海軍記念日

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:出典の明記

ファイル:Imperial Japanese Navy Commemoration Day in 1944.JPG
日本の海軍記念日式典(1944年)
頭上にはためく旗は朝日新聞の社旗

海軍記念日(かいぐんきねんび)は、世界各国で独自に祝われる海軍のための記念日である。

陸軍記念日と対になっていることもある。

アメリカ合衆国

アメリカ合衆国では、海軍に理解のある大統領であったセオドア・ルーズベルトの誕生日を記念して、1922年に10月27日が制定された。1949年に国防総省の指示により、合衆国海軍は海軍記念日を取りやめ、5月の第3土曜日の軍隊記念日 (Armed Forces Day) を祝うようになった。民間団体などは、その後も引き続き海軍記念日の祝賀行事を行っている。

インド

インドでは12月4日1971年第三次印パ戦争において、カラチ港爆撃に成功したことにちなむ。

オーストラリア

王立オーストラリア海軍では、3月中に行われる。

チリ

チリでは、Día de las Glorias Navalesとして、5月21日に祝われる。太平洋戦争におけるイキケの海戦での勝利を記念して制定された。

日本

ファイル:Mon-Mon-Tue-Wed-Thu-Fri-Fri.JPG
「輝く海軍記念日」1942年のポスター

日本では、第二次世界大戦以前に5月27日を海軍記念日としていた。1905年(明治38年)5月27日に行われた日本海海戦を記念して制定された。1945年を最後に、日本の太平洋戦争敗戦により廃止された。

日露戦争は、アジアの小国日本が欧州の大国ロシアに勝利を収めた。その中でも、遠路ヨーロッパ・バルト海から回航された強力なバルチック艦隊(ロシア名:第2・第3太平洋艦隊)を迎え撃ち これを撃滅した日本海海戦(ロシア名:ツシマ海戦)は、陸上での奉天会戦の勝利(陸軍記念日)と並んで日本国民が記念すべき日とされ、海軍記念日として祝われた。

現在の海上自衛隊も、この日の前後に基地祭などの祝祭イベントを設けている。主なものに、例年金刀比羅宮で行われる掃海殉職者慰霊祭がある。テンプレート:Main

ロシア

ロシアでは7月の最終日曜日に祝われる。

関連項目