細川隆元

テンプレート:政治家細川 隆元（ほそかわ りゅうげん、本名の読みは（たかちか）、1900年1月17日 - 1994年12月19日）は日本の政治評論家・衆議院議員。熊本市生まれ。

プロフィール

中学濟々黌、旧制第五高等学校（現熊本大学）を経て1923年、東京帝国大学法学部を卒業。同年朝日新聞社に入社。記者を務め1936年政治部長、1940年ニューヨーク支局長、1944年編集局長。

1947年朝日新聞社に在籍したまま熊本県知事選に出馬するが、落選。同年、朝日新聞を退社して日本国憲法成立直後の第23回衆議院議員総選挙で日本社会党から熊本県第二区から出馬して初当選、衆議院議員を1期務めた。

その後、政治評論家に転身し、1957年から始まったTBSの『時事放談』で小汀利得（後に藤原弘達）とホストを務めた。歯に衣着せない毒舌で大きな影響力を誇り、特に保守本流の立場での言動が目立った。

ビートルズ来日の際には、日本武道館を会場とすることに対して、小汀とともに反対し、彼らを「コジキ芸人」と罵倒した。

1994年12月19日、脳梗塞のため死去。享年94。

著書（抜粋）

• 『昭和人物史――政治と人脈』（文藝春秋新社, 1956年）
• 『隆元のはだか交友録――時事放談こぼれ話』（山手書房, 1978年/改訂版, 1983年）
• 『隆元のわが宰相論――戦後歴代総理の政治を語る』（山手書房, 1978年）
• 『隆元・弘達の実録「時事放談」うらおもて』（藤原弘達との対談、山手書房, 1979年）
• 『対話こそ人生だ――隆元さわやか対談集』（山手書房, 1980年）
• 『天皇陛下と語る』（山手書房, 1982年）
• 『隆元・先端技術に挑む――牧野昇がすべてに答える』（牧野昇との対談、山手書房, 1983年/集英社文庫, 1985年）
• 『隆元の一九八四年 ― 心残りで死にきれん』（山手書房, 1984年）
• 『ちょっと待て先端技術――21世紀、人間は幸福になれるのか』（牧野昇との対談、山手書房, 1984年/集英社文庫, 1985年）

縁戚

戦国武将である細川忠興の嫡男（後に廃嫡）忠隆の末裔である（代わって家督を継いだ弟の忠利の末裔が元内閣総理大臣・細川護熙である）。政治評論家・細川隆一郎は甥、ジャーナリスト・細川珠生はその娘にあたる。

テレビ出演

• TBS系「時事放談」テンプレート:Japan-politician-stub