有松駅

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有松駅(ありまつえき)は、愛知県名古屋市緑区有松にある名古屋鉄道名古屋本線である。

駅構造

相対式2面2線ホームの橋上駅

昔は相対式の上下ホームそれぞれに、有松の町並みに似せた作りの駅舎(1977年1月19日改築)と有人改札口を持つ名鉄としては珍しい構造だったが、2001年に有松駅前再開発事業により橋上駅舎となった。改札口から伸びるペデストリアンデッキは、イオンタウン有松に直結しているほか、近くの専門学校へ通う学生の列が踏切を塞がないよう、駅の北西側に線路と平行に踏切を跨いで設置されている。なお、発車案内はLED式1段表示。橋上駅化と同時に設置されたため、周辺の駅(隣の中京競馬場前駅を除く)より早い。自動放送装置と自動改札機も橋上駅化されたときに設置された。

のりば
ホーム 路線 方向 行先
1 名古屋本線 下り 名古屋岐阜津島犬山方面
2 名古屋本線 上り 豊明知立東岡崎豊橋方面

配線図

テンプレート:駅配線図

利用状況

ファイル:Vehicle ridership, such as Arimatsu Station.png
有松駅(水色)の年間乗車人員の推移。[1]

名古屋市統計年鑑によると、当駅の一日平均乗車人員は以下の通り推移している。

  • 2005年度 5,872人
  • 2006年度 6,017人
  • 2007年度 6,214人
  • 2008年度 6,452人
  • 2009年度 6,370人
  • 2010年度 6,501人

名古屋本線の駅では、14番目に乗車人員が多い。また、名鉄全体でも26番目に乗車人員が多い。

駅周辺の北部丘陵に鳴海団地、南部に桶狭間団地があり、平日の一部急行と準急・普通のみの停車駅ではあるが、多くの乗車人員を誇っている。準急停車駅では最多で、同じ本線の特急停車駅である国府駅を上回る(名鉄全体を含めれば、河和線知多半田駅常滑線常滑駅などを上回る。)

2011年3月26日ダイヤ改正後、平日昼間時間帯の準急が廃止され、その救済として名古屋方面・東岡崎方面共に一部の急行(廃止された準急とほぼ同数)が停車するようになる。さらに、同年12月17日ダイヤ改正でも、当駅に停車する急行が1本増加している。

また、毎年6月第1土曜・日曜に当駅前の旧東海道沿いを中心に開催される「有松絞りまつり」の期間中は、日中に急行が全便臨時停車する。

駅周辺

バス路線

名古屋市営バス・「名鉄有松」バス停

  • 有松11 有松町口無池 - 有松町清水山 - 名鉄有松 - 太子
  • 要町11 有松町口無池 - 郷前 - 名鉄有松 - 要町
  • 徳重14 地下鉄徳重 - 大清水 - 名鉄有松 - 鳴海団地
  • 緑巡回 名鉄有松 - 南大高駅東 - 大高駅 - 寅新田 - 大高駅 - 緑区役所 - 緑市民病院 - 藤田保健衛生大学病院
    • 2011年3月の再編で停留所名が「有松駅」から改称された。駅北側の「有松駅前広場」にバスターミナルがある。踏切での渋滞を避けるために一部ターミナルに入らないバスもある。かつては市バスの運行はなく名鉄バスが鳴海団地およびJR大府駅刈谷駅南口・知立駅方面へ運行されていた(バス停名称は市バスとは異なり「有松駅前」)。バスターミナル自体は橋上化前から駅北側に存在したが、敷地が非常に狭かった。

「有松駅」バス停から南側へ250mほどの国道1号上には「有松小学校」バス停がある。上記のバス(徳重14を除く)の他に名古屋市営バスによる森の里団地 - 上前津経由 - 栄の高速1号系統と地下鉄鳴子北 - 有松町口無池の鳴子13号系統が走っている。本数は全系統とも毎時1本程度と少なめ。

「有松小学校」バス停には2009年12月18日より東京方面への高速夜行バス、新宿ドリーム三河・なごや号も停車。上り便は乗車、下り便は降車のみ。

歴史

なお、当駅周辺が名古屋市に編入され緑区となる前は、知多郡有松町ではなく愛知郡鳴海町に属していた。その後は長年、緑区鳴海町字有松裏という所在地名であったが、2009年11月7日に町名が変更され、旧有松町の区域も含めて「緑区有松」となった[2]

隣の駅

名古屋鉄道
名古屋本線
快速特急特急急行
通過
急行(平日の朝~日中に一部の列車が停車)
前後駅 - 有松駅 - 鳴海駅
準急
中京競馬場前駅 - 有松駅 - (一部左京山駅) - 鳴海駅
普通
中京競馬場前駅 - 有松駅 - 左京山駅

脚注

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関連項目

テンプレート:Sister


テンプレート:名鉄名古屋本線

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  1. 愛知県統計年鑑
  2. 名古屋市緑区の一部で町名・町界変更を実施(平成21年11月7日実施)インターネット・アーカイブ)名古屋市公式ウェブサイト 2009年10月23日