横浜国際平和会議場

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ファイル:Pacifico Yokohama 2012 Ⅱ.JPG
上部がヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル、下層部は会議センター

横浜国際平和会議場(よこはまこくさいへいわかいぎじょう)は、神奈川県横浜市西区みなとみらい一丁目にある世界最大級の国際会議場と展示ホールとホテルからなるコンベンション・センターである。近年ではMICE施設としての機能の強化が図られている。通称はパシフィコ横浜(Pacifico Yokohama)。

なお、「パシフィコ」は、「Pacific + Convention」を元にした造語とされている[1]。ちなみに、pacificのスペイン語・ポルトガル語形の読みも「パシフィコ」である(ただし、スペルにはアキュート・アクセントが付いて、pacífico)[注 1]

運営は株式会社横浜国際平和会議場によって行われている。

概要

民活法(民間事業者の能力の活用による特定施設の整備の促進に関する臨時措置法)の全国第一号の施設[2]としてみなとみらい地区に建設され、1991年7月29日に会議センターとヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルが最初に完成。続けて10月12日に展示ホールも完成した。さらに1994年4月25日には国立大ホール[注 2]が落成し、こけら落としTHE ALFEEが行った。

2002 FIFAワールドカップのメインプレスセンター設置のため、2001年に展示ホールが増設された。近年では展示ホールの稼働率が限界に近づいていることから、更なる拡張も計画されている[3]。現在の施設はみなとみらい地区の18街区と22街区にまたがって立地しているが、新設する展示場は隣接する20街区(敷地面積約2万2千平方メートル)にてPFI方式で整備する方針となっており、PFIの手続きを2014年度より開始し、国際会議の需要増加が見込まれる東京オリンピックの開催に間に合わせて2020年度の開業を目指している。新施設の拡張により展示スペースは貸し床面積約3万平方メートル(5割増)、会議室は約1万3千平方メートル(2倍程)となり、新施設にはホテルも併設、事業費は200億円規模を見込む[4][5]

この他、当施設中心にある円形広場(プラザ)より各施設は、「国際交流ゾーン」という石畳が敷かれた通路で接続されている[6]

主に国際会議やコンサート・展示会などが開かれ、情報処理技術者試験中小企業診断士試験の会場としても使用された実績がある。また、特撮を含むテレビドラマのロケに使われる場合もある。

展示会やイベントの招致に苦戦する幕張メッセと比較して、業績・稼働日数ともに堅調に推移している。

これまで行われた主なイベント

コンサートを行ったミュージシャン

交通

脚注

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注釈

  1. イタリア語形pacificoにアキュート・アクセントは付かないが、読みは「パフィコ」。
  2. 収容人員は、1階3,260席、2階994席、3階748席である。

出典

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関連項目

外部リンク

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  1. パシフィコ横浜:コーポレートマーク(公式サイト)
  2. 平成3年(1991年)度運輸白書(運輸省)
  3. 横浜市が新展示場、MM21地区20街区に検討 パシフィコの機能拡充/神奈川(神奈川新聞:カナロコ 2012年7月6日)
  4. MM21の新国際展示場、PFI方式で整備へ 20年度開業見通し(日本経済新聞 2014年3月21日)
  5. 横浜市 新たなMICE施設整備、PFIで(建通新聞<神奈川> 2014年3月24日)
  6. パシフィコ横浜:屋外エリアのご案内(公式サイト)