月刊マガジンZ

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テンプレート:基礎情報 雑誌 テンプレート:Sidebar with collapsible lists月刊マガジンZ』(げっかんマガジンゼット)は、講談社1999年から2009年まで刊行していた漫画雑誌

概要

メディアミックス誌という名目で1999年6月26日発売の8月号より創刊。その名の通りアニメ特撮ゲーム作品を漫画化した作品が多く掲載されていた。創刊当初は全ての作品のネーム(台詞)に読み仮名が振られていたが、後期は読み仮名を振らない作品が多くなっていた。

2006年の発行部数は月平均でおよそ4万部であったが、2008年には2万2500部まで落ち込み2009年1月26日発売の3月号をもって休刊した[1]。一部の連載については、講談社が発行する別の漫画雑誌(主に『マガジンGREAT』)へ移動したが、直後のGREAT誌上で『マガジンイーノ』創刊が宣言され、事実上の合併であることが判明した。移動した漫画については後述。

特徴

創刊当初は紙面とタイアップしたゲームの記事も組まれていたが、徐々に少なくなり、最終的にほぼ漫画のみの紙面となった。休載する作品が非常に多く、『VAMPIRE MASTER ダーククリムゾン』など休載したまま打ち切りになった作品もある。一時期製本に薄くて質の高い紙が用いられていたが、のちに元の紙質に戻された。

歴代掲載作品

発行部数

※社団法人日本雑誌協会の公表値より(社団法人日本雑誌協会

マガジンZKC

マガジンZKCは『月刊マガジンZ』及び『ヒーロークロスライン』に掲載された作品を主に収録する漫画単行本レーベル1999年12月16日創刊。

『機神』(永井豪とダイナミックプロ)、『∀ガンダム』(原作:矢立肇・富野由悠季、作画:曽我篤士)、『KING OF BANDIT JING』(熊倉裕一)、『サイキックアカデミー煌羅万象』(克・亜樹)、『THEビッグオー』(原作:矢立肇、作画:有賀ヒトシ)が最初に発行された。

ロゴタイプは背表紙上部に、「Z」の中央に「KC」の文字を配したものが使われ、その上にコード番号が記されている。

関連レーベル

マガジンZKCDX
汎用レーベルKCDXのマガジンZ版。マガジンZKCの特装版。
マガジンZKC HXL ヒーロークロスラインシリーズ
『ヒーロークロスライン』掲載作品を収録するレーベル。リンク先参照。

関連項目

脚注

  1. 講談社:「マガジンZ」休刊へ 部数低迷止まらず、09年1月で毎日新聞、2008年9月4日付)

外部リンク

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