昭和女子大学

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テンプレート:Infobox 昭和女子大学(しょうわじょしだいがく、テンプレート:Lang-en)は、東京都世田谷区太子堂1丁目7番57号に本部を置く日本私立大学である。1949年に設置された。大学の略称は昭和女大。

概要

校訓を“世の光となろう”と詠い、詩人の人見圓吉(ペンネームは「人見東明」)が創立。二代目で長男の人見楠郎の時代に大きく発展し、晩年はレフ・トルストイの思想を「建学の精神」に展開し、2000年(平成12年)創立80周年の記念事業として巨大なブロンズ製トルストイ像を大学構内に建立した。その縁もあってトルストイ家の現在の当主に大学を案内したこともあり、現在は人見楷子に受け継がれる。現学長は坂東眞理子

付属高校と大学学部の一貫教育を取り入れ、高校生が飛び級制度で学部のカリキュラムを受けることも特徴である。

また、オープンカレッジも開講されており、社会人向けプログラムとして結婚や子育て後の女性の再就職支援に力を入れている。その他には、地域住民向けの生涯学習プログラムも開講している。

キャンパス

幼稚園から大学院博士課程まで、世田谷の一等地に緑豊かなキャンパスが集約しているのが、大きな特徴。

最寄り駅は東急田園都市線三軒茶屋駅で、駅からは5分ほど歩く。また、正門前にも東急バス小田急バスバス停がある。

キャンパス内の昭和女子大学人見記念講堂は、1980年に開館。都内でも有数の音響に優れたホールとされ、在京のオーケストラなどがコンサートを行う。学生は同講堂で、特殊研究講座、女性教養講座、文化研究講座を毎年必ず修得することになっている。

1977年に東明学林、1986年望秀海浜学寮を開設。毎年1回3泊4日の教職員と学生が寝食をともにする学寮研修に参加することが卒業要件である。これらの施設と寮生のための学生寮での生活を総合して全寮制といい、集団生活を通しての生活教育として行われる伝統行事である。

また、学内のキャンパスには「7人のこびと」が毎日配置を変え置かれ、それを毎日7人の居場所を探し当てることが一時期TVでブームになった。

学内には、四季折々の花や緑が多く、閑静な環境が整備されている。松嶋菜々子出演の住友生命のCMや、南野陽子主演の映画菩提樹などのようにメディアのロケ地として使用された例もある。また、構内のビオトープにはゲンジボタルが生息し、毎年初夏の頃にはホタル鑑賞として地域向けの開放を実施している。

沿革

  • 1920年 東京都文京区に日本女子高等学院を創設する。
  • 1945年 戦災で校舎を失い、世田谷の旧陸軍近衛野戦重砲兵連隊跡地(現校地)に移転する。
  • 1946年 日本女子専門学校を開設する。
  • 1947年 義務教育制度の導入により、昭和高等女学校の過程のうち前半3年間を分離し、昭和中学校として開校する。
  • 1948年 学制改革により、昭和高等女学校の過程のうち後半2年間が昭和高等学校となる。
  • 1949年 日本女子専門学校を昭和女子大学に改組する。金子健二が初代学長に就任する。
  • 1950年 昭和女子大学短期大学部を開学する。学校法人昭和女子大学を設立する。昭和幼稚園を開園する。
  • 1952年 昭和小学校を開校する。
  • 1962年 学生の退学処分をめぐり訴訟に発展する(昭和女子大事件)。
  • 1963年 学校法人昭和女子大学に学校法人昭和高等学校を併合し、校名を昭和女子大附属昭和高等学校、同附属昭和中学校・同附属昭和小学校・同附属昭和幼稚園と改名する。
  • 1980年 創立者を記念した「人見記念講堂」を開設する。
  • 1988年 アメリカキャンパス昭和ボストンを開学する。昭和女子大学オープンカレッジを開設する。
  • 2005年 NPO 昭和チャイルド & ファミリーセンターを設立する。
  • 2006年 ブリティッシュ・スクール・イン・トウキョウ昭和を開校する。
  • 2007年 坂東眞理子が第8代学長に就任する。
  • 2013年 4月 グローバルビジネス学部を設置。

学部

短期大学部

大学院

  • 文学研究科
    • 日本文学専攻
    • 英米文学専攻
    • 言語教育・コミュニケーション専攻
  • 生活機構研究科
    • 生活文化研究専攻
    • 心理学専攻
    • 生活科学研究専攻
    • 福祉社会研究専攻
    • 生活機構学専攻

附属施設

  • 研究所
  • 光葉博物館
  • 図書館
  • 人見記念講堂
  • オープンカレッジ
  • Showa Boston
  • NPO 昭和チャイルド & ファミリーセンター
  • 昭和ナースリー
  • 子育てルーム SHIP
  • ブリティッシュ・スクール・イン・トウキョウ
  • 東名学林
  • 会津キャンプ村
  • 緑声舎
  • 林楠苑
  • 新体育館

附属学校

昭和女子大学には4つの附属学校が存在する。

対外関係

他の大学との協定

国際・学術交流等協定校

大学関係者と組織

主な教職員

主な出身者

関連図書

  • 『昭和女子大学七十年史』(昭和女子大学七十年史編集委員会編 昭和女子大学 1990【FB22 - E583】) p.43 -

関連項目

外部リンク

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