福井平野

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文殊山山頂より望む福井平野

福井平野(ふくいへいや)とは、福井県嶺北地方に広がる平野である。

日本海に注ぎ込む九頭竜川足羽川日野川が主要河川である。

面積は福井県全体の4分の1に相当[1]する。

歴史

古くは東大寺荘園が広がり、その財源の一翼を担っていた。

治水、利水

県内の水田面積の半分の約2万ヘクタールの水田が広がる大稲作地帯である。 九頭竜川足羽川日野川の3大河川によって運ばれた土砂による堆積平野であり、平坦で肥沃であるが排水は悪い。 さらに、九頭竜川は名前にあるように竜のごとき暴れ川であり、水害に悩まされてきたため、日本一と言われるほどの大規模治水事業が行われた。 あわせて、土壌改良、排水改良も行われたため、長く水稲単作だったが畑作が行われるようにもなり、なかでも六条大麦の作付面積は国内最大級となっている。

沿岸部

九頭竜川河口付近から南の海岸に全長約12kmに及ぶ砂丘三里浜があり、スイカラッキョウなどの栽培が行われている。また、河口部には福井臨海工業地帯(テクノポート福井)が整備され、河口内側にある福井港越前がにの水揚げ港として有名である。

脚注

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  1. 福井平野:治水,利水システムが拓く福井平野の農業 独立行政法人 農業環境技術研究所 2013年12月 閲覧