池端雪浦

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池端 雪浦(いけはた せつほ、女性、1939年7月2日 - )は、東南アジア史を専門とする歴史学者。元東京外国語大学学長2001年9月 - 2007年8月 )。東京外国語大学名誉教授。文学博士東京大学、1990年)。

日本がかつて植民地支配した韓国ソウルに生まれた。敗戦で家族と引き揚げ、親類を頼って宮崎県へ。次いで長崎県で多感な中高生時代を過ごした。長崎県立長崎西高等学校卒業。 東京大学文学部東洋史学科卒業。東京大学大学院人文科学研究科東洋史学専攻修士課程修了。人文学名誉博士フィリピン大学)。

愛知大学文学部助教授、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授、東南アジア史学会会長(1998年1月 - 1999年12月)などを歴任。学会では、論旨の甘い発表に舌鋒鋭く切り込む論者として知られる。

略歴

  • 1966.4 東京大学東洋文化研究所 助手
  • 1974.4 財団法人東洋文庫 研究員
  • 1975.4 愛知大学文学部 講師
  • 1976.4 同 助教授
  • 1981.4 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 助教授
  • 1989.4 同 教授
    • 1995.4 同 研究所 所長(1997.3まで、併任)
    • 1995.4 東京外国語大学評議員(1997.3まで、併任)
    • 1997.4 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所附属情報資源利用研究センター長(1999.3まで、併任)
    • 1998.4 東京外国語大学評議員(2000.3まで、併任)
    • 2000.4 東京外国語大学附属図書館長(2001.8まで、併任)
    • 2000.4 東京外国語大学評議員(2001.8まで、併任)
  • 2001.9 東京外国語大学長 (2004.3まで)
  • 2004.4 国立大学法人東京外国語大学長
    • 2007.8.31 任期満了退職

社会的活動

エピソードと発言

  • 父に誘われ、禅寺で座禅を組むようになったのは中学生のころ。浦上天主堂のミサにも顔を出し、宗教に心を引かれた。「当時は好奇心の固まり。何でも知りたがった」と振り返る。1

主著