朝刊

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朝刊(ちょうかん)は、朝に発行される新聞のことをいう。一般紙(全国紙地方紙)、スポーツ紙、業界紙などがそれに相当する。

一般紙の場合は24-40ページで発行され前日の時事、政治、経済、社会情勢、スポーツなどの記事を詳細に掲載している。 スポーツ紙の場合は20-32ページで発行され前日のスポーツを中心に、芸能、社会などの記事を掲載している。

全国紙のうち関東東海近畿北海道福岡県などの主要都市の版、並びにブロック紙を含む地方紙(夕刊単独紙を除く)の多くは夕刊との「セット版」形式で販売するところが多い。また配送上の関係で夕刊の発行がない地域[1]でも「統合版」もしくは「全日版」で必ず朝刊は発行される(産経新聞東京本社版や九州・山口特別版読売新聞中部支社版、毎日新聞北海道支社版、日本経済新聞札幌支社版のように朝刊単独紙もある)。

なお、毎月1回程度=基本的に第2日曜日(但し1月は1日、ない月もある)の新聞休刊日実施日の翌日の朝刊は休刊となり当該日の放送番組表は2日分をまとめて掲載、スポーツや主要ニュースは休刊日明けの紙面=夕刊発行の場合は休刊日翌日の夕刊、朝刊のみの場合は休刊日翌々日の朝刊にまとめて掲載している。スポーツ新聞は休刊日翌日、鉄道駅売店・コンビニエンスストア等の即売向け専用の特別朝刊(号外扱い)を発行している[2]

産経新聞は2002年2 - 4月に特別朝刊を発行。特に2月は他の全国紙も同様の特別朝刊を出した(3月は産経以外は通常通り発行し休刊日がなかった。詳しくは新聞休刊日#休刊日を巡る諸問題の項に譲る)。

以前は鉄道・航空輸送が主であり、遠隔地の現地印刷がなかったころ、早版地域では締め切りが18-19時台であるため、プロ野球のナイター、あるいは国政選挙の即日開票の結果がまともに掲載できないことを配慮して、新聞社がそれら遠隔地の読者に対応するための「速報号外」を販売店にファクシミリ電送して、本編に織り込んで配達したこともあった[3]

注釈

  1. セット版を売る都道府県であっても山間部、離島など配送上夕刊が配達できない地区もある。
  2. 年末年始は夕刊が休止となっている。またスポーツ紙の「即売特別朝刊」もないため、1月2日は1年で唯一全国紙・地方紙を含め新聞が終日発行されない。
  3. 参考例

関連項目