栄町駅 (北海道札幌市)

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テンプレート:Otheruseslist テンプレート:駅情報 栄町駅(さかえまちえき)は、北海道札幌市東区北41条東15丁目にある札幌市営地下鉄東豊線。東豊線の起点でもある。駅番号はH01

概要

1面2線の島式ホーム。南側には両渡り転轍機、北側には8両編成を2編成留置できる留置線が3本あるほか、一番東側の線路は車両故障などで西車両基地へ回送できない場合に備え、検査ピットやタイヤ交換設備を有する「栄町検車線」となっている。

通常、転轍機は早朝に発車する一部電車や最終電車の到着時に使用され、それ以外の到着電車は2番ホームで乗客を降ろしてから留置線へ一旦回送された後、1番ホームへ入線し福住行(または回送車)として発車する。

出口は4ヶ所あり、2番出口にエレベーターが設置されている。

東豊線の駅としては比較的早期に、全ての改札機がカード対応タイプに更新された。

1992年(平成4年)に窓口のすぐ横に本棚が設置され、自由に本を借りたり、寄贈したりする出来る「メトロ文庫」となっており、その設置第1号である[1]

のりば
1 東豊線 さっぽろ大通福住方面(主に乗車用)
2 東豊線 さっぽろ・大通・福住方面(主に降車用)

利用状況

札幌市交通局の調べでは、2013年度の1日平均乗車人員は7,939人である。

近年の1日平均乗車人員の推移は以下のとおりである。

年度 1日平均
乗車人員
1994年(平成テンプレート:06年) 5,279
1995年(平成テンプレート:07年) 6,599
1996年(平成テンプレート:08年) 6,488
1997年(平成テンプレート:09年) 6,461
1998年(平成10年) 6,399
1999年(平成11年) 6,518
2000年(平成12年) 6,628
2001年(平成13年) 6,770
2002年(平成14年) 6,801
2003年(平成15年) 6,779
2004年(平成16年) 6,872
2005年(平成17年) 7,033
2006年(平成18年) 7,176
2007年(平成19年) 7,156
2008年(平成20年) 7,194
2009年(平成21年) 7,117
2010年(平成22年) 7,287
2011年(平成23年) 7,336
2012年(平成24年) 7,618
2013年(平成25年) 7,939

歴史

バス路線

開業以来、終端駅でありながらバスターミナルやバス発着場が設置されておらず[2]、出入口付近の路上5箇所に方面別のバス停が設けられている。2013年1月現在、札幌市営地下鉄の終端駅では唯一、バスターミナルやバス発着場を併設していない。

そのため、隣接するダイエー栄町店の催事スペースに、仮設のバス待合所が設置されている[3]

バスターミナルの設置について

かねてより周辺住民などからバスターミナル設置などの交通広場整備案[4]が出されていたが、必要な用地確保の目処がつく見込みであることから2010年(平成22年)度に都市計画決定を行い、バスターミナル機能を含む「多目的交通広場」として段階的に整備を進める予定[5][6]

駅周辺

南北に伸びる「東15丁目・屯田通」と東西に伸びる「丘珠空港通」に沿ってマンションのほか、スーパーやコンビニエンスストア、娯楽施設、飲食店、金融機関、医療機関が軒を連ねる。一方、路地へ入ると閑静な住宅地が広がっている。

隣の駅

札幌市営地下鉄
東豊線
栄町駅 (H01) - 新道東駅 (H02)

関連項目

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

外部リンク

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  1. 松本麻美 (2012年9月2日). “駅 人 話 栄町駅”. 朝日新聞(朝日新聞社)
  2. 東豊線の初期開業時に設置されたバスターミナルは、途中駅の環状通東駅のみ。福住駅までの延長後は、月寒中央駅福住駅にもバスターミナルやバス発着場が設置された。
  3. 3.0 3.1 “<10区10色>”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2007年2月3日)
  4. 地下鉄栄町駅周辺交通問題ワークショップ テンプレート:PDFlink
  5. 札幌市議会 平成22年第一部予算特別委員会 3月18日-07号
  6. 札幌市議会議員・すずき健雄公式ブログ