萩駅

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テンプレート:駅情報 萩駅(はぎえき)は、山口県萩市大字椿字濁渕にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線

「萩駅」を名乗っているが、萩市役所へは隣の東萩駅のほうが近く、またかつてこの区間に運行されていた特急・急行列車も東萩駅に停車し、当駅は通過していた。JTB時刻表でも萩市の中心駅は当駅ではなく東萩駅としている。

駅構造

相対式ホーム2面2線の構造を持ち、交換設備を備えた地上駅。駅舎は上りホーム側にあり、現在鉄道記念館(資料館)となっている。下りホームへは益田寄りの跨線橋で連絡している。長門鉄道部管理の無人駅となっており、自動券売機等の設備はない。

萩駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先
駅舎側 山陰本線 上り 東萩益田方面
反対側 山陰本線 下り 長門市下関方面

※案内上ののりば番号は設定されていない。

駅周辺

萩市の中心市街地より南側に位置する。国道262号がすぐ近くを走る。同道の橋本橋を渡ると、市の中心部のある阿武川の三角州にはいる。

路線バス

利用状況

1日の平均乗車人員は以下の通りである。

乗車人員推移
年度 1日平均人数
1999 99
2000 103
2001 97
2002 95
2003 89
2004 86
2005 81
2006 64
2007 59
2008 59
2009 64
2010 62
2011 47
2012 40

歴史

  • 1925年大正14年)
    • 4月3日 - 国有鉄道美禰線(当時)が長門三隅駅から延伸し、その終着駅として開業。客貨取扱を開始。
    • 11月1日 - 美禰線が東萩駅まで延伸し、途中駅となる。
  • 1933年昭和8年)2月24日 - 当駅を含む美禰線の一部区間が山陰本線に編入され、山陰本線所属駅となる。
  • 1977年(昭和52年)3月31日 - 貨物取扱を廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
  • 1996年平成8年) - 駅舎が登録有形文化財に登録される。
  • 2013年(平成25年)7月28日 - 豪雨災害により線路が被災し、一時当駅を含む益田駅 - 長門市駅間が運休。(奈古駅 - 長門市駅間については8月4日に、益田駅 - 須佐駅については11月9日に運行再開。)

駅の様子

駅舎構内は2分割されている。東萩駅寄りの部分が現在の駅であり、自動販売機、待合用の椅子と時刻表が設置されているだけの質素の感じとなっている。かつてはキヨスクも存在した。

一方、区切られた部分から西側は、かつて国鉄時代に使用されたものが置いてあり、さながら鉄道博物館のようになっている。

隣の駅

西日本旅客鉄道
山陰本線
東萩駅 - 萩駅 - 玉江駅

関連項目

外部リンク

テンプレート:山陰本線 (長門地区)