海印寺大蔵経板殿

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テンプレート:Infobox テンプレート:Infobox 海印寺大蔵経板殿(かいいんじ・だいぞうきょうはんでん、해인사 대장경 판전、ヘインサ・テヂャンギョンパンヂョン)は、大韓民国南部の慶尚南道陜川郡伽耶面にあるユネスコ世界遺産(文化遺産)。

概要

海印寺

テンプレート:Main 海印寺해인사、ヘインサ)は、新羅時代の僧侶義湘802年伽耶山山中に建立したとされる。「海印」と言うのは三度たたけば願う品物が出る竜王の印を意味する。昔にこの寺に保管されていたと伝わる。高麗時代にに攻め込まれたのを始め、何度か火災に見舞われる。現在の本殿は1817年に再建されたものである。高麗八萬大蔵経版がある所なので「法宝寺刹」と呼ばれる(法宝は三宝の一つ)。

主な建築物

  • 大寂光院(本殿)
毘盧遮那仏本尊として奉る。
  • 蔵経板殿(大蔵経経板閣)
高麗八萬大蔵経版木を収蔵する庫で、最も古い建物(1488年)である。
  • 九光楼

高麗八萬大蔵経

テンプレート:Main 仏教の経典の総集。高麗八萬大蔵経は、現存する大蔵経でも最高のものと言われている。モンゴルからの侵攻の危機にあった高麗が、国家繁栄を願い1236年に版木製作に着手。15年の歳月をかけ1251年、当時の都のあった江華島で完成した。1398年に版木は海印寺に移された。2004年現在、海印寺の板殿(大蔵経経板閣)に納められている。

登録基準

この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。テンプレート:世界遺産基準/coreテンプレート:世界遺産基準/core

ファイル:Icon of Sekaiisan.svg ファイル:Icon of Sekaiisan.svg 大韓民国の世界遺産
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