松本晃彦

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テンプレート:Infobox Musician 松本 晃彦(まつもと あきひこ、Akihiko Matsumoto1963年2月14日 - )は、東京都出身の作曲家アレンジャーである。血液型はA型。

映画やドラマの劇中音楽制作を手がけ、ミュージシャンへの楽曲提供のみならず、コンサートツアーのステージサポートメンバーとしても参加している。 元妻は幼馴染でもあったタレントの麻木久仁子(結婚12年目の2006年3月31日に離婚)。叔父はサックス奏者の松本英彦、実姉は作曲家、オーケストレーターのKae M Blackである。

ハリウッドの 3A Management とも契約して日米に活動の拠点がある。

来歴・人物

踊る大捜査線シリーズとの関わり

1997年にフジテレビ系で放送された「踊る大捜査線」は、彼の名を一気に広めた作品となった。それまでの刑事ドラマ音楽の代表であったのは「太陽にほえろ!」や「西部警察」であったが、メキシコのロレンソ・バルセラータが作曲作詞した"El cascabel"を原曲として制作したテーマ曲『RHYTHM AND POLICE』は同作品の代表曲となった[1]。またテーマ曲以外の劇中音楽も広く知れ渡ることとなり、1997年から2003年にかけて発売されたアルバムは、総計100万枚を突破し日本のサウンドトラックとしては異例の売り上げを記録。10年以上たった今でも、テレビ番組などで耳にする機会が多い。

なお、メインテーマ曲RHYTHM AND POLICE(日本音楽著作権協会(JASRAC)作品コード049-0585-7)の原曲である、メキシコの作曲家ロレンソ・バルセラータLorenzo Barcelata Castro(1889 - 1943)が作曲作詞した『エル・カスカベル』(El Cascabel;日本音楽著作権協会(JASRAC)作品コード0K3-4404-1)[2][3][4]は、すでに著作者であるロレンソ・バルセラータの死後50年が経過しているため、1994年の時点で、日本国内における『エル・カスカベル』の著作権は消滅している。

また1998年、2003年には同ドラマの劇場版にも参加。どちらも日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞している。

また2005年に制作されたスピンオフ作品「交渉人 真下正義」、「逃亡者 木島丈一郎」、「容疑者 室井慎次」にも参加した。

ただし、2010年夏に公開された劇場版第3作以降、劇場版は菅野祐悟が担当。しかし「Rhythm And Police」「G-Groove」「C.X.」など踊るに代表される楽曲などは松本自身の手でトラックダウンされて使用された。また劇場版第3作では、主題歌の「Love Somebody CINEMA Version III」を担当した。

楽曲提供アーティスト

編曲提供アーティスト・作品

ステージサポートアーティスト

ドラマ、アニメ作品

映画

その他

外部リンク

  1. NHK名曲アルバム 名曲こぼれ話
  2. "El Cacabel"の演奏例YouTube
  3. "El Cacabel"の演奏例YouTube>
  4. "El Cacabel"の演奏例YouTube

テンプレート:踊る大捜査線