熊本市水前寺競技場

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テンプレート:スタジアム情報ボックス 熊本市水前寺競技場(くまもとしすいぜんじきょうぎじょう)は熊本県熊本市中央区にある水前寺運動公園近隣にある陸上競技場。球技場としても使用される。施設は熊本市が所有し、熊本市社会教育振興事業団が指定管理者として運営管理を行っている。

日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟するロアッソ熊本がホームゲームの一部を開催している他、各種陸上競技大会が開催される。

施設の概要

  • 収容人員 15,000人[1]
  • 照明設備 5基(メインスタンドは屋根と一体型、バックスタンドは鉄塔式4基)
  • 電光掲示板
  • 現在は非公認(過去は日本陸上競技連盟第1種→第2種競技場だった。後述)
  • トラック400m×8レーン、天然芝ピッチ
  • メインスタンド建造物は、隣接の熊本競輪場と構造を共有している。
ファイル:Suizenji3.jpg
メインスタンド外観
ファイル:Suizenji2.jpg
バックタンドを望む

トラックについて

水前寺競技場は日本陸連公認2種競技場(㏍ウィング(熊本県民総合運動公園陸上競技場。現:うまかな・よかなスタジアム)が完成する以前は公認1種競技場)の資格を得ていたが、2013年の公認検定の更新に際し、トラックの改修工事が間に合わないという理由で、日本陸連に対して検定延期を1年間遅らせるように申請を行い、同5月から公認競技場の資格が一時返上となった。

熊本市は当初トラックの一部分などを張り替えるための一般会計当初予算案に3845万円を盛り込むことを予定していたが、「一部のレーンの改修だけでは検定の合格は難しい」との判断を受け、トラックの改修が検定の行われる2013年5月に間に合わないことが分かり、検定の延期を検討。急きょ補正予算にトラックの全面改修のため8500万円を計上することになり、2013年12月-2014年3月ごろまでスタジアムを閉鎖して改修し、検定を受けることになった。[2]

サッカーにおける開催歴

  • 1993年から1995年まで横浜フリューゲルス特別活動地域(本拠地に準ずる権限があった)のスタジアムとして使用された。
  • 1994年、メインスタンド以外の芝生席を座席に変更したため収容人員が20,000人から15,000人へ変更された。なお、1994年第1ステージはその改修工事実施中のため横浜Fの主催試合を開催できなかった。
    • 1994年まではスコア表示をバックスタンド中央部分・聖火台のある付近に仮設の手書きパネル板を設置して行っていた。
    • この間に行われた主催7試合で、横浜Fは全敗する屈辱を味わい、水前寺を鬼門と称したファンもいる。
    • また1995年第1ステージ・横浜F対サンフレッチェ広島の試合では、本来紫色の第1ユニフォームを着用するべきだった広島が誤って白地の第2ユニを持参し[3]、応援団から第1ユニのレプリカを借り、背番号を白のガムテープで貼り付けて試合に臨んだというハプニングがあった(後にJリーグから制裁金を受ける)。
  • 1996年にJリーグへ加盟したアビスパ福岡が当初数年間は準本拠地とした。
  • 1998年4月25日中山雅史ジュビロ磐田)が当競技場で開催された福岡戦で3試合連続のハットトリック(当時の世界タイ記録)を決めた。
  • 2001年から2002年まで日本フットボールリーグに在籍していたNTT西日本熊本フットボールクラブ(2002年からアルエット熊本)がホームスタジアムとして使用した。
  • 2002年名古屋グランパスエイトのキャンプ地となった。
  • 2006年までロアッソ熊本はホームゲームの多くを開催していた。
  • 2007年以降、ロアッソは㏍ウィング(現:うまスタ)でのホームゲーム開催が大半となったが、当競技場でも不定期にホームゲームを開催している。
  • 2009年以降、ロアッソのホーム試合では通常とは逆にメインスタンドから見て右側がホーム側となっている。
  • 益城ルネサンス熊本フットボールクラブがホームゲームを開催していた時期もあった。

交通

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

外部リンク

テンプレート:S-start |-style="text-align:center" |style="width:30%"|先代:
国立霞ヶ丘陸上競技場
新宿区) |style="width:40%; text-align:center"|国民体育大会
主競技場

熊本国体 (1960年) |style="width:30%"|次代:
八橋陸上競技場
秋田市テンプレート:End テンプレート:Jリーグスタジアム

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  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 熊本市水前寺競技場 日本プロサッカーリーグ公式サイト 2013年6月2日閲覧
  2. 水前寺競技場を改修 熊本市、陸連公認継続向け (2013年9月5日 熊本日日新聞 2013年10月11日閲覧)
  3. 通常Jリーグの試合においては、各チームのチームカラーが第1ユニ、白色が第2ユニが基本である。横浜Fは白色がチームカラーであり第1ユニで、しかも他チームが当時白・銀色系統のユニフォームを使用したチームがなかったため、横浜Fと対戦するアウェーのチームであっても必然的に第1ユニの着用が求められていた