(「YSネットサービス」によるATM・CD相互出金無料提携)。

なお、旧・津和野信用金庫が行っていた山陰合同銀行とのATM相互出金無料提携(さんいんネットサービス)については、合併に伴い山口県を拠点とする信用金庫となったことから本サービスから脱退し、それ以降の出金については他行(MICS)扱いの手数料となった[1]。また、旧・岩国信用金庫が個別に行っていた広島銀行とのATM相互出金無料提携についても、合併に伴い本サービスを解消し、それ以降の出金については他行(MICS)扱いの手数料となった。

その他の個別提携としては、セブン銀行ATM・入金ネット新銀行東京と提携している[2]

脚注

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関連項目

外部リンク

  • 旧・津和野信金エリア内のうち島根県の山口銀行の店舗は益田支店(益田市)1店舗のみ。なお、合併前の旧・津和野信金の店舗のうち島根県下にあるのは約半数の5店舗しかない。
  • 合併前までは下関信金以外の3金庫がNTTデータスイッチングサービスに接続していたために同行との提携に参加していたが、合併後以降は3金庫の他に旧:下関信金店舗発行のキャッシュカードでも東京都内に設置されている新銀行東京ATMでの利用が可能となった他、同行のキャッシュカードを西中国信金の旧:下関信金店舗のATMでの利用もできるようになった。