柏の葉公園

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千葉県立柏の葉公園(ちばけんりつかしわのはこうえん)は、千葉県柏市柏の葉四丁目にある千葉県立の都市公園(広域公園)[1]指定管理者制度に基づき、柏の葉公園管理グループ(一般財団法人千葉県まちづくり公社、国立大学法人千葉大学、株式会社アイビックスの共同事業体)が管理・運営を行っている[2]

歴史

元々同地は旧帝国陸軍東部第105部隊が使用していた軍用地であり、日本初のロケット戦闘機秋水も駐留していた柏飛行場で跡地である。 戦後、アメリカ軍・柏通信所に接収され、1981年(昭和56年)に政府と県、市との間によって締結された跡地利用に関する覚書に沿って、日本国が所有する分を東京大学柏キャンパス、千葉大学園芸学部附属柏農場(現 環境健康フィールド科学センター)として、県と市の所有分を広域公園として整備することを計画したものである。

公園の中心施設である柏の葉公園総合競技場は、当初は市民規模の大会に利用できる程度の小規模の陸上競技場を予定していたが、Jリーグ入りを目指していた柏レイソルのホームスタジアムとして利用できることを前提として収容人員を20,000人収容(当初は15,000人)に拡大することを念頭に設計を変更し1996年(平成8年)に着工、1999年(平成11年)4月に完成した。

総合競技場以外の施設も順次整備されていき、桜の広場、西洋庭園(バラ園)、日本庭園(『牧ノ原園』)公園センター(緑化関連の施設)、コミュニティー体育館、ボート池(レストハウス併設)、野外イベントステージなども開設されている。ちなみに日本庭園は茶室を備えた本格的なものである。

一般市民の楽しみとしては、公園センター、コミュニティ体育館、茶室を中心に年間数十回の講習会が開催され、春には「スプリングフェスタ・子供まつり」、秋には「花と緑のフェスティバル」などの数万人規模のイベントが開催され、街のにぎわいに一役かっている。またドッグラン(登録制)も開設され、ウィークデーの人気スポットとなっている。

野球場が総合競技場バックスタンドの裏手、第1駐車場に隣接する位置に建設中であったが、2010年(平成22年)4月26日に正式開場され、同年7月19日には柏市では初のプロ野球開催となるイースタンリーグ公式戦・千葉ロッテマリーンズ読売ジャイアンツの試合が行われた。 なお、同年中には国体会場(テニス)として利用されることが決まっている。

なお、近隣には今でも、かつてのなごりとして旧帝国陸軍東部第105部隊の営門、秋水の燃料施設等が残されている。

名称の由来

柏の木が厳しい冬を越えて新芽が出るまでの間、前の葉が落ちずにい続けることに因み、1985年(昭和60年)時に柏市立田中小学校の教頭であった齋藤博孝によって命名された[3]

脚注

  1. 千葉県立都市公園条例
  2. 千葉県立柏の葉公園指定管理者候補者の選定結果
  3. テンプレート:Cite web

関連項目

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外部リンク

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