柳沼行

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テンプレート:Infobox 漫画家 テンプレート:Sidebar with collapsible lists 柳沼 行(やぎぬま こう、1973年2月14日[1] - )は、日本漫画家東京都千代田区飯田橋出身[1]

経歴

19歳から20歳の頃に『週刊少年ジャンプ』(集英社)の新人賞に応募し、審査員特別賞を受賞する[2]。それ以降、しばらくの間執筆活動を行わず[2]、その後『ビジネスジャンプ』(集英社)及び『コミックフラッパー』(メディアファクトリー)の新人賞にほぼ同時期に応募、『ビジネスジャンプ』では佳作を受賞するものの、『コミックフラッパー』では最終選考止まりだった[2]。この時、どちらの雑誌でも担当がつく事になったが、柳沼は自身の執筆速度を考え、月刊誌の『コミックフラッパー』を活動の場に定めた[2]

2000年6月発売の『コミックフラッパー』7月号に掲載された「2015年の打ち上げ花火」が話題を呼ぶ。この作品が柳沼にとって商業誌デビュー作品である。

「2015年の打ち上げ花火」は母親をロケット事故で亡くした小学1年生の女の子と、彼女を巡る人々の物語であった。この舞台設定を活かす形で同誌上に他4作の読み切り作品を掲載。

2001年9月発売の『コミックフラッパー』10月号から初連載となる「ふたつのスピカ」が始まり、2009年8月発売の9月号を以って完結。8年間、全16巻の長期連載となった。これも「2015年の打ち上げ花火」の舞台設定を用いた作品である。

「ふたつのスピカ」は、2003年11月1日より2004年3月27日まで、NHK BS-2でアニメ化され放映された。この作品のエンディングイラストも柳沼本人が手がけている。また2009年6月18日より7月30日まで、NHKによりテレビドラマ化もされている。

『コミックフラッパー』2010年10月号から江戸時代初期を舞台とした漫画作品「群緑の時雨」が連載され、2013年3月号を以って完結した。

人物

漫画家大石まさるとは中学時代の同級生で、現在も交流がある。

生まれつき聴覚に障害があり、音が聞き取りにくい(完全に聞こえないわけではない)、そのため『コミックフラッパー』誌上での新海誠との対談では新海の言っている事が聞き取れず、生返事をしていた(対談掲載号のコラムより)。

アシスタント経験がなく、また自身もアシスタントを持たない(2009年のインタビュー時)[2]

作品リスト

出典

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外部リンク

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  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 アミューズメントメディア総合学院のインタビューより(2009年6月19日)