群馬県道10号前橋安中富岡線

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テンプレート:Infobox road 群馬県道10号前橋安中富岡線(ぐんまけんどう10ごうまえばしあんなかとみおかせん)は、群馬県前橋市千代田町から安中市板鼻地区を経て、富岡市国道254号までを結ぶ県道主要地方道)である。

概要

ファイル:Gunma kendou 10 itahana.jpg
板鼻陸橋下交差点付近(安中市板鼻)の様子

通称は安中線テンプレート:要出典。古くからの街道が県道指定されたもので、府県道指定を行った1920年大正9年)4月1日付群馬県告示第89号において、前橋 - 安中間については「前橋安中線」の名で「前橋市ヨリ群馬郡元總社村長野村碓氷郡八幡村板鼻町ヲ經テ仝郡安中町ニ達スル路線」、安中(板鼻) - 富岡間については「板鼻富岡線」の名で 「碓氷郡板鼻町ヨリ北甘楽郡小野村ヲ經テ仝郡富岡町ニ達スル路線」 の指定を確認できる。

車線数は、起点から前橋市元総社町(NHK前交差点)間が4車線であるほかは2車線となっている。

起点から安中市までは拠点間を直接結ぶほぼ唯一の幹線道路で、地元の生活道路のみならず、高崎市中心部を迂回して前橋市の国道17号と安中市の国道18号を結ぶ短絡路としても機能しているため、交通量は多い。反面、慢性的な低速・渋滞路線としても知られている。 古い時代の街道を多く踏襲しているため、特に高崎市北部で集落内を経由する区間が多く、辛うじて対向2車線と歩道を確保しているが、拡幅の余地に乏しい。 またそのルート上、榛名山南麓地域から高崎市方面へと集束する多数の道路・河川と直交し、少なからぬ交差点が存在するが、交差点周囲が随所で古くからの集落となっていて家屋・店舗等が建て込んでおり、右折車線建設も用地面から不可能で、日中でも交差点ごとに右折車による滞留が生じている。 窮余の策として一部交差点では直進・左折車に対し、対向右折車に進路を譲るよう促す標識を掲示している。

安中市から富岡市にかけての区間は、安中市、高崎市、前橋市などの諸都市と富岡市中心部を結ぶ重要な幹線道路であるが、2車線で山越えのカーブの多い区間を抱えており、やはり渋滞対策や通行時間短縮が課題になっている。[1]

いずれの区間も渋滞しがちな本路線のバイパス路線として、群馬県西部を環状に結ぶ西毛広域幹線道路の整備が進められている[2]。 現在のところ、前橋市の起点 - 問屋町交差点間と、群馬県道127号足門前橋線のバイパスとして開通している関越自動車道側道 -高渋バイパス区間、それに末端区間である富岡市上高尾 - 富岡市富岡(しののめ跨線橋北交差点)が開通している。

  • 起点:前橋市千代田町三丁目3番の15地先[3](千代田町3丁目交差点)
  • 終点:富岡市富岡字上町1129番の1地先[3](富岡交差点)

通過する自治体

  • 群馬県

交差する主な道路

沿革

  • 1920年4月1日 - 前橋安中線および板鼻富岡線として県道指定
  • 1983年1月17日 - 県道渋川安中線との重複区間(高崎市沖町以西) が除外され、前橋群馬高崎線となる[4]
  • 1994年4月1日 - 県道前橋群馬高崎線、渋川安中線、高崎富岡線が、前橋安中富岡線(本路線)と高崎安中渋川線に再編される[5]
  • 2012年4月25日 - 富岡市上高尾 - 富岡市富岡(しののめ跨線橋北交差点)間バイパス(西毛広域幹線道路)が開通[6]

注釈

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関連項目

外部リンク

  • 群馬県ウェブサイト [1]より(2012年9月17日参照)
  • 群馬県ウェブサイト 西毛広域幹線道路より(2012年9月17日参照)
  • 3.0 3.1 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「h6-235」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません
  • 昭和58年群馬県告示第35号(群馬県報号外第2号、1983年1月17日、p.6)
  • 平成6年群馬県告示第240号(群馬県報第7163号、1994年4月1日、群馬県立文書館所蔵)
  • 平成24年群馬県告示第157号(群馬県報第8983号、2012年4月10日、http://www.pref.gunma.jp/contents/000185140.pdf)