書写山ロープウェイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:告知

ファイル:Shoshazan Ropeway.jpg
書写山ロープウェイ(山麓駅)
ファイル:Urban area in Himeji City seen from Shosha cable car.jpg
ロープウェイのゴンドラ内から見た姫路市市街地
ファイル:Shosha station seen from cable car.jpg
ゴンドラより見た山麓駅

書写山ロープウェイ(しょしゃさんロープウェイ、英語 Mt. Shosha Ropeway)は、兵庫県姫路市が運行している索道書写山上の名刹・圓教寺付近と麓を結んでいる。姫路市観光交流推進室による運営であるが、指定管理者制度の導入により、運営業務・施設管理は神姫バスが行っている。

概要

  • 営業距離:0.781km
  • 乗車時間:4分
  • 定員:71名
  • 方式:3線交走式普通索道
  • 駅数:2駅(起終点駅のみ)

かつては現施設の北側に平行して安全索道製3線交走式ロープウェイ(定員31名)が存在し、搬器を更新(初代:帝国車両製、2代目:大阪車輌工業製)しつつ運行されていたが、老朽化と輸送力の不足などから1992年平成4年)に現施設に代替された。

駅一覧

山麓駅(書写駅) - 山上駅

  • 駅名の表記について、当項では、公式サイトでの表記「山麓駅」「山上駅」に従った。
    • 神姫バスでは、山麓駅前の停留所名を「書写駅」としている。
    • 大手の時刻表では、山麓駅と山上駅をそれぞれ「書写駅」「書写山上駅」と表記。[1]

特徴

  • 跳ね上げ式桟橋 - プラットホームに跳ね上げ式桟橋が設けられており、乗車時には降ろして安全にゴンドラに乗れ、進入・発車時には跳ね上げて、比較的高速でもプラットホームにぶつからずに入れる利点がある。
  • ガイドの添乗 - 録音ではなく、女性ガイドが添乗して、ロープウエーおよび書寫山圓教寺の説明を行っている。

利用状況

年間乗車人員の変遷は下記のとおり。[2]

  • 1993年:541,274人
  • 1994年:472,796人
  • 1995年:427,491人
  • 1996年:456,649人
  • 1997年:424,162人
  • 1998年:398,028人
  • 1999年:385,556人
  • 2000年:360,143人
  • 2001年:359,668人
  • 2002年:383,795人
  • 2003年:393,225人
  • 2004年:382,560人
  • 2005年:358,572人
  • 2006年:353,080人

接続交通等

  • 姫路駅から山麓駅(書写駅停留所)まで、神姫バスの路線バス(8系統)が連絡している。所要約25分。
    • なお、8系統書写駅行きのバス正面表示幕は、「書写ロープウェイ」と表示。
  • 山麓駅と山上駅までの間には東坂参道(約1.5km。所要約40分)もあり、片道だけロープウエー利用も可能であるが、岩場が多く、滑りやすい急坂なので、登山に適した服装で通ることが必要。
  • 山上駅から圓教寺摩尼殿までは、山道を0.8kmほど歩くか、寺運営の有料マイクロバスを利用。開山堂(奥の院)まではさらに徒歩約0.7km。

歴史

ファイル:Wire rope used for Mt. Shosha ropeway.jpg
現在ロープウェイに使用されているケーブルの見本
  • 1958年昭和33年)3月19日 姫路市交通局(後の姫路市企業局交通事業部)が運行するロープウェイとして開業。
  • 1992年平成4年)10月1日 リニューアル。
  • 2006年(平成18年)4月1日 運営が姫路市観光交流推進室に移管となり、同時に神姫バスに運行委託。

引用・参考文献

テンプレート:脚注ヘルプ

  1. 交通新聞社発行「JR時刻表2011年4月号」、前掲同発行「携帯全国時刻表2011年3月号」、JTBパブリッシング発行「JTB時刻表2010年3月号」
  2. 姫路市統計要覧 | 姫路市

外部リンク