県総合運動場駅

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テンプレート:駅情報 県総合運動場駅(けんそうごううんどうじょうえき)は、静岡市駿河区栗原(ホームの所在地は駿河区国吉田三丁目)にある静岡鉄道静岡清水線

駅構造

島式ホーム2面4線で、静岡清水線で唯一上下線で待避・追越が出来る駅である。 2011年のダイヤ改正により、下り急行の停車駅となり(上り通勤急行は通過)、平日朝に県総合運動場駅ー新静岡駅間の区間列車が設定される。当駅止まりの下り普通列車は急行に接続し、平日早朝の新清水発上り一部普通列車は当駅にて通勤急行の通過待ちを行う。

ホームと改札口の間は地下通路でつながっている。改札口は2か所あり、駅南側は栗原(草薙総合運動場方面)、駅北側は国吉田三丁目(国立印刷局静岡工場方面)に出る。

駅全体が小高いの上にあるが、これは静岡清水線古庄駅~県総合運動場駅間に3本の鉄橋と盛土で作られた高架(これは国道1号大谷川放水路及びJR東海道本線東海道新幹線静岡貨物駅を越えるためのものである)があり、県総合運動場前駅はこの高架が地上に降りる直前の位置にあるからである。

2番線(下り新清水方面)と3番線(上り新静岡方面)が本線で、待避線の1番線と4番線を使用する定期列車は新静岡駅-県総合運動場駅間の区間列車、および新清水駅を平日の6時31分と44分に出発する2列車(4番線にて通勤急行の通過待ち)のみであるが、草薙球場や総合運動場でスポーツイベント等開催の際には、この番線に電車を待機させ、乗客が集中した際に臨時便として発車させる事も可能な構造である。

駅の新清水側には片渡り線が設置されている。輸送障害時の折り返し他、2011年10月1日ダイヤ改正によって平日の朝に設定された、前述の新静岡駅と同駅を結ぶ区間運転の列車を転線させる目的で使用されている。ただし新清水側に引上げ線設備はないため、1・2番線に停車後、入換信号機によりそのまま前進し、栗原2号踏切を越えた下り本線上の停止位置目標で停車し、エンド交換後、再度入換信号機に従い渡り線を通って4番線、または3番線に入線する。

のりば
1・2 静岡清水線(下り) 草薙新清水方面
3・4 静岡清水線(上り) 長沼新静岡方面

利用状況

「静岡市統計書」によれば、2006年度の一日平均乗車人員は1,387人、降車人員は1,936人であった。この乗降人員数は静岡清水線全15駅中6番目である。なお、同統計によれば、2002~2005年度の乗降人員は以下の通りである。

  • 3,306人・・・・乗車1,416人、降車1,890人(2002年)
  • 3,448人・・・・乗車1,478人、降車1,970人(2003年)
  • 3,396人・・・・乗車1,423人、降車1,973人(2004年)
  • 3,514人・・・・乗車1,783人、降車1,731人(2005年)

駅周辺

歴史

  • 1908年(明治41年)12月9日 「運動場前駅」として開業。
  • 1991年(平成3年)11月1日 駅名を「県総合運動場駅」に改称。
  • 2011年(平成23年)10月1日 駅名標・電車内掲出路線案内の英文表記を"Pref.Sports Park"に変更。同時に行われたダイヤ改正によって設定された、新静岡-県総合運動場前間の区間列車を平日朝に設定(各駅停車のみ、運転は10月3日から)。

備考

隣の駅

静岡鉄道
静岡清水線
テンプレート:Color通勤急行
通過
テンプレート:Color急行
新静岡駅 (S01) → 県総合運動場駅 (S08)草薙駅 (S10)
テンプレート:Color普通
古庄駅 (S07) - 県総合運動場駅 (S08) - 県立美術館前駅 (S09)

関連項目

テンプレート:静岡鉄道静岡清水線