相鉄厚木線
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厚木線(あつぎせん)は相模国分信号所(神奈川県海老名市)と厚木駅(厚木操車場、同県海老名市)を結ぶ、相模鉄道の鉄道路線である。貨物線で1941年(昭和16年)以降は旅客営業を行っていない。地図によっては相鉄貨物線と記載されることもある。
路線データ
概要
相模国分信号所から東日本旅客鉄道(JR東日本)相模線厚木駅までの間を連絡し、現在は新製・更新車両の甲種車両輸送がここを経由して行われている。また、保有車両の増加に伴い旧貨物ヤードを留置線として1990年に配線変更し、朝ラッシュ後の車両回送と夜間留置が定常的に行われている。
かつては当線を経由し本線の相模大塚駅構内から専用線にて在日米軍厚木基地へのタンク貨車による航空燃料輸送が行われていたが、1998年9月をもって廃止された(線路と設備は現在も残存している)。航空燃料輸送は、記録が残っていないものの旧日本海軍厚木飛行場時代からあったといわれている。また戦後間もない頃、相鉄線にそって航空燃料用パイプラインが設置されていた時期もあったという(危険な設備のため後に使用停止、撤去された)。
歴史
- 1926年(大正15年)5月12日 - 厚木 - 二俣川間開業(相模国分信号所より先は現在の本線)。
- 1941年(昭和16年)11月25日 - 相模国分 - 海老名間開業により、厚木線の旅客営業は廃止され貨物線となる。
- 1949年(昭和24年)11月1日 - 電化(これにより相鉄線は全線電化)。