日本電音

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テンプレート:出典の明記 テンプレート:Infobox 日本電音株式会社(にほんでんおん)とは大阪府枚方市に本社を置く音響機器・音響放送機器を製造販売する企業である。

会社概要

音響機器メーカーの一社。特にスピーカーに強みを持つ。主にホール鉄道駅美術館など公共施設のPAシステムや、地方自治体の行政無線システムなども手掛ける。

販売会社としてユニペックス株式会社を有し、「UNI-PEX」の商標で販売をおこなっている。

UNI-PEXの発車メロディ

東日本旅客鉄道(JR東日本)が1990年頃より本格的に発車メロディを導入するにあたって、日本電音はJR東日本に駅自動放送装置の供給とセットで発車メロディの供給も行った。大別して同社オリジナルの6曲と宗次郎作曲の4曲がある。しかし後者は、契約上の関係で現在は発車メロディとしては使用されていないが、「清流」は鶴岡駅で接近メロディとして採用されている。

UNI-PEXのオリジナルの楽曲

  • せせらぎ
おおまかに、通常、鐘強調、トレモロ(過去の有楽町のみ)、フェードアウト(上溝のみ)、MIDI調(過去の鹿沼のみ)の5種類ある。
おおまかに、通常、トレモロ、伴奏ズレ(過去の大森のみ)、早回しトレモロ(過去の王子のみ)、音色高い伴奏ズレ(現在不使用)の5種類がある。
  • 高原
おおまかに、通常、鐘強調(青森のみ)、オルガン調(現在不使用)、MIDI調(過去の鹿沼のみ)の4種類がある。
  • 草原
通常、鐘強調、笛、太鼓入りなど5種類あるが、全て現在不使用。
  • 春風
新橋1番線と松戸1番線で使用。松戸のものは、新橋のものより若干テンポが遅い。
  • 陽だまり
新橋2番線と北千住1番線で使用中。北千住のものは、新橋のものと音色が異なる。
  • 曲名不明(常磐1番)
過去、北千住1番線で使用されていたメロディ。現在は「陽だまり」に変更されている。東北新幹線などの車内チャイムではこれと似たメロディが使用されている。尚、「常磐1番」という名前は発車ベル使用状況の物である。
  • 曲名不明(常磐2番)
現在、北千住2番線上り(下りは陽だまりを使用)で使用されているメロディ。尚、「常磐2番」という名前は発車ベル使用状況の物である。
  • 曲名不明(常磐3番、常磐3-1番)
常磐3番は北千住3番線で使用していたメロディだったが、現在は常磐3-1番になっている。この2つは、アレンジ違いとなっている。尚、「常磐3番」、「常磐3-1番」という名前は発車ベル使用状況の物である。

宗次郎の楽曲

  • 雲を友として
かつては都心の様々な駅で使われていたことがあり、駅によって長さがまちまちだった。最長のものは22秒。高崎問屋町を最後に2014年消滅。
  • 清流
かつては都心の様々な駅で使われていたことがあり、駅によって長さがまちまちだった。最長のものは19秒。フェードアウトバージョンが鶴岡で使われている。
  • 四季〜愛しき子供たちへ〜
松戸などで使われていたが、馬橋を最後に2005年消滅。
  • こころ
池袋などで使われていたが、2004年消滅。

入線メロディ

西日本旅客鉄道(JR西日本)広島支社では、JR東日本で使用されている発車メロディ山陽本線呉線の一部の駅にて接近メロディとして使用していたが、2012年までにはすべて広島支社独自のメロディに置き換えられた。

  • 春(現在不使用)
山陽線の南岩国駅由宇駅大畠駅 - 田布施駅光駅下松駅徳山駅新南陽駅下関駅で下り線用として使用されていた。さらに以前は横川駅 - 大竹駅間(前空駅を除く)の各駅でも使用されていた。
  • せせらぎ(現在不使用)
春使用駅で春とセットで上り線用に使用されていた。
  • 草原(現在不使用)
呉線忠海駅竹原駅安芸津駅安浦駅安芸川尻駅で上り線用として2007年ごろまで使用されていた。
  • 高原(現在不使用)
呉線の草原使用駅で草原とセットで下り線用に使用されていた。
  • 雲を友として(現在不使用)
厚狭駅美祢線ホームと横川駅の可部線ホームで使用されていた。
  • 清流(現在不使用)
岩国駅で使用されていた。

関連項目

外部リンク

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