藤木久志

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テンプレート:BLP unsourced 藤木 久志(ふじき ひさし、1933年10月 - )は、日本の歴史学者。専門は日本中世史立教大学名誉教授東北大学文学博士

人物・経歴

新潟県出身。新潟大学人文学部卒業。新潟大学では井上鋭夫に師事。東北大学大学院修了。聖心女子大学助教授、立教大学文学部教授、1986年「豊臣平和令と戦国社会」で東北大学文学博士。99年立教大を定年となり2002年まで帝京大学教授。

戦国時代の民衆史を専門とする民衆史観研究者。護憲派としても運動している。

著書

  • 『戦国社会史論 日本中世国家の解体』(東京大学出版会、1974年)
  • 日本の歴史 15 織田・豊臣政権 小学館 1975 『天下統一と朝鮮侵略』講談社学術文庫 
  • 『豊臣平和令と戦国社会』(東京大学出版会、1985年)
  • 『戦国の作法―村の紛争解決』(平凡社選書、1987年)のちライブラリー、講談社学術文庫  
  • 『戦国大名の権力構造』(吉川弘文館、1987年)
  • 『戦国史をみる目』(校倉書房 1995年)
  • 『雑兵たちの戦場 中世の傭兵と奴隷狩り』(朝日新聞社、1995年)のち選書 
  • 『村と領主の戦国世界』(東京大学出版会、1997年)
  • 『戦国の村を行く』(朝日選書、1997年)
  • 『飢餓と戦争の戦国を行く』(朝日選書、2001年)
  • 刀狩り 武器を封印した民衆』(岩波新書、2005年)
  • 土一揆と城の戦国を行く 朝日選書 2006.10
  • 戦う村の民俗を行く 朝日選書 2008.6
  • 城と隠物の戦国誌 朝日選書、2010
  • 『中世民衆の世界 -村の生活と掟』岩波書店〈岩波新書(新赤版)1248〉2010年 ISBN 978-4-00-431248-2

共編著

  • 『荘園と村を歩く』(校倉書房、1997年) 荒野泰典との共編著
  • 『城破りの考古学』(吉川弘文館、2001年) 伊藤正義(歴史)との共編
  • 攻撃と防衛の軌跡 人類にとって戦いとは 宇田川武久共編 東洋書林 2002.11
  • 『荘園と村を歩く〈2〉』(校倉書房、2004年) 蔵持重裕との共編著
  • 『定本・北条氏康』(高志書院、2004年) 黒田基樹との共著
  • 山間荘園の地頭と村落 丹波国和知荘を歩く 小林一岳共編 岩田書院 2007.12
  • 日本中世気象災害史年表稿 高志書院 2007.11
  • 奥羽から中世をみる 伊藤喜良共編 吉川弘文館 2009.7テンプレート:Academic-bio-stub