航空自衛隊の装備品一覧

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航空自衛隊の装備品一覧(こうくうじえいたいのそうびひんいちらん)は、航空自衛隊が所持する装備品(兵器)の一覧である。

航空機

戦闘機

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数)
保有数
注釈
F-15J/DJ イーグル 120px F-15J:165機
F-15DJ:48機
201機
要撃戦闘機(FI)で、DJは複座型(2人乗り)。

最初はマクドネル・ダグラス社から輸入し、のち三菱重工業でのノックダウン生産とライセンス生産が行われた。
導入後、12機(J型:9機、DJ型:3機)を事故で失った。
2012年12月時点の保有数は201機。

F-2A/B ※バイパーゼロ 120px F-2A:62機
F-2B:32機
80機
支援戦闘機(FS)で、Bは複座型。B型の内1機(43-8126号機)が名古屋空港内での事故により用途廃止。

東日本大震災で発生した津波により18機が水没したため、この内修理可能な13機程度を修理予定。
2012年12月時点の保有数は80機。

F-4EJ改 スーパーファントム 120px ※90機
56機
機体寿命延長と能力向上のために既存のF-4EJに改修を施した機体で、空対艦ミサイルの運用が可能になった事から支援戦闘飛行隊にも配備された。

2012年12月末時点の保有数は56機。

F-4EJ ファントムII 120px 140機
7機
要撃戦闘機。内15機がRF-4EJ、90機がF-4EJ改に改修される。

2012年12月時点の保有数(未改修機)は7機で、全機が岐阜基地で運用されている。
また、12機が小牧基地格納庫内でモスボール保管されていたが、後に全機用途廃止されている。

退役済
名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数 注釈
F-104J/DJ(DJ:複座) スターファイター(栄光)
※三菱鉛筆
120px F-104J:210機
F-104DJ:20機
要撃戦闘機

F-104Jの3機が完成品輸入、17機がノックダウン生産、160機がライセンス生産され、DJ型20機が完成品輸入された。
1986年3月に実戦部隊から退役。用途廃止機の内、14機は無人標的機UF-104J/JAに改修される。

F-86F セイバー(旭光)
※ハチロク
120px 480機 航空自衛隊初の戦闘機で、180機が米国から供与され、300機がライセンス生産される。

米国からの供与機の内、未使用だった計45機を返還したため、航空自衛隊はF-86Fを計435機運用する形となった。
ブルーインパルスにおいても使用された他、18機が偵察機RF-86Fに改造された。1982年2月全機退役。

F-86D セイバードッグ(月光)
※ハチロク
120px 122機 航空自衛隊初の全天候型要撃戦闘機で、全機が米国からの供与機である。1968年全機退役。
F-1 120px 77機 国産の支援戦闘機で、全機が実戦部隊に配備される。2006年3月全機退役。

輸送機・空中給油輸送機

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数)
保有数
注釈
YS-11C/PC YS-11C:7機
YS-11PC:1機
C:貨物
PC:人員貨物、他用途へ改造
YS-11P 120px 4機 人員輸送機
C-1 120px 31機
26機
C-46Dの後継として開発された国産の戦術輸送機。試作1号機(28-1001号機)は飛行試験機C-1FTBとして、

量産21号機(78-1021)は電子戦訓練支援機EC-1に改造されている。
4機が事故により失われている他、2012年12月時点で1機が用途廃止されている。

C-130H ハーキュリーズ 120px 16機 戦術輸送機。全機が完成機輸入である。

一部の機体はイラク派遣時に塗装の変更、ミサイル警報装置、チャフ/フレア・ディスペンサー等の搭載改修を施された他、
85-1080号機は空中給油機(KC-130H)としての改修を施されている。

C-2 120px 2機 現行のC-1の後継として海上自衛隊P-1哨戒機と共同開発された戦術輸送機。
KC-130H ハーキュリーズ 120px ※1機 空中給油機。C-130Hの内1機(85-1080号機)にブローブ・アンド・ドローグ方式空中給油用ポッドの増設及び空中給油受油能力の付与の改修がなされている。

※画像はC-130H

B-747-400 120px 2機 日本国政府専用機。2007年に大規模改装工事を完了している。

運行及び整備を委託している日本航空が既に同型機を退役させた関係上、同機も2018年頃に退役する予定。

KC-767 KC-767J(ボーイング社における名称) 120px 4機 フライング・ブーム方式の空中給油・輸送機。
退役済
名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
C-46D コマンドー(天馬) 120px 48機

※内9機はA型から改修

36機を米国から供与。12機(A型9機、D型3機)を中華民国空軍より購入後、全機がD型仕様に改修される。

5機が飛行点検機に、1機が飛行試験機(C-46FTB)に、3機がECM訓練機(EC-46D)に改造される。
1977年2月に全機退役。

偵察機

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数)
保有数
注釈
RF-4E ※レコンファントム

(リコンファントムとも)

120px 14機
9機
全機が完成機輸入。
2機を事故で損耗、2012年12月時点で3機が用途廃止されている。
RF-4EJ ※レコンファントム

(リコンファントムとも)

120px ※15機
5機
F-4EJからの改修。RF-4Eとは異なり、自衛用に短射程AAMの搭載が可能である。
2012年12月末時点で10機が用途廃止。
退役済
名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
RF-86F 120px ※18機 F-86Fからの改修。1979年10月全機退役。
※画像は米空軍所属RF-86F

早期警戒機・早期警戒管制機

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
E-2C ホークアイ 120px 13機 早期警戒機(AEW)。2005年からHawkeye2000相当に改修された機体が配備開始される。
E-767 ※J-WACS(ジェイワックス;米軍において) 120px 4機 早期警戒管制機(AWACS)。

2005年度予算から「早期警戒管制機(E-767)レーダー機能の向上」として改修予算が認められている。

練習機・航法訓練機

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数)
保有数
注釈
T-400 120px 13機 多発機乗員訓練機。
T-7 120px 49機 初等練習機。
T-4 ※ドルフィン 120px 212機 中等練習機。ブルーインパルス使用機は戦技研究仕様機と呼ばれる新造の機体である。

4機が事故で墜落した他、ブルーインパルス1機含む4機が東日本大震災で被災している。
数機が小牧基地格納庫内にてモスボール保管中。

YS-11NT 120px ※1機 航法訓練機。YS-11C(92-1156号機)から改造である。
退役済
名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
T-3 120px 50機 初等練習機。2007年4月に全機退役。
T-2 120px 96機 高等練習機。量産型92機の内28機はJM61A1 20mmバルカン砲・FCS未装備の前期型、残り60機は後期型として生産される。

試作3号機(29-5103号機)はCCV実験機に改造、量産型の内数機がブルーインパルスで使用される。
2006年3月全機退役。

T-1A/B 初鷹 120px T-1A:46機
(※内3機がT-1Bに改修)

T-1B:19機
(※元T-1Aを含めると22機)

中等練習機。英国製ブリストルシドレー・オーフュースMk.805を搭載したT-1A(旧称:T1F2)及び、

国産のJ3-IHI-3/7Bエンジンを搭載したT-1B(旧称:T1F1)がある。
T-1Aは2001年に、T-1Bは2006年3月に全機退役。

T.55 バンパイア 120px 1機 T-1の開発資料として購入。1960年退役。
T-28B 120px 1機 T-1の開発資料として購入。第501飛行隊にて偵察機としても使用されたが、1963年7月に宇都宮で不時着事故を起こし退役した。

※画像は米海軍のT-28

T-33A シューティングスター(若鷹)
※サンサン
120px 278機 中~高等練習機。最初の68機が米国からの供与機で、残り210機がライセンス生産機である。

当初は2002年まで使用される予定であったが、1999年11月に発生した墜落事故を機に、残存していた機体も2000年6月に強制的に全機用途廃止となった。

T-6D/F/G テキサン(まつかぜ) 120px T-6D:9機
T-6F:11機
T-6G:160機
中等練習機。G型の内、24機が救難ポッドを装備した捜索救難機として運用される。

1970年全機退役

T-34A メンター(はつかぜ) 120px 125機 初等練習機。1982年8月全機退役。
B-65 120px 5機 航法訓練機。当初は海上自衛隊に運用を委託していた。

1980年に航空自衛隊側に移管され、連絡、人員/軽貨物輸送機として使用される。1998年3月全機退役。
※画像は海上自衛隊所属B-65

電子戦訓練支援機・電子測定機

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数)
保有数
注釈
EC-1 120px ※1機 電子戦訓練支援機。C-1量産21号機(78-1021号機)から改造される。
YS-11EA ※スーパーYS 120px ※2機 電子戦訓練支援機。YS-11Eから改造である。
YS-11EB ※スーパーYS 120px ※4機 電子測定機(電子情報収集機)。1機がYS-11C、1機がYS-11P、2機がYS-11EL型から改造される。
退役済
名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
EC-46D 120px ※3機 電子戦訓練支援機。C-46Dの3機(91-1140、91-1143、91-1145号機)から改造。1978年3月に全機退役。

※画像はC-46D

捜索救難機

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数)
保有数
注釈
U-125A 120px 25機(2012年時点)
23機
救難捜索機。2機が東日本大震災で被災している。
退役済
名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
MU-2S 120px 29機 捜索救難機。2008年10月に全機退役。

飛行点検機

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数)
保有数
注釈
YS-11FC 120px ※3機 飛行点検機。1機がYS-11から、2機がYS-11Pから改造である。
U-125 120px 3機 飛行点検機。
退役済
名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
MU-2J 120px 4機 飛行点検機。1994年3月に全機退役。

その他

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
U-4 120px 5機 多用途支援機。
退役済
名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
KAL-2 120px 1機 連絡機。1964年に陸上自衛隊に移管している。
UF-104J/JA 120px ※J型:2機(後にJA型に改修)

JA型:12機

用途廃止となったF-104Jを改修した無人標的機。有人飛行が可能であるJ型と遠隔誘導で飛行するJA型がある。

1997年3月までに全機、標的として撃墜される。 ※画像はF-104J

捜索・救難ヘリコプター

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数)
保有数
注釈
UH-60J ブラックホーク 120px 42機
37機
捜索救難ヘリコプター。48-4579号機以降はアビオニクスを強化し、<br />

チャフ/フレア・ディスペンサー、ミサイル警報装置を追加装備したSP型である。<br /> 98-4588号機以降は空中給油用の受油ブローブが装備されている。1機が事故で墜落、4機が東日本大震災で被災した他、<br /> 2014年2月時点で1機が用途廃止している。2011年度予算で調達される機体から能力向上型のUH-60J(近代化)に更新される。

退役済
名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
S-62J らいちょう 120px 9機 捜索救難ヘリコプター。1983年3月全機退役。
H-21B ほうおう 120px 10機 捜索救難ヘリコプター。米軍からの供与機である。1967年全機退役。

※画像は陸上自衛隊所属V-44A

H-19C はつかり 120px 21機 捜索救難ヘリコプター。最初の4機が輸入、残り17機がライセンス生産される。1973年全機退役。

※画像は陸上自衛隊所属H-19C

KV-107II-5/A-5 しらさぎ 120px KV-107Ⅱ-5:17機

KV-107ⅡA-5:34機

捜索救難ヘリコプター。1号機~17号機がKV-107Ⅱ-5、18号機以降の機体がエンジン強化型のKV-107ⅡA-5である。<br />

2009年11月年全機退役。

輸送ヘリコプター

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数)
保有数
注釈
CH-47J/CH-47J(LR) チヌーク 120px CH-47J:16機
CH-47J(LR):15機
LR :15機
輸送ヘリコプター。レーダーサイト・ミサイルサイトへの補給が主任務だが、副次的に救難輸送にも使用される。<br />

LR型は陸上自衛隊CH-47JAと同様の改良型で、気象レーダーの追加、胴体側面の燃料タンクの増大、アビオニクスの更新等がなされている。LRはLong Range(長距離)の意<br /> 初期導入機体から順次用途廃止されており、従来型CH-47Jは2013年全機退役している。

機体番号

  • 機体番号は尾翼両面に記された6(2+4)桁の機体固有の番号である。シリアルナンバーあるいはキャノピーナンバーとも呼ばれる。飛行計画書等にはこの機体番号を記載する。機首には下3桁の数字がマーキングされる。アメリカ空軍の記号とは異なり、機体番号だけで所属航空団・飛行隊を瞬時に判別するのは難しい。
  • 飛行中の無線交信ではコールサイン(呼出符号)はそれぞれの部隊別のものを使用するが、戦闘・訓練中はパイロットのタックネーム(tactical name)を使う。
  • 機体番号の見方:「(1)(2)―(3)(4)(5)(6)」の意味

・(1) 領収年号(防衛省に納入された西暦年号の下1桁)

・(2)登録順位

番号 プロペラ機 ヘリコプター ジェット機
0 KAL-2 - F-1、B-747
1 T-34A、T-3、C-46D/EC-46D H-19C T-33A、T-400
2 T-6D/F/G、YS-11P/NT/FC/EA/EB H-21B F-86F/RF-86F、F-15J/DJ、U-125A
3 T-28B、MU-2S/J、B-65 S-62J T.55、F-2A/B
4 E-2C KV-107Ⅱ-5/A-5 F-86D、E-767
5 C-130H/KC-130H - T-1A/B、U-4
6 T-7 - F-104J/DJ、T-4
7 - CH-47J F-4EJ、RF-4E、KC-767
8 - UH-60J C-1/EC-1、XC-2
9 - - T-2、U-125

・(3) 機種区分

番号 区分
0 未区分
1 輸送機
2 -
3 その他の固定翼機
4 ヘリコプター
5 練習機
6 偵察機
7 (F-86F)
8 戦闘機
9 -


・(4)(5)(6) 製造順

機種 製造番号 機種 製造番号 機種 製造番号
T-1A 803~ F-4EJ 301~ E-2C 451~
T-1B 451~ RF-4E 901~ CH-47J 471~
T-2 101~ F-1 201~ UH-60J 551~
T-3 501~ F-2A 501~ C-130 071~
T-4 601~ F-2B 101~ B-747 101~
T-7 901~ F-15J 801~ E-767 501~
T-400 051~ F-15DJ 051~ KC-767J 601~
U-125 041~ YS-11 151~ MU-2 201~
U-125A 001~ C-1 001~ V-107 801~
U-4 251~

・例 「82-8901」は、1998年領収、F-15、戦闘機、F-15Jの101番機

航空機搭載装備

空対空ミサイル

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
69式空対空誘導弾 AAM-1 120px 国産初のパッシブ赤外線ホーミング(IRH)方式の空対空ミサイル

性能的にはAIM-9Bとほぼ同等といわれる。退役済。

90式空対空誘導弾 AAM-3 120px 1,936発[1] パッシブ二波長光波ホーミング(IR/UVH)方式空対空ミサイル。

F-15J/DJ、F-4EJ改、F-2A/Bに搭載可能。

99式空対空誘導弾/(B) AAM-4/AAM-4B 120px 440発

(+200発)[1]

アクティブ・レーダー・ホーミング(ARH)方式空対空ミサイル

改修を受けたF-15J/DJ及びF-2A/Bに搭載可能。
2010年度予算から改良型の99式空対空誘導弾(B)(AAM-4B)の調達が開始された。

04式空対空誘導弾 AAM-5 120px 110発
(+400発)[1]
赤外線画像誘導(IIR)方式空対空ミサイル。改修を受けたF-15J/DJに搭載可能。

改良型の04式空対空誘導弾(改)の開発も始まっている。

AIM-9B/E/P/L/M サイドワインダー 120px AIM-9L:4,541発[1] 赤外線ホーミング(IR)方式空対空ミサイル。

B/E型はF-86F、F-104J/DJ、F-1、T-2(後期型)に、P型はF-4EJ、F-104J/DJ、F-1、T-2(後期型)に、
L/M型はF-15J/DJ、F-4EJ/EJ改/RF-4EJ、F-1、F-2、T-2(後期型)に搭載可能。B/E/P型は退役済。

AIM-4D ファルコン 120px 赤外線誘導(IR)方式空対空ミサイル。F-4EJに搭載可能。

F-4EJ導入とともに配備されたものの、短期間の使用に終わった。
80年代には退役している。 ※画像は米空軍のAIM-4

AIM-7E/F/M スパロー 120px AIM-7F/M:3,098発[1] セミアクティブ・レーダー・ホーミング(SARH)方式空対空ミサイル。

F-15J/DJ、F-4EJ改、F-2A/Bに搭載可能(F/M型)E型は退役済。

AIM-120B/C-5 AMRAAM 120px 125発[1] アクティブ・レーダー・ホーミング(ARH)方式空対空ミサイル。AAM-4との評価用に試験導入され、

改修を受けた一部のF-15J/DJ(飛行教導隊所属)に搭載された。全弾試射済。 ※画像は米空軍のAIM-120

空対艦ミサイル

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
80式空対艦誘導弾 ASM-1 120px アクティブ・レーダー誘導方式空対艦ミサイル。F-1、F-4EJ改、F-2A/Bに搭載可能。

派生型として海上自衛隊91式空対艦誘導弾(ASM-1C)がある。

93式空対艦誘導弾/(B) ASM-2/ASM-2B 120px 243発
(+45発)[1]
赤外線画像イメージ誘導方式空対艦ミサイル。F-4EJ改、F-2A/Bに搭載可能。

93式空対艦誘導弾(B)(ASM-2B)は中間誘導にGPS誘導方式を追加した改良型である。

爆弾・訓練用ディスペンサー・投下装置

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
500ポンド爆弾 500ポンドの無誘導爆弾。F-86Fに搭載可能。退役済。
JM117 120px 750ポンド無誘導爆弾。F-4EJ/EJ改、F-1、T-2(後期型)に搭載可能。現在では殆ど使用されていない。

※画像は米軍のM117

Mk.82 120px 500ポンド無誘導爆弾。F-15J/DJ、F-4EJ/EJ改、F-1、F-2A/B、T-2(後期型)に搭載可能。
91式爆弾用誘導装置 GCS-1 120px Mk.82 500ポンド爆弾に付加された赤外線誘導装置。F-15J/DJ、F-4EJ改、F-1、F-2A/Bに搭載可能。

Mk.117 750ポンド爆弾用も開発されたが、そちらは採用されていない。

テンプレート:仮リンク 120px クラスター爆弾。F-15J/DJ、F-4EJ改、F-1、F-2A/Bに搭載可能

2008年11月28日の安全保障会議において自衛隊が保有する全てのクラスター爆弾の廃棄を決定した為、現在では退役している。

GBU-38/B JDAM(ジェイダム)
(※統合直接攻撃弾の訳)
120px Mk.82 500ポンド爆弾にGPS/INS誘導装置を付加した精密誘導爆弾(及び追加キット)F-2A/Bに搭載可能。

退役したCBU-87/Bの代替用にレーザー誘導能力を追加したGBU-54/B レーザーJDAMも導入予定。

CBLS-200 120px 訓練用ディスペンサー。BDU-33 25ポンド訓練爆弾を4発携行できる他、AAR 70mmロケット弾を4発携行する事ができる。

F-1、F-2A/B、F-4EJ/EJ改、T-2(後期型)に搭載可能。

SUU-21/A 訓練用ディスペンサー。BDU-33 25ポンド訓練爆弾を6発携行する事ができる。

F-104J、T-2(後期型)に搭載可能。退役済。

TER-9/A/改 トリプルエジェクターラック
※ター
120px Mk.82 500ポンド爆弾(GCS-1搭載型含む)を3発懸吊可能なエジェクターラック。

F-4EJ/EJ改用のTER-9/A及び、F-2A/B用のTER-9/A改がある。。

ロケット弾・ロケット弾ポッド

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
テンプレート:仮リンク AAR 2.75インチ(70mm)空対空ロケット弾。LAU-3・J/LAU-3/A、CBLS-200に装填可能。
ASR 5インチ(127mm)空対地ロケット弾。RL-4に装填可能。退役済。
テンプレート:仮リンク マイティマウス 120px F-86D用2.75インチ(70mm)空対空ロケット弾。退役済。
テンプレート:仮リンク 120px 2.25インチ(57mm)訓練用ロケット弾。F-86Fに搭載可能。退役済。
LAU-3・J/LAU-3/A 120px 70mmロケット弾×19発を収めるポッド。J/LAU-3/Aは国産である。

F-4EJ/EJ改、F-104J/DJ、F-1、F-2A/B、T-2(後期型)に搭載可能。

LAU-59A 70mmロケット弾×7発を収めるポッド。退役済。
LAU-68A 70mmロケット弾×7発を収めるポッド。退役済。
LR-7 70mmロケット弾×7発を収めるポッド。F-1に搭載可能。退役済。
LR-4 127mmロケット弾×4発を収めるポッド。F-4EJ/EJ改、F-104J/DJ、F-1、F-2、T-2(後期型)に搭載可能。退役済。

無人偵察機

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
無人機研究システム ※TACOM 120px 4機 F-15J/DJから空中発射される自立着陸可能な無人偵察機。

多用途小型無人機(TACOM)と呼ばれる技術実証機の発展型であり、F-4EJを搭載母機としていた。
2010年に2機が硫黄島沖で試験中に飛行停止し、海没している。

曳航標的・水上標的・無人標的機

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
AGTS 120px AGTSとはAerial Gunnery Target Systemの略で、機関砲の射撃訓練に使用される標的曳航装置。

F-15J/DJ、F-4EJ改に搭載可能。
F-15J/DJに搭載するものはRMK-35トゥリール及びTDK-39ターゲットセットで構成される。

RMK-19A/A47U-3 120px NPT-IR-1ミサイルターゲットやTDU-37Bデルマーターゲットといった標的を曳航する装置。

ミサイルの射撃訓練に使用する。F-4EJに搭載可能。

JAQ-1 120px 射撃訓練に使用する非回収型の水上標的。F-4EJ、F-1に搭載可能。
J/AQM-1B 対空ミサイル射撃訓練用の再利用可能な自律型標的。F-15J/DJ、F-4EJ改に搭載可能。
XAQM-2 空対空用小型標的 120px 非回収型の空対空ミサイル射撃訓練用の小型標的。F-15J/DJに搭載可能。
退役済
名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
バンナーターゲット 布製の曳航標的。T-33Aに搭載可能。退役済。
DF-6MC サブ・ソニック・デルマー
※サブデルマー、デルマー標的
ロケット弾射撃訓練用の低速曳航標的。T-33Aに搭載可能。退役済。
DF-6RC スーパー・ソニック・デルマー
※スーパーデルマー、
デルマー標的
ロケット弾射撃訓練用の高速曳航標的。F-104DJに搭載可能。退役済。
A/A37U-15 トゥターゲットシステム
※ダートターゲット
120px JM61A1 20mmバルカン砲用標的曳航システム。RMU-10/Aリールポッド及びTDU-10Bダートターゲットによって構成される。

F-4EJ、F-104J/DJ、F-1、T-2(後期型)に搭載可能。2006年3月にF-1と合わせて退役した。

ECMポッド・チャフディスペンサーポッド

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
AN/ALQ-72 ECMポッド。T-33Aに搭載可能。退役済。
AN/ALQ-119 120px 2 ECMポッド。F-15J導入時に2セットのみ導入され、新田原基地で試験運用された。退役済。
AN/ALQ-131/(V) 120px AN/ALQ-131:14セット ECMポッド。RF-4E用に14セットが購入される。F-15DJ、F-4EJ改/RF-4EJにも搭載可能。

AN/ALQ-131(V)は改良型である。

J/ALQ-2 国産のECMポッド。T-33Aに搭載可能。退役済。
J/ALQ-4 国産のECMポッド。F-104Jの主翼端増槽から改造した物でF-104Jに搭載可能。退役済。
J/ALQ-6 国産のECMポッド。F-4EJ、F-1に搭載可能。退役済。
J/ALE-2 国産のチャフ・ディスペンサー・ポッド。T-33Aに搭載可能。退役済。
AN/ALE-41K/
J/ALE-41
チャフポッド。AN/ALE-41KはF-4EJ、T-4に搭載可能。

J/ALE-41は国産品で、EC-1に搭載可能。

偵察ポッド

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
LOLOP RF-4EJ用の長距離斜め写真偵察ポッド。KS-146Bカメラが収納されている。
TAC RF-4EJ用の戦術偵察ポッド。KS-153A低高度偵察カメラ、KA-95B高々度偵察カメラ、D-500低中高度夜間偵察カメラ(赤外線方式)が収納されている。
TACAR RF-4EJ用のパッシブ測定式戦術電子偵察ポッド。

観測・計測装置

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
ACMIポッド
ASQ-T34 ACT-Rポッド。(米国からの貸与品)
DBSS ディ・ブリーフィング補助装置。
タンク改造カメラポッド 120px
ミサイル計測ポッド
機上集塵器 集塵ポッド 放射性物質等のサンプリングを行う装置。現在はF-4EJ/EJ改、T-4に搭載可能の2型を使用している。

1型(退役済)はF-86Fに搭載可能であった。

その他

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
汎用カーゴポッド ※トラベルポッド、バゲージポッド、ラゲージポッド 120px F-104J/DJの翼端増槽を改造したポッドで、支援機材や整備機材といった小物を収納できる。

F-4EJ/EJ改、RF-4E/EJ、T-4に搭載可能。

J/AAQ-2 120px 15セット 国産のF-2A/B用赤外線前方監視装置(FLIR)
AN/AAQ-33 スナイパーXR 120px 米国製ターゲティングポッド。F-2にレーザーJDAMの運用能力を付加するために導入決定した。

2014年度予算において1機の搭載試改修が計上されている。

機動衛生ユニット 120px 航空機動衛生隊で運用されるコンテナ式の医療ユニット。C-130Hに搭載され、機内での医療も可能である。

地上警戒管制・防空装備

固定式警戒管制レーダー

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
J/FPS-1 7箇所 国産の固定式3次元レーダー。退役済。
J/FPS-2 120px 11箇所 国産の固定式パッシブ・フェーズド・アレイ・レーダー。
J/FPS-3/改 7箇所 国産の固定式アクティブ・フェーズド・アレイ・レーダー。

2009年までに全基がミサイル防衛に対応した性能向上型のJ/FPS-3改に改修された。

J/FPS-4 6箇所 国産の固定式3次元レーダー。
J/FPS-5 ※ガメラレーダー 120px 4箇所 国産の弾道ミサイル探知・追跡用固定式アクティブ・フェーズド・アレイ・レーダー。
J/FPS-6S 120px 米国製AN/FPS-6レーダーの日本版。
J/FPS-7 J/FPS-2、J/FPS-6S、J/FPS-20Sレーダーの後継機として開発中の3次元レーダー。
J/FPS-20S 120px 米国製AN/FPS-20レーダーの日本版。

移動式警戒管制レーダー

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
J/TPS-100 移動式3次元レーダー装置。1971年導入。1994年退役。
J/TPS-101(M-3D改) 73式大型トラックに車載される移動式の3次元レーダー装置。</br>

空中線装置、送受信装置、指揮管制装置、通信装置によって構成される。
移動警戒隊では2000年代前半に退役したが、その後も硫黄島での訓練支援用に若干数が運用されていた。</br> 2012年度末退役。

J/TPS-102 120px 73式大型トラックに搭載される、シリンドリカル・アクティブ・フェーズドアレイ方式の移動式3次元レーダー装置。

監視装置、統制装置、中継装置によって構成される。

地上用通信装置・設備

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
移動用多重通信装置(O/H) J/TRQ-502 航空警戒管制多重通信網の代替及び緊急時の見通し外区間の確保を目的とした移動式見通し外多重通信装置。</br>

空中線装置(NAS-91/TRQ)2基、通信装置(J/TRT-501)1台、受信・端局装置(J/TRR-501)1台によって構成される。</br> 73式大型トラックに車載される他、CH-47、C-1、C-130Hでも空輸可能。

移動用多重通信装置(O/H) J/TRQ-504 固定用多重通信網の代替、補完及び移動警戒隊などの通信確保を目的とした移動用デジタル見通し外多重通信装置。</br>

無線装置A、無線装置B、多重端局装置によって構成される。

移動式ラプコン装置 J/TPQ-701 移動式の航空管制レーダー(ラプコン)装置。ラプコンとはRadar Approach Control Systemの略。</br>

捜索レーダー装置(ASR)、精測レーダー装置(PAR)、中央管制装置、通信制御管制装置によって構成される。

移動式管制塔 TSQ-701 73式大型トラックに搭載される移動式の管制塔装置</br>

管制シェルター、通信シェルター、管制シェルター揚降装置によって構成される。</br> UHF及びVHF対空無線機、ライトガンを装備している。

移動式タカン TRN-501 タカンとは戦術航空航法装置(Tactical air navigation)の略</br>

空中線装置、空中線制御装置、送受信装置、監視制御装置によって構成される。

移動式気象レーダー装置 飛行場周辺の気象状況を観測する、移動式の気象レーダー装置。</br>

73式大型トラック2台及びレーダーシェルター装置1セット、観測シェルター装置1セット、電源供給用の発動発電機2セットによって構成される。CH-47、C-1、C-130Hによる空輸も可能。

モービル・コントロール・ユニット  ※モーボ 120px 移動式の管制装置。画像の自走式の他に牽引式のものがある。

地対空ミサイル・対空機関砲

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
81式短距離地対空誘導弾(A) SAM-1 120px 基地防空用の地対空誘導弾。陸上自衛隊に配備されているものと同一の仕様である。
MIM-104 PAC-2 地対空誘導弾ペトリオット</br>※パトリオットとも 120px 6個高射群及び高射教導隊 ナイキJ及びハーキュリーズの後継として配備された広域防空用の地対空誘導弾。
MIM-104 PAC-3 地対空誘導弾ペトリオット</br>※パトリオットとも 120px 3個高射群 弾道ミサイル防衛用の地対空誘導弾。
M55 120px 基地防空用の12.7mm対空機関銃を搭載した回転式砲塔。退役済。(予備装備として保管、画像は12.7mm重機関銃M2)
対空機関砲VADS 120px M61機関砲を元に射撃管制装置を組み合わせた基地防空用の半自動対空機関砲で、航空自衛隊に配備されているのは牽引式のM167である。</br>

通常のVADS-Iの他に、退役したF-104JのM61を再利用した射撃管制装置無しのVADS-II、及びVADS-Iに赤外線TVカメラを追加したVADS-I改がある。VADSとはVulcan Air Defense Systemの略。

FIM-92 スティンガー 120px 基地防空用の携帯式地対空誘導弾。退役済だが一部は91式携帯地対空誘導弾の訓練機材として使用している。
91式携帯地対空誘導弾 SAM-2 120px 基地防空用の携帯式地対空誘導弾。陸上自衛隊に配備されているものと同一の仕様である。
基地防空用地対空誘導弾 5式</br>(平成24年度までの調達数) 81式短距離地対空誘導弾の後継として開発された短距離防空用の地対空誘導弾。</br>

陸上自衛隊の11式短距離地対空誘導弾と同じシステムで、発射機の搭載車種は高機動車である。

退役済
名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
MIM-3 ナイキ・アジャックス 120px 2個高射群 広域防空用の地対空誘導弾で、1964年に陸上自衛隊から移管される。</br>

1972年6月までにナイキJに更新される。

MIM-14 ナイキ・ハーキュリーズ 120px 1個高射群 広域防空用の地対空誘導弾で、1973年に在沖縄米軍から移管される。

1994年にペトリオットに更新され、退役。

地対空誘導弾ナイキJ 120px 4個高射群 ナイキ・ハーキュリーズのライセンス国産品。1994年にペトリオットに更新され退役。

地上後方支援装備

一般車両

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
業務車1号(航空自衛隊)
業務車2号(航空自衛隊) 4ドア・セダン型及び5ドア・ステーションワゴンの乗用車。
業務車3号(航空自衛隊) 4ドア・セダン型の乗用車。塗装は黒色。
業務車4号(航空自衛隊) ライトバン型の乗用車。塗装は白色。
73式大型トラック 120px 陸上自衛隊に配備されているものと同一の仕様である。
73式中型トラック 120px 陸上自衛隊に配備されているものと同一の仕様である。
73式小型トラック 120px 陸上自衛隊に配備されているものと同一の仕様である。
業務トラック 120px 人員・物資の輸送業務に使用される。民生用をベースにしており、メーカー、導入時期、大きさによって車種は様々である。
21/2t 4×4カーゴトラック(旧型) 120px 車種はいすゞ自動車TSD。レーダーサイト等の僻地における輸送業務に使用される。
21/2t 4×4カーゴトラック(現行型) 旧型の21/2t 4×4カーゴトラックの代替として配備された車両で、車種はいすゞ自動車フォワード
小型人員輸送車 120px マイクロバス型の人員輸送車。隊員の輸送に使用される。
サイト用人員輸送車 120px 小型人員輸送車と同様のマイクロバス型人員輸送車。4WDで車高が若干高いのが特徴。
大型人員輸送車 120px 大型観光バス型の人員輸送車。隊員の他、災害時の国民の輸送にも使用される。
射場多目的車 車種はメルセデス・ベンツ社製ウニモグ。空対地射爆撃訓練所にて標的整地及び林野火災の消火に使用される。
施設作業管理車 1993年導入。施設作業の現場事務及び休憩に使用される。車内にトイレ、流し台、湯沸かし器、冷蔵庫、事務机、椅子等を備えている。
自活車 1993年導入。部隊の機動展開時に展開地において6人の隊員2~3日程度自活する場合に使用される。</br>

車内にベッド、シャワー、トイレ、流し台、給湯器、冷蔵庫、テーブル等を備えている。

緊急車両

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
救急車 (航空自衛隊用) 120px
高規格救急車 (航空自衛隊用) 120px
消防車 (サイト用) レーダーサイト施設の消火作業に使用される消防車。
消防車 (航空自衛隊用) 120px 基地施設にて使用される消防車。
破壊機救難消防車 M-5 米空軍のO-11型空港用化学消防車を参考に東急車輛製造が開発した破壊機救難消防車(航空自衛隊における空港用化学消防車の呼称)で1957年導入開始。退役済。
破壊機救難消防車 A-MB-1 120px 東急車輛製の破壊機救難消防車。</br>

2000年代後半から調達されたタイプはフロント部がA-MB-3に似た形状に変更されている。

破壊機救難消防車 A-MB-2(東急車輛) 120px 東急車輛製の破壊機救難消防車で、1972年導入開始。</br>

A-MB-1の改良型で後部胴体が高くなっているのが外見上の識別点である。</br> 2000年代後半から調達されたタイプはフロント部がA-MB-3に似た形状に変更されている。

破壊機救難消防車 A-MB-2(ローゼンバウアー製) 120px 現行の東急車輛製A-MB-2の後継として、2013年に導入開始された破壊機救難消防車。</br>

車種はオーストリアのローゼンバウアー社製パンサー6×6で、走行した状態での放水が可能。

破壊機救難消防車 A-MB-2(オシュコシュ製) 現行の東急車輛製A-MB-2の後継として、2013年に導入開始された破壊機救難消防車。</br>

車種は米オシュコシュ社製ストライカー。陸上自衛隊でも同車種を採用している。

大型破壊機救難消防車 A-MB-3 120px 東急車両製の破壊機救難消防車で、1989年導入開始。

2011年に発生した福島第一原子力発電所事故における放水作業にも出動している。

救難車 (改)
救難車 R-2 ※指揮車 120px 車種はトヨタ自動車ランドクルーザー。人命の救難用に使用される他、現場での指揮にも使用される。
場外救難車1型 車種はトヨタ自動車製メガクルーザー。基地の外における救難活動に使用され、山岳地域や海浜地区等の不整地でも走行可能。
1000G給水車 破壊機救難消防車への給水用及び非常時の給水運搬用として使用される。
セミトレーラ大形給水車
トラクタ6t (6×4)給水車用

給油車

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
500G燃料給油車
2000G燃料給油車 120px
20kl燃料給油車 120px
セミトレーラー5000G 燃料給油車
2000リットル燃料タンク車

除雪器材

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
除雪ドーザ (装輪式)
モータグレーダ (除雪用)
大型融氷液散布車
除雪車 (ロータリ式放雪形)
重除雪車
除雪車 (サイト用)
残雪除去器材 (プラウ付)
残雪除去器材 (フロントブラシ式)
除雪トラック (6×6)改
残雪除去器材 (けん引式)
防・除氷用器材

荷役車両

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
牽引車 (航空機用2t) 120px
牽引車 (航空機用3t) 120px
牽引車 (航空機用5t)
牽引車 (航空機用20t) 120px
C-130型航空機用カーゴローダー
爆弾作業車
フォークリフト5t II型 120px
ハイリフトトラック
トーイングトラクタ

作業車

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
バリヤ作業車

建設機械

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
トラック4×4ダンプ中型 120px
油圧ショベル
油圧ショベル(小型) 120px
モーターグレーダー 120px
タイヤローラ
ブルドーザD7 120px
土木用多目的車
クラッシュクレーン 120px
アスファルトフィニッシャ
中型バキュームスイーパ  ※ランウェイスイーパ 120px  飛行場のゴミや小石を取り除く際に使用される。
ショベルローダ 120px
ショベルローダ (バックホー付小型)

その他

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数(※は改修数) 注釈
トラック21/2t 4×2散水車
大形雪上輸送車
雪上車 (SM31DN)
かく座機収容器材
トラック2t半 4×2散水車
炊事車 120px
高所作業車 120px
水タンク車 120px
トレーラ1t水タンク車 120px 陸上自衛隊で使用されている1t水タンクトレーラと同一の物である。
ミサイル運搬車 ペトリオットミサイル4発を運搬する車両。
弾薬運搬車
待機車 120px
除染車 120px
タラップ車 120px
ハイリフトローダ
山林多目的車
レッカ車 (航空自衛隊用)
起動車 120px 搭載されているガスタービン・コンプレッサーの圧縮空気によりジェットエンジンを始動させる他、</br>

交流発電機を駆動して航空機の整備用電源を供給する車両。</br> 現在配備されているのはF-4EJ/改、RF-4E/EJ用のKM-3(画像の車両)のみで、</br> 以前はKM-1、2及びT-2用のKM-4も配備されていた。(退役済)

電源車 120px 航空機のエンジン始動及び整備用に使用される車両。</br>

画像のU-125/A用のC-5電源車とUH-60J、CH-47J、V-107用のAE-3電源車がある。

移動電源車 120px
モーボバイク 120px 基地内での移動に使用されるバイク。

地上警備・高射部隊自衛用装備

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関連項目

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

参考文献・資料

  • 『自衛隊装備年鑑1995-1996』朝雲新聞社 1995年
  • 『自衛隊装備年鑑2010-2011』朝雲新聞社 2010年
  • 航空ファン文林堂 各号
  • 『JWings』イカロス出版 各号
  • 『自衛隊装備名鑑1954~2006』(ISBN 978-4775805978)コーエー出版局 2007年
  • 『陸海空自衛隊装備機のすべて 日本の軍用機』イカロス出版 2007年
  • 『モデルアート12月号臨時増刊号(通巻859集) モデルアート モダンパワー シリーズ 航空自衛隊モデリング&主要装備品ガイド』シナノ印刷 2012年
  • 『世界の傑作機 No.84 F-80/T-33シューティングスター』文林堂 2000年
  • 『世界の傑作機 No.93 ノースアメリカンF-86セイバー』文林堂 2002年
  • 『世界の傑作機 No.104 ロッキードF-104J/DJ”栄光”』文林堂 2004年
  • 『世界の傑作機 No.114 富士T-1』文林堂 2006年
  • 『世界の傑作機 No.116 三菱T-2』文林堂 2006年
  • 『世界の傑作機 No.117 三菱F-1』文林堂 2006年
  • 『自衛隊の名機シリーズ4 航空自衛隊T-2/F-1』イカロス出版 2004年
  • 『自衛隊の名機シリーズ 航空自衛隊F-15改訂版』イカロス出版 2008年
  • 『自衛隊の名機シリーズ 航空自衛隊F-4改訂版』イカロス出版 2009年
  • 『技MIX 航空機シリーズ ジェット機 AC09a 航空自衛隊 F-15J 飛行開発実験団(岐阜基地)UAV塔載機』TOMYTEC
  • 『技MIX 航空機シリーズ ジェット機 AC13 航空自衛隊 F-15 ウエポンセット』TOMYTEC』TOMYTEC
  • 『技MIX 航空機シリーズ ジェット機 AC901 空自ウエポンセット1』TOMYTEC
  • 『技MIX 航空機シリーズ ジェット機 AC902 空自ウエポンセット2』TOMYTEC
  • 『技MIX 航空機シリーズ ジェット機 AC909 空自ウエポンセット3』TOMYTEC
  • 『技MIX 航空機シリーズ ジェット機 AC910 空自ウエポンセット4』TOMYTEC

外部リンク

テンプレート:航空自衛隊2
  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 keenedgeの湯治場 2009年10月 9日 (金)