根室支庁

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テンプレート:北海道の支庁2 根室支庁(ねむろしちょう)は、かつて北海道に存在した支庁のひとつ。支庁名は根室国に由来する。支庁所在地は根室市2010年平成22年)4月1日根室振興局に改組。

本支庁に含まれる歯舞諸島色丹島国後島択捉島の領有権に関する詳細は北方領土の項目を参照。

歴史

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1871年明治4年)5月設置の「根室出張開拓支庁」(翌1872年(明治5年)9月「根室支庁」に改称)、および1886年(明治19年)1月26日根室県廃止により置かれた「根室支庁」が先だって存在するが、これは本項の根室支庁とは別物である
  • 1897年(明治30年)11月5日 - 支庁制度が導入され、根室支庁が成立
    • 千島国が根室支庁と紗那支庁に分けられた背景は、1879年(明治12年)の郡区編成での郡役所管轄範囲を引き継いだことによる
  • 1900年(明治33年)7月1日 - 一級町村制施行により、管内最初のである根室町が成立
  • 1903年(明治36年)12月 - 紗那支庁を編入合併
  • 1923年大正12年)4月1日 - 二級町村施行により、支庁内に行政権を持つ9村(別海村、標津村、植別村、泊村、留夜別村、斜古丹村、紗那村、留別村、蘂取村)が成立
  • 1945年(昭和20年)8月18日 - 管内の占守郡ソ連軍が上陸し、占守島の戦い勃発。以降、庁内郡村にソ連軍が相次いで侵攻。
  • 1957年(昭和32年)8月1日 - 庁内最初のである、根室市が成立
  • 2008年平成20年)6月28日 - 北海道議会において、14支庁を9地域に再編し、名称を支庁から地域振興局に改める旨の条例案が可決
    • 「根室支庁は釧路支庁に編入される(根室地域振興局は道東総合振興局の下に置く)」という内容であった
  • 2009年(平成21年)3月31日 - 編入対象となった5支庁所属市町村の反発を受け、北海道議会で条例の改正案が可決
    • 振興局と総合振興局を同等(地方自治法上の支庁)とし、「広域で所管することが望ましい業務」は所掌担当を拡大
    • 特に反発が強い根室には、「北方領土返還運動に関する事務」を本庁から根室振興局へ全面的に移すことなどを道が提案
  • 2010年(平成22年)4月1日 - 根室支庁が廃止され、根室振興局が発足

地理

ファイル:Hokkaido Nemuro Br 16cs.png
道内における根室支庁の位置

北海道の最東端に位置し、根室海峡太平洋に接する。

  • 北部は知床半島、南部は根室半島が東に向かって伸びる
  • 北部は知床連峰が知床半島に向かって東西に連なり、オホーツク総合振興局(旧網走支庁)との境界をなす
  • 中部は根釧台地と呼ばれる丘陵が広がり、大酪農地帯となっている
  • 南部は平坦な地形

都市雇用圏(10% 通勤圏)の変遷

テンプレート:都市圏Header テンプレート:根室振興局管内の都市雇用圏

地域

根室国
千島国

関連項目

テンプレート:Navbox テンプレート:Navbox テンプレート:北方領土における日本側の行政区分