泉佐野駅

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テンプレート:出典の明記 テンプレート:駅情報 泉佐野駅(いずみさのえき)は、大阪府泉佐野市上町三丁目にある南海電気鉄道駅番号NK30

利用可能な鉄道路線

  • 南海電気鉄道
    • 南海本線
    • 空港線 - 当駅が起点であるが、ほとんどの列車が南海本線なんば方面と直通する。

和歌山市方面と関西空港方面との間はこの駅で乗換となる。南海本線の区間急行はこの駅以南で各駅に停車する。平日夕方以降の殆どの和歌山市駅行きの区間急行はこの駅で特急サザンと緩急接続を行う。

堺駅・泉大津駅とともに、緩急接続がほぼ終日行われている。当駅を出たほとんどの普通は上り列車が泉大津駅まで、下り列車は和歌山市駅までそれぞれ先着する。

駅構造

待避設備を備えた島式3面4線のホームを持つ高架駅である。南海本線と空港線は方向別にホームを共用する。空港線の起点駅であるため、1番のりば中央付近の向かい側に、同線の0キロポストが設置されている。トイレは設置されている。

のりば

1 (下り待避線) テンプレート:Color南海線 和歌山市方面
テンプレート:Color空港線 関西空港方面
2 (下り本線) テンプレート:Color南海線 和歌山市方面 (下り本線到着列車の乗降は通常こちらから)
テンプレート:Color空港線 関西空港方面
3 テンプレート:Color南海線 和歌山市方面 (降車及び4番のりばからの乗り換えのみ)
テンプレート:Color空港線 関西空港方面
4 (上り本線) (5番のりば到着列車からの、降車及び3番のりばへの乗り換え専用。このホームからは乗車不可)
5 テンプレート:Color南海線 なんば方面
6 (上り待避線) テンプレート:Color南海線 なんば方面

2番のりばと3番のりば、および4番のりばと5番のりばは、それぞれ線路を共有しており、列車は両側の扉を開けることが可能な構造となっている。

また、和歌山市駅・関西空港駅方に上り線から下り線へ入れる渡り線がある。

配線図

テンプレート:駅配線図

高架化工事

関西空港アクセスを契機に、高架化工事が進められた。用地の買収が遅れ、結局工事の完成は15年近くずれ込むこととなった。

地上駅時代には、島式2面4線のホームとともに、南海電鉄の駅でも数少ない地下駅舎が存在したが、全面高架化とともに閉鎖された。

なお、全面完成時には4面5線となる予定であると公式に発表されていたが、当初の予定から山側のホームが削除された3面4線という形で工事は完了した[1]

利用状況

2012年度の一日平均乗降人員21,982人[2]で、南海の駅(100駅)では13位[2]、南海本線(今宮戎駅・萩ノ茶屋駅を除く41駅)では7位[2]である。

各年度の1日平均乗降人員数は下表のとおり。

年度 乗降人員 順位 出典
2000年(平成12年) 23,133 - [3]
2001年(平成13年) 22,473 - [4]
2002年(平成14年) 22,093 - [5]
2003年(平成15年) 21,608 - [6]
2004年(平成16年) 21,359 12位 [7]
2005年(平成17年) 21,395 - [8]
2006年(平成18年) 22,292 - [9]
2007年(平成19年) 21,531 - [10]
2008年(平成20年) 21,762 - [11]
2009年(平成21年) 21,295 - [12]
2010年(平成22年) 21,376 - [13]
2011年(平成23年) 21,418 13位 [14]
2012年(平成24年) 21,982 13位 [2]

駅周辺

改札口は1ヶ所のみで、改札階は東西自由通路よりも幾分高い位置(中二階)となっている。改札階から各ホームへもエレベーター・エスカレーターで結ばれており、バリアフリー化されている。

駅ビル内施設

東口

駅東側には、バス・タクシーターミナルやスーパーマーケット・銀行・信用金庫などがある。かつて「泉佐野市民会館事件」の舞台となった市民会館が存在したが、1996年に市役所付近に泉佐野市立文化会館「泉の森ホール」が設けられたことによりその役目を終えた。跡地は市営駅前駐車場および交番(現在は閉鎖)となっている。

また、南海商事の運営する「ショップ南海 泉佐野」もかつては東口側に存在し、パン屋・すし屋・書店等が入居していたが、先述の駅前広場拡張工事に伴い閉鎖、2007年秋に解体された。その後テナントを全面的に入れ替えた上で駅ビル内に再オープンしている。

西口

駅西側には、いずみさのコミュニティバスの泉佐野駅西口前停留所があり、紀州街道へ向けて駅前通り商店街が延びている。駅直近には銀行、ビジネスホテル、学習塾、パチンコ店などがあるほか、その先にはかつて漁業や廻船業などで港町としての面影を残す旧市街地の古い民家などが立ち並んでいる。

路線バス

南海ウイングバス南部南海バスいずみさのコミュニティバスが駅前バスターミナルへ乗り入れている。

南海ウイングバス南部

泉佐野市内のほか、熊取町内へ向かうバスが出ている。

南海熊取ニュータウン線
[42]上瓦屋町、熊取駅前経由、熊取ニュータウン(関西医療大学前)
熊取山手線
熊取駅前経由山ノ手台、小谷行き
犬鳴線
[21]日根野駅経由久ノ木行き
[22]日根野駅前経由犬鳴山行き
府営熊取団地線
[43]ダンパラ公園前、熊取駅前経由大阪体育大学行き
[44]ダンパラ公園前、熊取駅前経由熊取団地行き
[急43]大阪体育大学行き

かつては関西空港行きのバスが終日設定されていたり、東佐野駅方面や新家駅・一丘団地方面へ行くバスも設定されていた。(いずれも南海電鉄バス時代)

南海バス

深夜バス
関西空港 - りんくうタウン駅前 - 泉佐野駅前 - 日根野駅
泉佐野駅前行き・日根野駅前駅行き(朝方の1便のみ)は降車のみ、関西空港行きは乗車のみ

いずみさのコミュニティバス

北回り
泉佐野駅前 - 佐野台 - 東佐野駅前 - 鶴原駅筋 - 井原の里駅筋 - 泉佐野駅西口前 - りんくう総合医療センター - 泉佐野駅前
中回り
泉佐野駅前 - 泉佐野保健所 - 井原の里駅筋 - りんくう総合医療センター - 羽倉崎駅前 - 日根野駅筋 - 健康増進センター - 泉佐野駅前
南回り
泉佐野駅前 - 日根野駅前 - 長滝駅前 - 蟻通神社前 - 明治大橋 - 健康増進センター - 羽倉崎駅前 - 泉佐野駅前

歴史

  • 1897年明治30年)10月1日 - 南海鉄道が堺駅 - 佐野駅間で開業した際に、佐野駅として開業。開業後1ヶ月間は終着駅であった。
  • 1897年(明治30年)11月9日 - 南海鉄道が当駅から尾崎駅まで延伸、途中駅となる。
  • 1944年(昭和19年)6月1日 - 会社合併により近畿日本鉄道の駅となる。
  • 1947年(昭和22年)6月1日 - 路線譲渡により南海電気鉄道の駅となる。
  • 1948年(昭和23年)4月1日 - 佐野町の市制施行(泉佐野市)により、泉佐野駅に改称。
  • 1968年(昭和43年)10月1日 - 特急停車駅から、特急通過・急行停車駅に降格。
  • 1985年(昭和60年)11月1日 - 約17年ぶりに、再び特急停車駅に昇格。
  • 1994年(平成6年)6月15日 - 南海空港線開業。
  • 2002年(平成14年)5月26日 - 上り線のみ高架化。
  • 2005年(平成17年)11月27日 - 下り線高架化(暫定的に完全高架化)。
  • 2006年(平成18年)
  • 2007年(平成19年)6月19日 - 改札口から駅東への連絡地下道を封鎖し、地上部を通る仮自由通路に切り替え。
  • 2008年(平成20年)10月1日 - 高架化工事・駅前広場およびラッチ外コンコース(駅東西連絡自由通路)の整備工事が完成。

鉄道唱歌

鉄道唱歌第5集(関西・参宮・南海篇)(1900年(明治33年)作詞)57番の歌詞にて、当駅が登場する。 テンプレート:Indent

隣の駅

南海電気鉄道
テンプレート:Color南海本線
テンプレート:Color特急「サザン」
岸和田駅 (NK24) - 泉佐野駅 (NK30) - 尾崎駅 (NK37)
テンプレート:Color急行
貝塚駅 (NK26) - 泉佐野駅 (NK30) - 尾崎駅 (NK37)
テンプレート:Color区間急行(当駅 - 和歌山市駅間の各駅に停車)
貝塚駅 (NK26) - 泉佐野駅 (NK30) - 羽倉崎駅 (NK33)
テンプレート:Color準急(難波行きのみ運転)・テンプレート:Color普通
井原里駅 (NK29) - 泉佐野駅 (NK30) - 羽倉崎駅 (NK33)
テンプレート:Color空港線
テンプレート:Color空港急行
貝塚駅(南海本線) (NK26) - 泉佐野駅 (NK30) - りんくうタウン駅 (NK31)
テンプレート:Color普通
井原里駅(南海本線) (NK29) - 泉佐野駅 (NK30) - りんくうタウン駅 (NK31)

その他

参考資料

関連項目

外部リンク

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