早稲田アカデミー

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テンプレート:複数の問題 テンプレート:注意 テンプレート:混同 テンプレート:Infobox 早稲田アカデミー(わせだアカデミー)は、関東に展開する中学・高校・大学受験専門進学塾。通称は『ワセアカ』・『WA』など。名前に早稲田とついているが、早稲田大学とも東京都新宿区早稲田の地名とも一切関係がない。

概要

1975年 須野田誠が、東京・阿佐ヶ谷で、小中学生対象の学習塾を発足したのが始まり 2001年、高校入試において、早慶付属高校進学者数1位となった。この地位は2011年現在も守り続けている。

2005年に医歯薬専門予備校「野田クルゼ」の運営会社である株式会社野田学園を買収、連結子会社とする。 2007年夏に、2008年3月期の業績に関し、大幅な業績下方修正を発表。東進ハイスクール等を運営している株式会社ナガセが、早稲田アカデミーの株式取得を進めており、2007年12月26日時点で取得株数は680,000株となり、公表ベースで8.86%を保有している(財務省5%ルール報告:2007年12月26日受付分) 2010年3月からは現役高校生を対象に新しく「野田クルゼ現役館」を開設し、現役生と浪人生のすみわけを図った。 2010年8月に、株式会社明光ネットワークジャパンとの資本業務提携し、両社で「早稲田アカデミー個別指導学館(仮称)」の新規立ち上げを発表。 2010年9月に、創業者の妻・須野田珠美が保有していた株式の一部を英進館株式会社に市場外(相対取引)で譲渡したため、筆頭株主が株式会社ナガセに変更となった。

塾生数は約15,000人(小学生)。教室数は104(小学部設置校舎のみ)。(2011年3月現在)

沿革

  • 1974年11月 - 大鵬機械株式会社設立。
  • 1975年7月 - 創業者が学習指導サークルを開始。
  • 1976年3月 - 学習塾・「早稲田大学院卒業生塾」を開始。
  • 1979年7月 - 早稲田大学院生塾の事業を、大鵬機械株式会社に営業譲渡。大鵬機械株式会社が、株式会社早稲田大学院生塾に商号変更。
  • 1985年12月 - 株式会社早稲田大学院生塾が、株式会社早稲田アカデミーに商号変更。
  • 1997年9月 - 株式会社四谷大塚と提携。
  • 1999年2月 - 株式店頭公開
  • 2001年4月 - 株式会社秀文社サイシン運営会社)と資本業務提携。
  • 2007年1月 - 東京証券取引所第2部上場
  • 2007年5月 - 株式会社野田学園(野田クルゼ運営会社)を子会社化。
  • 2007年7月 - 株式会社ビーケア(映像配信システム会社)を子会社化。
  • 2008年2月 - 株式会社秀文社との資本提携を解消し、株式売却(業務提携のみに)。
  • 2010年8月 - 株式会社明光ネットワークジャパンと資本業務提携。
  • 2012年12月 - 東京証券取引所第1部に指定替え。

小学部

・小学一年生、二年生は「スーパーキッズコース」、三年生は「ジュニアコース」(クラスは、上位から3j1、3j2…と名がつく)、 四年生は「sコース」(上位からss、s1、s2…と名がつく)に振り分けられる。また、ここまでは中学受験をする予定の生徒も、そうでない生徒も、同じ授業を受ける。五年生から、受験予定の生徒は「sコース」そうでない生徒は「kコース」(5k、6kと名がつく)を選択できる。

  • Sコース…SSクラス(選抜クラス)・Sクラス(一般クラス。上位からS1、S2、…と名がつく)。Sクラス相互間のクラス分け基準は四谷大塚主催の公開テストなどを使用することが多い。
  • 中学受験用の教材は四谷大塚の予習シリーズ。また副教材に「W-Basic」という栄光の教材の表紙を差し替えたものや、オリジナル教材(小冊子)を使用している。2009年度から小4に限定してW-Basicは廃止されたが、講習会等では使用されている。

中学部

  • 高校受験用の教材は教育開発出版の「新中学問題集」などを使用している。また、特訓クラス生に関しては開成高校などでも使用されているシリウス発展編、正進社の「実力完成問題集」、オリジナル教材(小冊子)も使用している。
  • 早慶・国立を目指す選抜クラスは「特訓 (T,SK) クラス」と呼ばれる。
  • 基本コース…中1は選抜クラス (1S) とレギュラーコース(1R1、1R2など)があるが、1Sは存在校舎が限られる。中2と中3は特訓クラス (2T・3T) とレギュラークラス(2R1、2R2など)に分かれる。Rクラス相互間のクラス分け基準はCT(教育開発出版主催コンピュータテスト)を主に使用する。
  • 外部生も参加可能な「定期テスト対策授業」が無料で実施されるが、学校単位で規模は小規模。
  • 開成、慶應女子、国立などを目指す中3の必勝志望校別コースでは高度な授業が展開され、テストも本番の入試と同じ形式となっている。
  • 2011年度には開成・慶應女子に加え、筑駒の合格者数が日本一となり、開成の合格者数は塾業界史上最多を記録した。

高等部

  • success18ブランドで現役生専門となっている。
  • 教材はオリジナルテキストを使用。
  • クラスは中高一貫向けのTW(選抜)高入向けのT(選抜)SK(難関私大希望者)R(大学受験一般)になっている。
  • FITというプリント演習講座があり、授業で学んだことを演習する。

合宿

「日本一の夏期合宿」と銘打ち、毎年8月に志賀高原(小4、小5、小6、中1、中3)と苗場(中2、高2、高3)で夏期合宿を行っている。

参加状況

本科生はほぼ全員出席が求められる。

外部リンク