標茶駅

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テンプレート:駅情報 テンプレート:駅情報 標茶駅(しべちゃえき)は、北海道川上郡標茶町にある北海道旅客鉄道(JR北海道)釧網本線の駅。駅番号B61電報略号シチ。冬期はSL冬の湿原号が発着する。かつては標津線が分岐していたが、現在は廃止されている。

駅構造

2面3線の単式ホーム・島式ホームがある地上駅。かつては副本線や貨物ホーム、多くの側線を有していた[1]。ホーム間の移動は跨線橋で連絡している。

摩周駅管理の業務委託駅ジェイ・アール道東トラベルサービス委託)。みどりの窓口(営業時間6時50分 - 17時00分)、自動券売機1台設置。

かつて2・3番のりばから標津線中標津根室標津方面の列車が発着しており、3番のりば(旧4番線)は標津線の本線として使用されていた[1]。そのホーム上には、標津線の接続駅の証となっているSLの形をした木製のオブジェが現在も残っている[2]

駅名の由来

アイヌ語の「シペッ・チャ(大きな川のほとり)」に由来する[2][1]。大きな川とは、釧路川のこと。

駅周辺

標茶町市街地が広がる。駅から10 kmほどのところに多和平がある。

バス路線

駅前の標茶町バスターミナルより、阿寒バスの標津線廃止代行バス(中標津標津方面)および標茶町有バス(町内各方面)が運行される。かつてはJR北海道バス(現・ジェイ・アール北海道バス)が厚岸線・釧根線厚岸駅 - 標茶駅 - 虹別・尾岱沼間)を運行していた。

歴史

ファイル:Shibecha eki.jpg
1977年の標茶駅と周囲約750m範囲。上が釧網本線網走方面及び標津線中標津方面。駅裏釧路側に機関区を持つ。駅舎横に貨物用切り欠きホームと2本の引込み線をもつ貨物積卸場がある。その上側から本線に合流するようなカーブを描いて、かつての標茶町営軌道標茶線の軌道跡が残っている。駅裏にはストックヤードがあるが、既に使用されていない様子である。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

隣の駅

北海道旅客鉄道
釧網本線
磯分内駅 (B62) - 標茶駅 (B61) - 五十石駅 (B60)

脚注

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参考文献

関連項目

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外部リンク

テンプレート:釧網本線

テンプレート:標津線
  1. 1.0 1.1 1.2 『北海道 釧網本線』 p. 86
  2. 2.0 2.1 『北海道鉄道駅大図鑑』 p. 299
  3. 3.0 3.1 3.2 『鉄道百年の歩み』 p. 85
  4. 4.0 4.1 『鉄道百年の歩み』 p. 87
  5. 『鉄道百年の歩み』 p. 94
  6. 『鉄道百年の歩み』 p. 102
  7. 『鉄道百年の歩み』 p. 106
  8. 『鉄道百年の歩み』 p. 112
  9. 9.0 9.1 『鉄道百年の歩み』 p. 113
  10. 『鉄道百年の歩み』 p. 120
  11. 『鉄道百年の歩み』 p. 182
  12. 『鉄道百年の歩み』 p. 135